川越style「最明寺ピンクリボンFestival」お寺から乳がんのない世界へ毎年10月啓発月間 | 「小江戸川越STYLE」

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お寺から乳がんのない世界へ

〜Time to End Breast Cancer from Temple〜
 

川越の小ケ谷にある寺院、最明寺(さいみょうじ)にて、2019年10月、一ヵ月にわたる「Pink Ribbon Festival in 最明寺(ピンクリボンフェスティバル)2019」が開催されました。

最明寺では、昨年に引き続いての開催。

今年も最明寺本堂が一ヵ月間にわたりピンク色に染まりました。

(10/1~10/27 毎日17:00~22:00ライトアップ 雨天決行)

毎年10月は世界で定められた「ピンクリボン月間」です。

最明寺ピンクリボンFestivalは、10月1日より世界で開催される乳がんの啓発を目的としたピンクリボン月間の活動です。世界中の多くの観光名所や施設がピンクに照らされ、乳がんの早期発見・治療の大切さを訴えかけていきます。

埼玉県では、最明寺と熊谷の聖天山がピンクのライトアップを行っています。

 

ピンクリボンの活動は、「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」との想いから1980年代にアメリカで始まりました。
今や女性の12人に1人が乳がんにかかる時代。乳がんは、早期発見・早期治療が何より大切だと言われています。
最明寺は日本でのピンクリボン運動の先駆けとなった認定NPO法人J.POSHのオフィシャルパートナーとして、2018年よりこの活動に参加しています。お寺は元々は地域の女性を助ける「駆け込み寺」としての役割を担っていました。
乳がんは早期発見と治療が何より大切で、そのための検診を促す啓発ライトアップになります。

「認定NPO法人J.POSH」

http://www.j-posh.com/

 

なぜお寺が乳がん啓発の取り組みを?
最明寺千田副住職が語るのは、

「なぜ寺院がピンクリボンの運動に参加してるのか疑問に思う方も居るかもしれません。今でこそ寺院は死後の伝統法要のための場所というイメージを持たれていますが、元々は地域コミュニティーの中心として機能していました。今でいう塾にあたる寺子屋や駆け込み寺など何か
あった時には、まず近くのお寺に足を運ぶ時代があったのです。
最明寺は兼ねてより様々な社会福祉活動に力を注いでいます。

お寺は観光や参拝に日々多くの人が訪れます。実はお寺は社会へ向けて何かを発信することに非常に適している場所なんです。
元々、困っている人や助けを必要としている人のために仏教寺院は存在しています。この世界から「乳がん」で苦しむ人を一人でも減らしたい、支援の力になりたい。
このイベントにはそのような思いが込められています」

(ピンクリボン運動に賛同を示すために、ピンク色の輪袈裟を特別に制作)

 

最明寺ピンクリボンFestivalは、これまでは千田さんが単独で動いていましたが、

「もっと街と一体となって運動していきたい」と、今年から実行委員会を立ち上げて本格的な展開になりました。

千田さんの呼びかけに応じて実行委員となっているのが、

最明寺の他に、

和菓子店・彩乃菓

ウニクス川越

ウラニワフラワー

川越STYLE

といった面々が実行委員会に携わり、最明寺ピンクリボンFestival開催に向けて準備を進めました。

正式な実行委員会を立ち上げたことで、事業が川越市の後援を受けることになったのも特徴です。

2019年10月の一ヵ月間は、本堂のピンクライトアップをはじめ、期間中に「ピンク」にまつわる様々なイベントが開催。坐禅とヨガ、精進料理、JAZZライブなどが境内地で開催。
■10月5日(土) 【ピンクリボン応援】「ミス・ジャパンによるYOGA&ZEN by 篠田るみ」
■10月6日(日)【ピンクリボン応援】「ピンクの食材を使用した精進料理の会 by 折橋大貴」

■10月27日(日)【ピンクリボン応援】「リュウミホ&宮本貴奈 チャリティーJAZZライブ」
※こちらの活動の収益の一部が、ピンクリボン基金へと寄附されました

さらに今年の新機軸として、機運を高めようと、最明寺ピンクリボンのLINEスタンプを制作・リリース。
ピンクリボン月間に合わせ、乳がん検診の啓発を目的としたスタンプになります。
全8種類のスタンプ、【最明寺】【ピンクリボン】【乳がん】で検索すると出てきます。

アイコンは、イベント全体のアイコンにもなっている、最明寺女性マスコットキャラクターの、さいみょうちゃん。ちなみに男性マスコットキャラクターはさいみょうくんです。


 

