川越style『小江戸川越「大地の園」の会』 川越市宮元町 定期的にイベント開催 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

打木村治(うちきむらじ)の自伝的長編小説「天の園」、「大地の園」。

川越の人が知らない、川越が舞台の名作。

川越から「大地の園」の輪を広げていく。

大地の園の魅力の普及活動を推進しているのが、『小江戸川越「大地の園」の会』。

 

『小江戸川越「大地の園」の会』の事務局があるのが川越市宮元町。2020年7月にオープンしました。

事務局長の今井れいさん宅 敷地内に建物があります。

国道254号のロイヤルホストがある「宮元町」交差点からほど近く、住宅街の中にあります。

また、バスだと神明町車庫からも歩いて8分ほどです。

『小江戸川越「大地」の会』事務局 「雲の学校」

川越市宮元町52-15 今井れい宅 敷地内

今井さん在宅時にオープン

事前に電話で確認を

090-4000-2723

 

打木村治(うちきむらじ)の自伝的長編小説「天の園」、「大地の園」。
『天の園』全6巻(実業之日本社)は、打木村治が自身の少年時代を執筆、困窮に負けず心豊かに成長する少年「保」と慈愛に満ちた母「かつら」を描いた小説です。『天の園』の続きとして『大地の園』全四巻では、川越中学時代が描かれ、石川組製糸をモデルとした製糸会社が登場します。
「石川組製糸西洋館」や「新道の家」も登場します。女工として働いていた姉と副社長とのシンデレラストーリーや、保自身の淡い恋物語が描かれています。

「路傍の石」「次郎物語」と並び、「日本三大児童文学」とも言われる。
・「天の園」
『病気の夫と五人の子をつれ、実家の兄をたよって故郷へもどってきたかつら。やがて夫が死に、伝染病で二人の子もうしなう。母かつらと姉二人、小学校に入学した保の四人の生活がはじまった。』

 

・「大地の園」
『名作「天の園」(全6巻)の続編。少年保は、川越中学に入学した。おさがりの帽子や靴も気にせず元気に通学する保だったが、女工として働く姉久仁子をたずねて、心が動揺する。』


著者紹介「打木村治(うちきむらじ)」
『打木村治は1904年大阪市福島区に生まれた小説家・児童文学作家ですが、3歳の時に今の東松山市に移り、旧制川越中学(現・県立川越高校)で学びました。

早稲田大学政治経済学部卒業。大蔵省官吏となるが退職。同人誌「作家群」を創刊主宰し、以後作家生活に入る。1990年没。
『支流を集めて』や『十六歳』などの小説に続き、東松山で過ごした小学校時代をモデルとした小説、『天の園』やその続編『大地の園』を発表し、活躍しました。
『天の園』は昭和47年の芸術選奨文部大臣賞を受賞しました。また、『天の園』は平成17年5月、「雲の学校」としてアニメ映画化され、県内で上映会が実施されています。
打木村治と埼玉との関わりとしては、明治40年から大正5年までを過ごした東松山での少年時代が小説『天の園』『大地の園』に表現されています。
その後、川越、所沢へと移り、晩年は飯能に暮らしました。また、所沢市山口観音境内、飯能市子ノ権現天龍寺、東松山市唐子中央公園には文学碑が建てられています。
【主な作品】

主な著書に「支流を集めて」(昭14)、「十六歳」(昭34)、「天の園」(昭47)、「大地の園」(昭53)などがある。

天の園全6巻は、芸術選奨文部大臣賞・サンケイ児童出版文化賞を受賞している。

 

『小江戸川越「大地の園」の会』の会員は現在、100名ほど。

事務局は、作品にちなんで「雲の学校」という名称が付けられています。

ここは、会としての事務局としてあり、また、「大地の園」を伝える場という大事な機能がある場所です。

常時一般開放され、誰でも自由に見学に訪れることができます。

これまでは、イベント開催を通じて「大地の園」の魅力を発信してきましたが、拠点が出来たことで常時色々な発信をできるようになりました。

事務局内には主に「大地の園」の原画が展示されています。

また、人が集い交流をはかる場としても位置付けられ、ゆっくり過ごすことができます。

ここでは、ギュラリーとして作家さんの展覧会も開いていきます。

 

事務局内・雲の学校内では、雑貨や農産物の販売を行っています。

建物内は貸しスペースとしても利用でき、ワークショップ利用など半日500円、一日800円で使うこともできます。

色々な使い方ができる多目的施設が雲の学校。

 

敷地の一部は庭として開放され、木陰でのんびり過ごすこともできます。

こちらはさしずめ「校庭」。

会では校庭を使って、様々なイベントを開催しています。

小江戸川越「大地の園」の会が発信拠点を確立し、川越からさらに積極的に発信していきます。

 

打木村治の「天の園」を多くの人に知ってもらおうと2000年に結成されたのが、『「天の園」の会』。

そして、「天の園」「大地の園」をNHKのドラマ化をすすめる運動が行われ、「打木村治の自伝的長編小説「天の園」「大地の園」NHK朝ドラ化をすすめる会」が活発に活動を展開している。

会ではこれまで、「天の園」「大地の園」を発信するイベントを各地で開催してきました。
「ふるさとの宝『天の園』『大地の園』からのメッセージ」
日時 2016年1月30日(土) 13:30~15:40(受付開始13:00)
会場 松山市民活動センターホール(東松山市松本町1-9-35)
内容
13:30~13:45 オープニングセレモニー
13:45~14:30 第1部「天の園」の部
・「天の園」紙芝居
・ 唐子小学校児童による「天の園」舞台発表
14:40~15:20 第2部「大地の園」の部
・「大地の園」紙芝居
・ 映像&トークによる「大地の園」の世界
15:20~15:40 エンディングセレモニー
 

