川越style「巣箱をつくるワークショップ〜庭にシジュウカラを呼ぼう」栗原造園 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

生き物を身近に感じる暮らし。

循環型環境作りを、小さな活動を通して広めていく。

2020年2月9日(日)栗原造園で開催されたのが、「巣箱をつくるワークショップ〜庭にシジュウカラを呼ぼう」。


10:00〜12:30
有限会社栗原造園
〒350-1162 埼玉県 川越市南大塚4丁目6-3
『春に向けて子育ての時期を迎える鳥たちの巣箱を作ります!
庭に小鳥が来たらちょっとワクワクしませんか?
庭に巣箱をかけてから
シジュウカラの夫婦がせっせと雛に餌を運ぶ姿がみれて
ワクワク嬉しくなりました♫
庭という小さな自然の中にも、たくさんの生き物が共存しあって私たちとももちろん関わり合っています。
そんなこともちょっと考えたり、木工を通して作る楽しさを味わってみたり、ワイワイとおしゃべりしながら楽しくできたらいいなと思っています。
また普段から雑木林での活動をされている環境ネットの皆様にもご協力いただき、実際の雑木林での鳥の様子などのお話を伺いたいと思います。
さて、どんなワクワクが待っているかな〜^^
場所は栗原造園の木工作業場での作業になります。
電動工具なども使用します。
作った巣箱はお持ち帰りいただきます。』
 

栗原造園さんで恒例となっている、巣箱をつくるワークショップ。

栗原造園さんの工房にて、栗原さん指導の元、オリジナルの巣箱を作れるというもの。

木工作業に必要な道具は全て栗原造園さんにあるものを使用。さすが造園会社だけあって、必要なものは全て揃っている。

「巣箱とは?」

巣箱は、木でできた箱で、鳥が出入りする入口として、鳥の種類に応じた穴を開けたものです。形はいろいろとあります。

箱の中は、外が透けて見えないように暗くて、穴から下向きへ入るようになっていれば、どのようなものでもよいです。

巣箱は、ぐらぐらゆれないように、しっかりと木につけます。

つける場所は、目立たない方が好ましいです。

 

巣箱の大きさや出入り口の穴の大きさ(穴の直径)によって、利用される鳥は違います。利用する鳥の巣箱の大きさな穴の大きさの目安は、以下のとおり。

・シジュウカラ、スズメ

巣箱の大きさ 縦15㎝ 横15㎝ 高さ20㎝

巣箱の穴の大きさ 3㎝

・ムクドリ

巣箱の大きさ 縦18㎝ 横18㎝ 高さ30㎝

巣箱の穴の大きさ 4~5㎝

・ブッポウソウ

巣箱の大きさ 縦21㎝ 横21㎝ 高さ35㎝

巣箱の穴の大きさ 8~9㎝

・アオバズク

巣箱の大きさ 縦25㎝ 横25㎝ 高さ45㎝

巣箱の穴の大きさ 10~12㎝

 

巣箱があって鳥たちが巣を作ることで、庭の虫を鳥たちが食べることで除草剤を使わなくてもよくなり、鳥たちのフンが肥料となって植物を育てる。

巣箱が環境が循環させるきっかけになることも、栗原造園さんが伝えた五ことでもありました。
栗原造園さんの巣箱ワークショップは2017年にスタートして以来毎回好評。また、このようなワークショップは川越唯一です。
以前、栗原さん自身が制作した巣箱もこの庭にかけられ、そして実際にシジュウカラが巣を作りました。

巣箱は、中を綺麗にすれば、また翌年に巣箱として使用できます。

(2018年栗原造園「巣箱をつくるワークショップ」)

 

(栗原造園の庭にかけられた巣箱)

 

栗原造園があるのは、西武新宿線南大塚駅からほど近く、歩いて7~8分ほどのところにあります。

駅南口から踏切がある大田街道へ出て通り沿いにあり、国道16号からだとマクドナルドがある交差点を真っすぐ進んだ右手。

バスだと川越駅西口より西武バス61,62系統 南大塚東下車 徒歩3分。

通りに面して木々が茂る一角が現れたらたら、そこが目当ての林。

その季節ごとの姿を見せてくれています。

「栗原造園」
川越市南大塚4-6-3(旧番地311)
10;00〜17;00
日曜/祝日定休

お問合せ tel 049-245-8065
mail/kuriharazouen@nifty.com

HP:

http://kuriharazouen.com/

Facebook:

https://www.facebook.com/kuriharazouen/?fref=ts

 

