川越style「une brise(ユヌブリーズ)」花とカフェ 一番街出世横丁 きぼう工房 | 「小江戸川越STYLE」

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川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

フレッシュなドライフラワー。

 

時間と共に変化する経年変化を楽しむドライフラワー。

花とカフェと川越の蔵、これ以上素敵な組み合わせってあるだろうか。

 

2020年8月にオープンしたのが、花とカフェ「une brise(ユヌブリーズ)」さん。

お店があるのは、川越の一番街からりそなコエドテラス向かいの路地を入った先。

つきあたりの行傳寺までの通りは出世横丁と呼ばれ、個性溢れる個人店が軒を連ねる横丁としても知られています。

最寄駅は西武新宿線本川越駅。
本川越駅から、蔵造りの街並み方向に歩きます。距離があるので、本川越駅や川越駅からバスに乗る方法もあります。東武バスやイーグルバスがあります。
バスでは「一番街」停留所で下車。停留所のすぐ先の路地を左に入ります。

料亭 山屋さんの隣にあるのが「une brise」さん。

明治33年に建築された土蔵をリノベーションした店舗です。

「une brise(ユヌブリーズ)」
川越市幸町3-8

フラワー 10:30~18:30

カフェ 11:00~17:00

テイクアウトは18:00まで
定休日 月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)

TEL&FAX 049-299-7152
unebrise@kibou-f.jp

HP:

https://unebrise.handcrafted.jp/

Instagram:

https://www.instagram.com/unebrise.kawagoe/

Twitter:

https://twitter.com/UKawagoe

◆une brise(ユヌブリーズ)について

『une brise(ユヌブリーズ)で取り扱うドライフラワーはフレッシュなドライフラワーです。
生産者さんや市場から仕入れた物を自分たちの手で丁寧にした処理し、直ぐにドライフラワーへと加工します。
色鮮やかなドライフラワーを長くお楽しみ頂けます。
古い蔵が立ち並ぶ美しい町 川越にune brise(ユヌブリーズ)はあります。
明治33年に建てられた重要文化財となる蔵を囲うガラス張りの建物。
足を踏み入れた瞬間に、まるで物語に引き込まれるようなドライフラワーの世界が広がっています。
店内には100種類以上の花材、スワッグやリース、そして古道具とドライフラワーを組み合わせた作品をお楽しみ頂けます。
その作品を、全国のドライフラワーファンの方々に届けたい、との思いでECサイトを立ち上げました。
当店は「美」を提供するとともに、社会にも貢献していきたいとの思いで、障がい者就労支援事業所の「きぼう工房」が運営しています。
販売されているドライフラワーは、きぼう工房のメンバーが下処理、加工の全てを行っています。
品質については、いっさい妥協することなく、お客様にご満足いただける商品を提供できるよう、生産管理を行っております。
また、2020年の秋からは販売する花の栽培も始める予定です。
自分たちの手で心を込めて育てた、愛情たっぷりの花からドライフラワーをつくっていきたい、と考えているからです。
私たちは、ドライフラワーの素晴らしさ、花との心地よい生活を、より多くのお客様にお伝えできる存在であり続けるために、どこまでも品質にこだわり、お客様の喜ぶ顔を思い描きながら丁寧な仕事を心がけていくことをお約束します。』

 

une briseさんは、ドライフラワーの花材、リース、アレンジメント、スワッグ、ブーケなどの作品、雑貨等を販売しているお店。

「une brise」は優しいそよ風という意味。

特にドライフラワーがお店の売りで、店内には数多くの種類のドライフラワーが並んでいます。

ドライフラワーを使った雑貨類も多くの種類があります。

 

花屋の中でも、ドライをメインに扱うお店というのも川越では珍しいこと。

お店は地元の人を中心に、遠方からもここを目指して川越に来るという人も多くいるほど。

遠方でも行きたいという、惹きつける魅力がここにはあります。

お店のInstagramを見て来店という人が多く、なんと言っても写真映えするところばかりのune brise。

店内は写真OKなので、SNSには映える空間une briseさんの写真が連日あがって、SNSでも輪が広がっています。

川越の一番街周辺には、カメラ持参でやって来る人も多く、映えを撮ろうと映え巡りする人にとって欠かせないのもune briseです。

 

une briseさんがある通称・出世横丁は、一番街から行傳寺までの門前通りで、通りの両側にお店が軒を連ねています。

老舗「料亭 山屋」さんをはじめ、近年には新しいお店のオープンが続き、特に個性的な個人店が多く、老舗と新店の融合が絶妙な雰囲気を醸し出しています。気付いてみれば、今の川越の中でも感度の高いお店ばかりが集まる、味わい深い通りになっている、出世横丁。