「お寺を地域に開かれた場にし、地域の人に身近な存在にしたい。お寺から地域を活性化したい」

と強い気持ちで様々な取り組みを実施している最明寺。

お寺の既成イメージを超え、千田さんの斬新なアイディアで新しいお寺の在り方を発信し続けていることは以前から伝えています。


(川越style「最明寺(さいみょうじ)」地域に根付き地域に開かれたお寺 川越水上公園隣り

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12052482340.html

「瑶光山 最明寺(さいみょうじ)」
〒350-1104 埼玉県川越市小ケ谷61(川越水上公園に隣接)
TEL 049-242-3921
E-mail:remoni1718@gmail.com
HP:
https://www.saimyouzi.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/saimyouzi.jp/

Instagram:

https://www.instagram.com/saimyouji/

Twitter:

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「最明寺ピンクリボンFestival」、10月1日のライトアップスタートから、夕方になると最明寺のピンク色に染まる本堂を見に、多くの人が訪れていました。

そんな中、本堂で行われた一つ目の催しが、

■10月5日(土) 【ピンクリボン応援】「ミス・ジャパンによるYOGA&ZEN by 篠田るみ」


17:00-19:00
17:00-18:00 ヨガ(篠田るみ)
18:00-19:00 坐禅(最明寺・副住職 千田明寛)

ヨガの講師にはインド生まれの日印ハーフで、埼玉県の小川町のふるさとアンバサダーも務めるのが、ミス・ジャパンの篠田るみさん。
インドへ留学経験があり、ヨガのみならずアーユルヴェーダにも造詣の深い篠田さんはミスコン日本代表として、世界でご活躍され健康や真の美を追及する活動しています。
【ヨガインストラクター・篠田るみ】

<略歴>
インド生まれ、埼玉県のオーガニックタウン小川町育ちの日印ハーフ。
早稲田大学卒業後、NTTドコモに入社。
在職中に挑戦したミス・ワールド2017日本大会で準グランプリを受賞。
ミスコン日本代表として世界大会を経験する中で、真の美や健康を追求していく中で、
自身の原点であるインドやアーユルヴェーダと再会。
インドへ留学し、ヨガライセンスを取得(RYT200)、アーユルウェーダ栄養・美容コースを修了。
現在は、忙しく働くビジネスパーソン向けにヨガやマインドフルネスを「リセット時間」「集中力アップ」として取り入れてもらうプログラムを企画中。
目指しているゴールは「自然と人が調和」した本来の人間らしい暮らしを提案することで、心と体の健康をサポートしていくこと。
<肩書>
アーユルヴェーダビューティーアドバイザー
ヨガインストラクター
Miss World Japan 2017 準グランプリ
Supermodel International 2017日本代表
Miss Globalcity 2018 日本代表・世界7位
エシカルファッションモデル
小川ふるさとアンバサダー

そして、坐禅を指導するのは最明寺千田副住職。
ヨガも坐禅も健康にとっても良い瞑想法だとされています。普段中々足を運ばない寺院という特別な環境で、日頃の疲れを癒すイベントとなりました。



ヨガ、坐禅の翌日に開催されたのが、
■10月6日(日)【ピンクリボン応援】「ピンクの食材を使用した精進料理の会 by 折橋大貴」


仏教の精進料理とフランス料理を掛け合わせたフレンチ精進料理の会。今回はピンクリボン応援として、料理の中に「ピンクの食材」を使用した料理が振舞われました。
「精進料理とフレンチの融合」
「宗派を超えてのコラボレーション」
垣根を越えて混ざり合い、融合し、新たなる形を生み出そうとする挑戦。

こちらは、曹洞宗の大本山・総持寺で修行し精進料理を学び現在は箱根のオーベルジュでフレンチシェフとして勤務する折橋大貴師を講師として招き、埼玉県及び川越市の食材を使用した料理が提供されました。
【講師プロフィール】
「折橋 大貴 Daiki Orihashi」
1989年、神奈川県箱根町生まれ。30歳。2011年駒澤大学仏教学部仏教学科卒業。総持寺にて三年半の修行を終えた後に、調理師免許を取得。現在は自坊で副住職を務める傍ら、箱根にあるオーベルジュ「グリーンヒルズ草庵」のフレンチシェフとしても腕を振るう。全国曹洞宗青年会主催の精進料理教室『味来食堂』外部講師。今までにないフレンチ精進料理は女性参加者から大変な人気を博す。

 