栗原造園の林は、造園会社としての敷地に巨大サンプルのように施工例を見せているような林で、さらにそれ以上の意味を超えて、地域で既に広く知られている今、南大塚(通称ナンツカ)の中で象徴的なスポットになっている。

今からだと想像できないかもしれませんが、この林は、何もないところから栗原さんが手作りで、長い年月で作り上げたもの。木々は自分の力で大きくなり、人間の力と自然の力の融合で唯一無二の林がここに出来上がっています。

この林は、四季折々で変わる姿が見もので、緑が一番濃くなる季節が5月もいいし、紅葉の秋もいい。

色んな木や花が植えられ、居る場所により見える景色や風の通り抜けが変わるよう細かく設計されていて、栗原さんの想いと仕事が存分に実感できるガーデンとなっています。


以下、栗原造園ホームページより。

業務内容 
●植栽工事 樹木、草花類の植込み・花壇の植え替え・土壌改良 
●外構工事 ブロック・フェンス・門扉・駐車場等全般
●木工事  デッキ・パーゴラ・フェンス・扉・室外機カバー等
●石工事  石組み・石積み・アプローチ等
●アイアン工事 アイアンフェンス・アーチ・門扉等
●メンテナンス 樹木の剪定・補修工事等 店舗等の定期的なメンテナンス

樹木と草花類の自然な植栽と、自然石、木など自然素材を使ったデザインを得意としております。オリジナルデザインによる木製フェンスやパーゴラ、デッキ等お気軽にご相談下さい。
また、植栽においては「土」を大事にしております。花壇の土の入れ替えなどもどうぞご検討下さい。

デザインのご提案
『お客様と共同作業で造ったデッキ
ご自分でも庭を造ってみたいという方へ、デザインのご提案だけでも承ります。
現地にてご要望をお伺いし、アドバイスまたはラフプランを作成します。』

<施行例>

 

栗原造園さんでは、この庭を体感してもらおうと毎週木曜日は庭を見学できるオープンガーデン日になっていて、さらに毎月第三木曜日は、川越の人気花屋「ディシプー」さんによる出張アレンジ教室「庭asobi 花asobi」が開かれています。

(栗原造園「庭asobi 花asobi」より)

そして、春と秋に、川越市内外の質の高いお店を呼んでオープンガーデンを開いており、庭で過ごす楽しい一日をつくっている。造園会社でここまでの発信・展開しているのは本当に稀なこと。

 

川越内でも注目の場所と造園会社であることから、様々なネットワークが広がっているのも特徴で、「川越ガーデンツアー」では、今福の雑木林の次に栗原造園の林を見学に行くというコース設定になっており、庭を見学しながら昼食をとって寛いでいた参加者たちなのでした。

(川越style「川越ガーデンツアー」福原ファームクラブ×ウニクス川越
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12377428093.html

 

川越市内で、いいお庭があるなと思うと、実は栗原造園さんに頼んでいたというのは、川越あるあるでもある。

2017年度のウェスタ川越の講座「ECO LIFE デザイン 子どもと一緒の環境講座」では、講座の中に栗原造園の栗原さんによるお庭作りの話しもあり、参考になると参加者から好評を博していました。

(2017年「ECO LIFE デザイン 子どもと一緒の環境講座」)

また、2018年5月~11月に行われたウェスタ川越の講座「おもてなし花壇づくり教室」では、全6回の最後の回に参加者による栗原造園さんの林見学会が行われ、庭作りのヒントを伝授されました。
『花壇はみんなの「かすがい」です。
打ち水や軒先の緑が、日本のおもてなしのはじめ。訪客のお出迎えに留まらず、町の涼やかさや華やぎを担ってきました。
暑さ寒さも厳しい昨今、植物への気づかいには知識も技術も要します。それでも、春夏秋冬草花は日本の良さ。ひとの憩い。 現代では福祉の現場にも取り入れられ、穏やかに人を繋ぐコミュニケーションツールとしての役割を担っています。
酷暑の折から冬の植え替えまで、時節を楽しみあえる、通りすがりにはなしも弾む小さな緑を、あなたの傍に育ててみませんか。』

(2018年5月~11月ウェスタ川越の講座「おもてなし花壇づくり教室」)

川越では事があれば取り上げられる栗原造園さんの林。

 

そして、栗原造園では庭を会場にしてオープンガーデンを主催していて、ファンの多いイベントとなっています。


(川越style「栗原造園オープンガーデン 」庭の林に浸る時間 南大塚
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12425067427.html
 