川越の奥深い文化を感じるなら外せない通りです。

そして、通りの雰囲気をさらに高めるようなお店がさらにオープン。

それが、une briseさん。

une briseさんが加わって、一体感が増してわざわざ行きたい通りになっています。

 

蔵とドライフラワーの上品な融合。

そう、改めて考えてみれば、蔵とドライフラワーのなんと相性の良いこと。

長い年月を経て『時間』という装いをまとった「蔵」と、時間をかけて新たな姿になった「ドライフラワー」は、やはり、根底で繋がっているものがあり、融合し、新たな価値を生み出しているうようでした。

ちょっと想像してみる。。。

une briseが駅周辺にあったとしてらどうだろう、と。

一番街ほどしっくり来ていただろうかと考えると、一番街とune briseの親和性がより感じられる。

une briseとして、お店を開く時に

「ドライフラワーに合う場所、建物は何だろう」

と考えた時に川越であり、蔵という明確なイメージを持っていました。

色々な場所を探していた中で、偶然にも出会ったのが、この蔵。

「une briseのドライフラワー、une briseの世界を表現する場としてこれ以上ない」

という運命的な出会いで、川越と蔵と花という、川越でも見られないお店が誕生したのでした。

 

 

外観は趣きのある蔵。

古い建物や蔵をリノベーションしてお店に使うのも川越らしく、一見すると『何のお店だろう??』と思わせる蔵。

蔵の中に一歩足を踏み入れると、、、もう世界が一変。

驚きと感動が見る者を覆っていくはず。。。

店内中に広がる個性溢れる花々。

店内は、まるで物語の世界に入り込んだような感覚になりあっという間にune briseの世界に惹き込まれてゆく。

蔵の中の一階・二階を存分に使った店内世界は、立体的で縦横無尽に楽しみ浸ることができます。

入口から右手にはドライフラワーのアクセサリーなどが所狭しと並び、奥に進むと様々な花材がびっしりと天井まで埋め尽くされる空間に圧倒される。

視界全部が花という恍惚感。

花材に木の実、フルーツスライスなどを合わせると100種類以上の花々が迎えてくれます。

見上げた天井の先にまだune brise世界が続いていると思ったら、その通り、階段から上がって二階にも花材がディスプレイされています。

吹き抜けになっており、二階から下を見下ろすことができるのが、何となくテーマパークのよう。

長い踊り通路もあり、そしてそこにもドライフラワーが展示され、通路が花のトンネルのようになっている素敵。

蔵の中をこんな風に立体的に歩けるなんて、川越でもなかなかできない体験。

生花ももちろん美しいけれど、ドライフラワーの魅力もまた別にある。

同じ花でも、生とドライは楽しみ方は別々のもの。

生花の生命力そのものの原色の美しさと、時間という作用によって姿形を変えたドライの、慈しむような落ち着いた色彩の美しさ。

両者の見方は別々であっても、でも、同じ花が生でありドライでありと繋がっていることが、生花の美しさをより際立たせ、ドライフラワーの愛おしさをさらに増しているよう。

あえてドライを選ぶ人も多くいて、ドライフラワーは、花というものから、アンティークの古道具や古雑貨のようなものへと変貌していくかのような。

アンティーク店にそのまま置かれても違和感なく溶け込むような佇まいが、ドライフラワーのならではの魅力。


une briseでは、ドライフラワーで様々なカテゴリーの商品を揃えています。

一般的に、「ドライフラワー」というと、生花がそのまま枯れた状態と捉える人が多いと思います。

ドライフラワーとしてそれは正解なのですが、商品として見た場合、une briseはドライフラワーがメインの位置づけであり、ドライフラワーに対するこだわりは大事にしている。

単に生花が枯れたもの、ではなく、初めの段階から生花からドライフラワーを「生産」するという考えのもと、生花店とはまた違う作業があります。

生花を仕入れ、生花の状態から葉を取り除いたり、長さをカットし束ねたりしという下処理を施してから、干して乾燥させる。その後、1~3週間乾燥させるとドライフラワーが出来上がっていく。