最明寺による「お寺で本格フレンチ精進料理の会」は第一回が2019年6月に開催されました。

斬新な企画に事前予約が殺到しすぐに席が埋まりました。

(川越style「お寺で本格フレンチ精進料理の会」最明寺2019年6月2日

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12485634399.html

《フレンチ精進料理の内容》

・精進炊き込みご飯 
 Riz assaisonné et cuit à la vapeur façon cuisine bouddhique
・椎茸のポタージュ (まごころファーム川越)
 Soupe aux champignons shiitake
・ジャガイモとズッキーニのカダイフ包み、西洋野菜のサラダ (さいたまヨーロッパ野菜)
 Pommes de terre et courgettes enrobées de kadaïf, salade de légumes occidentaux
・トマトとアボカドのピストーカクテル (利根川農園)
 Cocktail avocat-tomates au pistou
・大根のコンソメ煮 グリンピースソース
 Consommé de radis blanc, sauce aux petits pois
・ゴマ豆腐ブラマンジェ (仙波豆腐)
 Blanc-manger de tofu au sésame
・ノンアルコールカクテル(季節のフルーツにて) 
 Cocktail sans alcool aux fruits de saison

 

6月の盛況を受け、続けて8月に開催した「お寺で本格フレンチ精進料理の会」。

この時の様子は、後日テレビ朝日スーパーJチャンネルにて、放送されました。

(2019年8月「お寺で本格フレンチ精進料理の会」)
・トウキビ(トウモロコシ)と枝豆の炊き込みご飯

Riz au maïs et à l’edamame (soja vert)
※お米は結の蔵提供
・洋風そうめん~トマトとバジル~
~カペリーニ風のそうめんに冷たいトマトスープをかけて~

Sômen à l’occidentale à la tomate et au basilic
(Pâtes fines façon capellini dans une soupe fraîche à la tomate)
※バジルはまごころファーム川越提供
・皮付き里芋の揚げ浸し~大根おろしと梅干~

Taros non pelés, frits et mijotés, accompagnés de radis blanc râpé et d’une prune séchée.
※白ナスとパプリカはさいたまヨーロッパ野菜提供
・ごま豆腐~枝豆と白みそのソース~

Tôfu de sésame, sauce à l’edamame et au miso blanc
・冷やしキュウリとナスのおつまみ風

Concombre et aubergine frappés façon pickles
※ナスとキュウリは風の丘ファーム提供
・白玉あんみつ

Gelée d’agar-agar au sirop agrémentée de pâte de haricot rouge sucrée et de billes de riz

 

そして2019年10月6日。
お寺で本格フレンチ精進料理の会の3回目の開催を、ピンクリボンと掛け合わせたのが今回の企画。
ピンクリボン月間を意識して、赤系の食材をメインに添えた特別料理を振る舞いました。

 

「ピンクの食材を使用した精進料理の会 by 折橋大貴」メニューは以下の通り。

・野菜のチケット
・ビーツのロールキャベツ
・ブーケ風サラダ
・ドライトマトペンネ
・赤リンゴのノンアルコールカクテル
全ての食材を、川越を中心とした埼玉県の農家及び野菜生産者から提供。
今回協力した農家&生産者様は、
・さいたまヨーロッパ野菜(さいたま市)
・忍田農園(川越市砂新田)
・利根川農園(川越市上野田町)
・風の丘ファーム(小川町)
・高橋農園(三芳町)
・まごころファーム川越(川越市古市場)

次回の「お寺で本格フレンチ精進料理の会」は、来年の1月15日(水)開催です(12月上旬より申し込み開始予定)。

 

本堂のピンクライトアップが毎日夜行われて、「最明寺ピンクリボンFestival」のトリを飾る催しとして開催されたのが、

■10月27日(日)【ピンクリボン応援】「リュウミホ&宮本貴奈 チャリティーJAZZライブ」

【出演者プロフィール】
<Ryu Miho>
『ロサンゼルスに生まれ、幼少期に帰国し鎌倉で育つ。< TOKYOの、ため息。> と称される、専門家が「奇跡の声帯」と表現した豊かな倍音と浮遊感の溢れる癒し系ウィスパーボイスが注目を集める。』
 