栗原造園の工房で開催された、巣箱をつくるワークショップ。

今回も子どもから大人までの参加があり、栗原さんの指導で一つ一つの工程を進めていきます。

巣箱は、木の板は1.2㎝より厚い一枚板を使用し、合板(ベニヤ板など)は使用しない。

巣箱の内部及び外部は自然の感じを出すために、かんなをかけたり、ペンキを塗ったりしない方がよい。

底には、必ず水はけのために穴をあけるか、底板の四つ隅を切り落とす。

雨や風が入らないようにする。

穴は必ずしも丸でなくてもよい。(四角でもよい)

使用後は、掃除をすることもあるので、扉をつけるか、屋根などを開閉できるようにする。

カラスや風などによって、扉や屋根などが開かないように止め金などをつける。

細い枝や、とがった葉、木の実などはなるべくつけない。(鳥は嫌がり、外敵などが侵入しやすくなる場合がある)

巣箱の中に、分からない巣材をなるべく入れない。(鳥によっては嫌がる場合がある)

 

木の板を電動ノコギリでカットし、鳥が出入りする穴や水はけのための穴、しゅろ縄を通す穴を開けていく。

木の板を釘を打って組み立てて、止め金や屋根を開閉する蝶つがいを付けて完成。

 

この日は同時に、「かわごえ環境ネット」の巣箱作りにも栗原造園が協力していて、工房内で沢山の巣箱が誕生していきました。

「かわごえ環境ネット」とは?
市民・事業者・行政・民間団体がパートナーシップを形成し、情報提供などが行えるネットワークの構築を目的として『かわごえ環境ネット』が、平成12年8月に誕生しました。
このあつまりは・・・
草や木を守りたい人
川について考えたい人
ホタルを育てている人
虫や鳥や魚を守りたい人
水辺をきれいにしている人
何よりも川越の街が大好きな人
リサイクルについて知りたい人
フリーマーケットをやってみたい人
もっと川越を「みどり」にしたい人
ゴミの問題についてもっと考えたい人
仕事で環境問題について考えている人
こんなことを考えている人達と一緒に、川越の21世紀のことを考えたり・・・
こういうことを思っている人達と一緒に、手をつないで働いたり・・・
人が好きで、もっとたくさんの人に出会ってみたいと思っている人・・・
そんな人達が、出会える場所を充実させていきたいと思います。
「NPO法人かわごえ環境ネット」
https://kawagoekankyo.net/news/
 

かわごえ環境ネットでは、川越市福原地区にある(仮称)川越市森林公園計画地内の森に、巣箱を設置する活動を続けています。

((仮称)川越市森林公園計画地内「森のさんぽ道」)
 

かわごえ環境ネット制作の巣箱は、10を超える数となりました。

最後は、参加者全員で自身で作った巣箱を手に記念写真。

自分たちで作る巣箱はやっぱり愛着がわくもの。そして作った巣箱に鳥が巣を作ってくれたら・・・生活がより楽しいものになっていきそうです。

 

巣箱が完成すると、栗原さんから巣箱を設置するためのレクチャーが行われました。

巣箱をかけるのは、低い山の林の中にかければ、利用する鳥はシジュウカラ、ヤマガラで、家の近くにかければ、スズメやムクドリが使用してくれる。

しかし、巣箱をかけても、すぐに利用するとは限りません。

利用してくれるまで気長に待つことが大事です。

小鳥たちが巣箱を利用するのは春から秋の繁殖シーズンです。この繁殖の季節までに巣箱をかけておきます。

冬の初めに巣箱をかけておくと、雪の降る冬に、「ねぐら」として利用してくれるかもしれません。

その巣箱が気に入れば、春には利用してくれるようになる。

 

参加者はその後、自宅の木に巣箱を設置し、また、かわごえ環境ネットでも(仮称)川越市森林公園計画地内にて、栗原造園さんで作った巣箱の掛け替え作業と共に、営巣の調査を行いました。木の少し高い所に掛けるので、梯子をかけての作業となります。


栗原造園では、これからも庭を楽しむ、暮らしを楽しむようなワークショップを開催していく予定です。

 

「栗原造園」

川越市南大塚4-6-3(旧番地311)
10;00〜17;00
日曜/祝日定休

お問合せ tel 049-245-8065
mail/kuriharazouen@nifty.com

HP:

http://kuriharazouen.com/

Facebook:

https://www.facebook.com/kuriharazouen/?fref=ts