乾燥工程も、花を自然に干して置いておけばいいというものではなく、室内の乾燥状態を維持するためにエアコン・除湿器・扇風機で湿度を管理しているのも大事な管理です。

綺麗なドライフラワーを「作ろう」とするのが大きな特徴。
生花の下処理に特に手間が掛かるもので、ドライフラワーメインのお店の苦労があります。

完成したものを比べると、自然の時間に身を任せて枯れたドライフラワーと始めから作ろうとしたドライフラワーでは、色などに大きな差ができてくる。

ドライフラワーの固定観念が覆される感覚になると思います。

 

「フレッシュなドライフラワー」。

妙な言い方かもしれませんが、une briseのドライフラワーを表現するならこの言い方ほどぴたりと合うものはありません。

綺麗で状態の良いドライフラワーを作るために、新鮮な花を新鮮な花のうちに下処理してドライにしていく。

この考えと工程があるからこそ、新鮮で綺麗なドライフラワーを作ることができるのです。

手間暇かけた仕事があるからこそ、お店に来たお客さんが、

「なんでここのドライフラワーはこんなに色が綺麗なの」

と感嘆の声を漏らす人が多くいます。

 

une briseでは、ドライフラワーの花材に加え、作品、資材・道具などを販売しています。

◆CATEGORY

〇ドライフラワー花材
-花
-葉
-枝
-果物
-実
-押し花
〇資材、道具
-リボン
-ガラス
-古道具
-作成キット
〇作品
-ブーケ
-スワッグ
-リース
-オーナメント

ドライフラワーの花材としては、
コピー:ヒマワリ
スターチス
ユーカリ グニー
ステルンクーゲル
スプレーバラ
リューカデンドロン
ムギ
パニカム
セルリア ブラッシング
グレビレア ゴールド
キングプロテア
ピンクッション
バンクシア フーケリアナ
プロテア ロビン
プロテア ニオベ
フィリカグリーン
アーティチョーク
ユーカリ ポポラス
カンガルー・ポー
ルリタマアザミ
ヒマワリ
リンドウ
クラスペディア
コットンフィリカ
フレイクチョコラータ
リモニューム
フランネルフラワー
イヌガンソク
シースター
シューフライ(黒ホオズキ)
ゆぬはなフルーツミックス
ゆぬはな木の実ミックス

などなど。

花材やリース等は、家に飾りとして飾るのもいいし、アクセサリー制作等にも使え、楽しみ方は人それぞれ。

ドライフラワーを扱う作家さんもここで仕入れている人も多くいます。

新鮮で綺麗な色の状態から、時間と共に経年変化していくのがドライフラワーで、徐々に色が褪せていく過程をも含めてドライフラワーを楽しむ。

une briseのドライフラワーなら半年は当然、中には数年にわたって楽しめるものもあります。

それはまるで、家にある机や棚などの家具や雑貨が経年変化していくのを楽しむような感覚でもあり、家具などは親子数代で変化していくのと比べると、ドライフラワーは短い時間で経年変化を楽しめる。

物とは違う、花という植物、生き物だからこその、経年変化があります。

 

花材等の販売のみならず、une briseでは、記念日や節目に人に贈るためのリースやブーケ等の制作もオーダーメイドで受け付けています。

 

また、une briseでは花の販売のみならず、カフェとしても営業しており、蔵を利用した古民家カフェとしても浸透しています。

花に囲まれて、蔵の中でゆったりとした時間を過ごすことができます。

メニュー

Coffee

・ブレンドコーヒー

・カフェラテ

・カフェモカ

・キャラメルラテ

・ヘーゼルナッツラテ

・焼き栗ラテ

・ソイラテ

Drink

・バタフライピーー&ピーチソーダ

・バラフライピー&マンゴーラッシー

・エルダーフラワーソーダ&ジュレ

・りんごジュース

・ベリーソーダ

・白玉抹茶ラテ

Tea

・奥富園の和紅茶

・奥富園のアールグレイ紅茶

・季節のお花のハーブティー

Lunch

・ゆぬ蔵ランチ~季節ごとにかわるランチ~

Cake

・日替わりケーキ

 

 