Discography
2009年デビューアルバムwoman with LOVE」リリース。
2009 年「LAZZ THE ROCK もう一度ハートに火をつけて」
アルバム参加。(victor)
2012年2nd Album「...and you will find me」リリース。
(キングレコード)
2013年3rd Album「Because the Night...」リリース。
(キングレコード)
2014 年「Scene One」ライブ会場限定アルバム発表。
2016年4th Album「Call me」リリース。(キングレコード)
2017年TVアニメ「18if 」第8話エンディング主題歌とアルバム参加(キングレコード)
4th アルバム「Call me」がハイレゾ先行配信
「ザ・ニアネス・オブ・ユー
フィーチャリング小沼ようすけ」「ミスティ
フィーチャリング宮本貴奈」
の2曲と共にe-onkyo 一位を獲得。
「ミスティ
フィーチャリング宮本貴奈」が第23回日本プロ音楽録音賞新人賞獲得。
神風動画アニメーション映画「COCOLORS」にて挿入歌「colors」担当。
(COCOLORS が第21 回ファンタジア国際映画祭短編アニメーション今敏賞、
OtherWorldsAustin 映画祭、音楽部門最優秀賞受賞デザイン部門受賞)
Radio
2014 年4 月〜2016 年3 月FMYokohama「女子ジャズRadio」MC 担当。
第3 水曜日FM 佐賀「Ryu Miho のちょっと一息」MC 担当。
2017 年4 月〜FM おだわら「Chiffon Jazz Suite」MC 担当。
Works
2013年より中之条観光大使に就任し、中之条町公式イメージソング「中之条のうた」歌唱。
第1回より「劇団ペリカン」楽曲提供。
月蝕歌劇団にオンディーヌ美帆として参加。

<宮本貴奈>
『日英バイリンガルなピアニスト・作曲家。茨城県結城市出身。
米英に20 年在住、約30 カ国で演奏活動を展開。
5 才からエレクトーンを始め、14 歳からピアノに転向、作曲を学ぶ。
高卒後米バークリー音楽大学へ留学、映画音楽&ジャズ作曲学科を学費免除特待生として卒業。
1998 年NY へ拠点を移し、全米エドマンジャズピアノ大会優勝。
ニーナ・フリーロン(vo)のワールドツアーに5 年間参加、
ピアニスト・アレンジャーとして参加した【SOULCALL】は、2001 年米グラミー賞2 部門でノミネート。
アトランタに移り、ジョージア州立大ジャズ教育学部修士課程卒。』

【アトランタベストジャズアクト】(2 年連続)
【ジョージア州で最も影響力のある女性】他受賞多数。
グラミー受賞サックス奏者カーク・ウェイラムとの共作
【Promises Made】は全米ビルボードジャズチャート5 位。
2013 年【オン・マイ・ウェイ】で日本デビュー、Jazz Life 誌ベスト盤認定。
物語が見えるようなピアノとアレンジ、奏者を輝かせるサウンド作りで、
ソロ活動の他、TOKU、伊藤君子、 佐藤竹善、May J.、Drum Tao 他、
アレンジ&プロデュース作品も多数手がける。絢香、八神純子、
サラ・オレイン、大黒摩季、May J.、佐藤竹善、杏里、タケカワユキヒデ、
ケイコ・リー、日野皓正、溝口肇、SUGIZO、西本智美、由紀さおり、
加山雄三、氷川きよし等との共演やレコーディング、音楽監督、TV 出演の他、
ビックバンドやストリングス、オーケストラアレンジまでジャンルを超えた活動を展開。
中西圭三、狩野泰一との【WA-OTO】、小沼ようすけとの【ダブルレインボー】他、コラボ活動も展開。
作曲家としては、NHK【日本の話芸】、映画【マーチング〜明日へ】【惑う~After the Rain】【十字架】【ふるさとがえり】
【種まく旅人】他音楽担当。
国立音大ジャズ専修講師、茨城県結城市の結城紬大使。


10月27日のチャリティーJAZZライブに合わせて、川越の和菓子屋・彩乃菓がピンクリボン練り切りを特別に製造。
こちらは乳がんの啓発を祈念したオリジナルの和菓子で、ライブ参加者に配られました。

 

そして、本堂で始まった「リュウミホ&宮本貴奈 チャリティーJAZZライブ」。

(最後は千田副住職直筆のイラスト、リュウミホさんと宮本貴奈さん)

 

一ヵ月にわたって開催された、最明寺ピンクリボンFestival。

募金は去年を上回る【¥67,140】でした。
全額オフィシャルパートナーのJ.POSHのピンクリボン基金へと寄付されました。
「このピンクの灯りが、乳がんで苦しむ人や早期発見に繋がる希望になることを切に願っております」

 

最明寺ピンクリボンFestivalは、毎年10月の恒例行事としてこれからも開催していく予定です。

 

地域にとってお寺の在り方。

お寺が地域にできること。

 

最明寺の発信はこれからも積極的に行っていきます。

 

「瑶光山 最明寺(さいみょうじ)」
〒350-1104 埼玉県川越市小ケ谷61(川越水上公園に隣接)
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