また、会では「大地の園」の舞台となっている川越でも街の機運を高めていこうと、イベントを開催してきました。

2019年5月に開催したのが、「川越めぐり」。小説の舞台にもなった川越ゆかりの各所をめぐりました。

川越めぐりコース
喜多院(五百羅漢)
成田山別院
中央図書館(石川組製糸工場)
中央公民館(ちんちん電車)
川越キリスト教会(メゾシスト教会)
川越第1小学校(川越尋常小学校)
川越小学校(北尋常小学校)
県立川越高校(川越中学校)
富士見櫓(御嶽山)
川越氷川神社
東明寺・東明寺坂
氷川神社旭舎文庫
広済寺
武揚銀行(元町、旧南町)
養壽院
時の鐘

 

これまでの、『打木村治の自伝的長編小説「天の園」「大地の園」NHK朝ドラ化をすすめる会』の面々をはじめ、さらに市民有志が加わって、『小江戸川越「大地の園」の会』を結成。

川越で「大地の園」にまつわるイベントを開催することになりました。

大地の園から、絹文化、川越唐桟、川越いも等、川越の強み・魅力の発掘生きた歴史・文化を楽しみながら学ぶ川越の魅力再発掘が期待され、子供~シルバー等世代を超えた川越の魅力の共有化、さらに小説の舞台となっている川越、東松山、飯能、入間川等地域間横連携強化も視野に入る。

『小江戸川越「大地の園」の会』では、2020年2月に小江戸蔵里で開催するイベントに向けても準備を進めてきました。

(小江戸蔵里の会議の様子)

 

2020年2月1日(土)~5日(水)小江戸蔵里で開催された、「小江戸川越大地の園まつり」。

(川越style「小江戸川越大地の園まつり」2月1日~5日 小江戸川越「大地の園」の会

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12570020790.html

「小江戸川越大地の園まつり」

会場:小江戸蔵里 つどい処 展示蔵 ギャラリー

川越市新富町1-10-1

入場無料
『打木村治著の自叙伝的小説「大地の園」に関するイベントになります。時は大正時代の川越が舞台で、小説の主人公は川越中学(現在の県立川越高校)で青春を過ごしました。その当時の写真や各種資料が豊富に展示されます。古き良き庶民文化の残る川越へ是非お越しください。』

■2月1日(土)

・「開会セレモニーと講演『大地の園と石川組製糸』」

講師:染井佳夫先生

10:30~12:00

・「天の園」、「大地の園」紙芝居

14:00~15:00

■2月2日(日)

・アニメ「雲の学校」上映

10:30~12:00

・アニメ「雲の学校」上映と黒田昌郎のお話し

13:30~15:30

■2月3日(月)

・伊藤ちゑコンサート

1回目 11:00~12:00

2回目 14:00~15:00

■2月4日(火)

・講演「川越と私」

講師:小高利貞先生

11:00~12:00

・「霞ヶ関カンツリー倶楽部と発智庄平翁」

講師:発智金一郎

14:00~15:00

■2月5日(水)

・「たかはしべんコンサート」

1回目 11:00~12:00

2回目 14:00~15:00

「小江戸川越大地の園まつり」
主催:小江戸川越「大地の園」の会

共催:打木村治の自伝的長編小説「天の園」「大地の園」NHK朝ドラ化をすすめる会

後援:川越市、教育委員会

5日間にわたって小江戸蔵里で開催された「小江戸川越大地の園まつり」。

毎日多彩な催しが行われました。

多くの人で賑わった5日間。

大地の園の魅力を感じてもらった確かな手応えを掴んだ会では、イベント開催を継続する意向は持ちつつ、自分達の拠点を作って発信していこうと立ち上がりました。

 

会のメンバーの今井さん協力のもと、敷地内の建物を改修して事務局にしようと2020年5月から工事スタート。

材料となる材木などは自分達で調達し、自分達の手で改修してきました。

3ヵ月間毎日のように作業を続け、ほとんどお金をかけずに2020年7月に完成。

そして、2020年7月27日に、小江戸川越「大地の園」の会事務局開設のオープニングセレモニーを開催しました。

 

セレモニーでは、小江戸川越「大地の園」の会発智会長の挨拶の他、川合市長婦人、いとう正子川越市議会議員の挨拶がありました。他にも会の中心メンバーがそれぞれ挨拶。

 

そして、事務局オープンを祝して、獅子舞の他、たかはしべんさんのコンサートも開催されました。

敷地では、こうして定期的にイベントが開催されていきます。

 

他にも、川越駅東口多目的ホール、クラッセ川越でも定期的にイベントを開催しています。

 

会では、主催イベントの他に、連携するイベントに出店することもあり、ウェスタ川越大ホールで行われた、『「たかはしべん音楽活動40+1周年コンサート」しあわせの種』ではロビー出店していました。

(川越style「たかはしべん音楽活動40+1周年コンサート」しあわせの種 ウェスタ川越)

 

打木村治の「大地の園」。

小江戸川越「大地の園」の会では、これからも積極的に大地の園の魅力を発信していきます。

 

『小江戸川越「大地」の会』事務所

川越市宮元町52-15 今井れい宅 敷地内

今井さん在宅時にオープン

事前に電話で確認を

090-4000-2723