カフェは、一階席のみならず二階蝉もあり。

蔵のこうした造りにも惹き込まれます。



花そのものを見て、これは素敵だから、良いものだから、で選べばそれでいい。

商品ありきで、良いかを判断してもらうというスタンスで、それでこうして人気店になっているのは、なによりも「商品」が良いということ以外に理由がありません。

une briseにとっても、純粋に商品の質で選んでもらうことを大事にしていて、それ以外の情報はあえて発信することを控えている。

商品が良い、この認識で充分ではありますが、さらにこのお店の想いをも感じたいなら、この先にある真実にも目を向けたい。

une briseのドライの花々はどういう人たちが、どういう風に作っているのか。

では。

une briseの世界の奥へさらに足を進めていきます。


une briseを運営しているのが、埼玉県所沢市と東京都東久留米市で、障がい福祉サービス多機能型事業所の「きぼう工房」です。

きぼう工房が、障がい者の雇用を生み出すために、新たな事業として始めたのが、花とカフェの「une brise」。

福祉施設が花の生産などを行う例はありますが、ドライフラワーをメインに扱うことも他では見られません。
「きぼう工房」障がい福祉サービス多機能型事業所

HP:
http://kibou-f.jp/
 

基本理念を、「はたらくよろこび、わかちあおう」とし、仕事を通し、
≪自立≫自身の力で生きる力を身につけます
≪共存≫障がいのある人とない人が共に生かしあう社会を目指します

 

『「働くよろこび分かち合おう」は、開所以来、私たちがずっと大切にしている言葉です。
障がい者就労継続支援事業所・きぼう工房ではメンバー達が
誇りを持って働くことが出来るよう、様々な仕事を創出しています。

それは「誰かのために」「何かのために」といった価値を確認しながらの作業でもあります。
時に仲間の手を借り、時に仲間に手を貸し、時に見守られながら仕事に挑戦する。
こうした中で社会の一員として力を発揮することがメンバー達の働くよろこびに繋がります。
これからも「きぼう工房」をよろしくお願い致します。」

「きぼう工房」では、カフェ&ドライフラワー「une brise(ユヌブリーズ)」と請負の仕事を行っていて、「きぼう工房東くるめ」では不用品回収「ステナイ大作戦」をメインに行っています。
「きぼう工房」
〒359-0005
埼玉県所沢市神米金490-3
TEL: 04-2990-5502
FAX: 04-2990-5503
障害福祉サービス
就労継続支援事業A型(定員30名)
就労継続支援事業B型(定員15名)
就労移行支援事業(定員10名)

「きぼう工房東くるめ」
〒203-0043
東京都東久留米市下里2丁目16番21号
TEL: 042-420-1764
FAX: 042-420-1784
障害福祉サービス
就労継続支援事業A型(定員10名)
就労継続支援事業B型(定員10名)

■事業内容
◆花き事業「きぼうフラワーズファーム」
希少花き類の生産・加工・販売を行っています。
◆カフェ&ドライフラワー「une brise(ユヌブリーズ)」
une brise(ユヌブリーズ)で取り扱うドライフラワーは、きぼう工房のメンバーが下処理、加工を行います。併設のカフェ運営にもたずさわっています。
◆実店舗を持たないオーダー制の生花店「hope=」
就労継続支援A型のメンバーがプロのフローリストの支援員の元で花の下処理、制作を行います。またご依頼品の伝票書き、発送までを訓練として行っています。
◆請負のお仕事
監視カメラ、サーモカメラ(コロナ体温測定用)など機器等の組み立てや検品、発送業務を行っています。
他にも、リサイクル事業、オークション事業、生前整理の仕事もしています。

 

平成23年に設立したきぼう工房は、当初はリサイクルの請負の仕事が主でした。

施設としてこれまでの請負の仕事から、自分たちの自主生産品を販売する新たな事業を始めようとした時に、テーマとしてあがったのが花、ドライフラワー。

障がいを持っている人たちの仕事で花の栽培に取り組む施設はありますが、une briseではまず、ドライフラワーに着目。ドライフラワー加工には花の下処理が必須であり、その作業は障がい者には合っている。

une brise店主・松永美湖さんは、

 

「私たちの使命として、メンバー(障がい者)の仕事を生み出してお給料を払うこと」

 

ドライフラワー製造という福祉施設としては他にはない試みにチャレンジしてきました。

素敵なものだと手に取るune briseのドライフラワーのみならず、お店で使う紙袋やコースターのスタンプなどなど、きぼう工房のメンバーたちが一つ一つ丁寧な仕事をして作り上げているものです。

 

今盛んになっている、農業×福祉の農福連携がここにあります。

 

「障がいがあるからできない、ではなく、障がいがあってもこんなに素晴らしい仕事ができることを多くの人に知ってもらいたい」

 

今日もきぼう工房では、メンバーたちが花の下処理などの作業を行っています。

(きぼう工房のメンバーたちの仕事の様子)

 

生産-加工-販売。

une briseでは、ドライフラワーにまつわる一貫した全体の流れを運営し、かつ、障がい者の仕事に結びつけているのが特徴。

花は、実は、生産から関わっています。

きぼう工房近くにある畑で、花の栽培を行っています。

お店で使う3割ほどの花は自分たちで生産しているものです。

農業分野にとっても、担い手が減る中で福祉との連携は問題の解決の糸口になり得る。

une briseに限らず、今度の世の中で、福祉との連携によって広がる展開や課題解決は各方面でありそう。

まだまだ可能性を秘めた福祉事業者はたくさんある。

 

福祉のこと。

こうした舞台裏は、une briseではお店から積極的に発信はしていません。

お店構えも、福祉のカラーはほとんど出していません。

だから、お店のリピーターも実はの福祉の事実を知らなかった人もいるでしょうし、お店ににふらりと来た人にはそうした情報は全く知らないでしょう。

ただ、松永さんはそれでいいと言う。

障がい者というテーマを抜きにして、商品そのものの魅力で販売したいというのがune briseの考え。

目指すのは、

「障がいを持っている人が作ったものだから社会貢献で買おう」

 

ではなく、

 

「私はこれが気に入ったからこれを買う」

「これにときめいたからこれを買う」。

 

舞台裏を知らずとも、お店には多くの人が訪れ、花に触れ、素敵な世界観に写真を撮る人が続出している事実がある。

お店の魅力が人と惹きつけている、その事実がなによりも大きな事実です。

そうした現実を福祉事業所が作り上げていることが、福祉の未来を切り開いているとも言えます。

 

une briseでは、自主生産品の販売だけでなく、福祉同士の連携という意味で、全国の福祉事業所の作品を店内にて販売。言われないと分からない面ですが、福祉施設のアンテナショップのような位置づけでもあります。

 

「障がいを持っている方が、こんなに素敵な仕事ができることを知ってもらいたい」

 

さらにはカフェの珈琲やパンやケーキも福祉施設とタイアップして仕入れて提供しているものです。

エスプレッソ以外の珈琲豆は、東大宮のカフェ&福祉施設 自家焙煎珈琲豆屋「ちひろ珈琲」さんの豆を使用。ちひろ珈琲は一方で福祉施設であり、利益を求めない非営利法人(NPO法人仲良し作業所)が運営しているため、 経費を除いた利益の全ては、働く障がい者の工賃として還元されています。 ちひろ珈琲では、珈琲豆の選別作業を丁寧に行うことによって、 珈琲の雑味が少なく、クリアな風味を楽しむことができます。

 

こうしたことも障がい者のことは積極的に発信はしていません。

商品そのものの魅力で売れなくては意味がないと考えている。

結果としてカフェも人気で、商品が売れれば障がい者の工賃が上がっていくという仕組みになっています。

そして、素敵と思った先に、実はこれは障がいを持っている人たちが作ったものであると伝えるという順番を大切にしています。

入口から、福祉のお店、を標ぼうするのではなく、

入口はあくまで花とカフェ。

そしてお店をもっと知ろうと思った先にある、大事な話し、福祉のこと。

この順番が福祉のイメージを変え得るものだと考えています。

une briseがモデルケースとなり、これからの福祉施設の在りようが変わっていくかもしれません。

 

 

時間と共に変化する経年変化を楽しむドライフラワー。

 

花とカフェと川越の蔵、これ以上ない組み合わせで、物語は始まりました。

 

花のある暮らしを、丁寧に提案していく。

 

たくさんの花々が、今日も温かく迎えてくれるのでした。

 

「une brise(ユヌブリーズ)」
川越市幸町3-8

フラワー 10:30~18:30

カフェ 11:00~17:00

テイクアウトは18:00まで
定休日 月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)

TEL&FAX 049-299-7152
unebrise@kibou-f.jp

HP:

https://unebrise.handcrafted.jp/

Instagram:

https://www.instagram.com/unebrise.kawagoe/

Twitter:

https://twitter.com/UKawagoe