絵本の世界と手回しオルゴールを合体させた楽しい体験。
子どもたちの想像力と集中力を高める。
2018年10月6日(土)大正浪漫夢通りにある雑貨店「マドモアゼルルゥルゥ」で開催されたのが、一般社団法人 地域公益推進機構主催の「読み聞かせ夢HIROBA~第2弾~」。
読み聞かせと手回しオルゴールをコラボしたワークショップ。
みんなで読んだ本のイメージをそれぞれミュージックカードに描き込み、カードに穴を開けて楽譜を作り、出来上がったオリジナル曲を手回しオルゴールで演奏するという内容です。
<オルゴールワークショップ>
読み手:夢HIROBAサポーターズ
手回しオルゴール指導:関妹子(せきまいね)
参加費:無料
対象:3歳~小学6年生・障がい児(つきそい可)
時間:各回14:00~15:30(13:45開場)
主催:一社団法人 地域公益推進機構
後援:川越市
この事業は、独立行政法人国立青少年教育振興機構「平成30年度子どもゆめ基金」の助成を受けて実施します。
一般社団法人 地域公益推進機構主催による「読み聞かせ夢HIROBA~第2弾~」は、川越市内3会場「マドモアゼルルゥルゥ(川越市連雀町11−5)」、「新宿町六丁目会館(川越市新宿町6-34)」、「ティーベリー」で行われる予定で、
今後の予定は、
・2018年11月17日(土)14:00〜15:30 マドモアゼルルゥルゥ
・2018年12月22日(土)14:00〜15:30 マドモアゼルルゥルゥ
・2019年1月19日(土)14:00〜15:30 マドモアゼルルゥルゥ
・2019年2月16日(土)14:00〜15:30 マドモアゼルルゥルゥ
・2019年2月17日(日)14:00〜15:30 新宿町六丁目会館
ちなみに、ティーベリー会場(川越市西小仙波町1-3-11)は6月16日、8月25日に終了しています。
第2弾となっているのは、昨年度に「読み聞かせ夢HIROBA~第1弾~」が開催されており、ティーベリーなどを会場にして開催されました。好評につき、今年度も継続開催され、第2弾として計10回開催されます。
「読み聞かせ夢HIROBA」絵本読み手:
■松本敬子
小学校の読み聞かせのボランティア7年目。大正浪漫夢通りにあるお店マドモアゼルルゥルゥで帽子の製作活動をする傍らミュージカルも挑戦中
■大沢志津子
川越市内の小学校で読み聞かせ現在継続中。ボランティア歴15年になる。「絵本の森」メンバー。書道教室講師。
■松本こづ恵
未就園児子育て支援サークルトトロとミッキーマウスに在籍し、体験事業を実施。読み聞かせでも皆さんと一緒に楽しみたいです。
2018年10月6日の読み聞かせ夢HIROBAの会場が、大正浪漫夢通りのマドモアゼルルゥルゥさん。
事前予約の人を始め、当日参加の子どもたちも多数いました。
これまで川越ではティーベリーで開催されてきた読み聞かせ夢HIROBAですが、手回しオルゴールは初めて見る子どもたちが多く、つきそいの大人含めみな興味津々の様子。
この日のワークショップでは、最後にこのオルゴールで子どもたちそれぞれが作ったミュージックカードでオリジナル曲の演奏が行われます。
自分が作ったカードがどんな音楽になるのか、子どもたちは目を輝かせていたのでした。
そして、手回しオルゴール指導を担当しているのが、関妹子さん。一般社団法人 地域公益推進機構の副代表理事も務めています。
「Maine World Heartwarming」
http://www.maine-world.jp/
プロフィール
関 妹子(せき まいね)
横浜市出身。埼玉県川越市在住。
JPTA(財)日本ピアノ教育連盟所属。
学生時代からまいねピアノ教室を主宰し 2016年現在33年。
音楽学校時代ピアノと同時に声楽を学びその後、ゴスペル
Choir としてライヴ活動を始める。
2002年 2004年 に日本ゴスペル界の第一人者 Ronnie
Rucker. Pamela Jean Davis と共演。
2006年に アラバマ Choir TPW と共演。
その後ブラジル音楽に魅了され サンパウロ出身 ブラジリアンシンガー Wilma di Oliveira氏 に師事。
2005年からボサノバボーカルとして、メインコンサート、パーティーコンサート、ゲスト出演 多数。
2012年 CD 「 VIVER 」 心の風景を幸せのぬくもりで包みます様に リリース。
2015年五つの結いの響きコンサートで 右田悦雄オルゴール大学学長と出会い、オルゴールの音
色に感銘を受けオルゴール大学で学び、
2016年 達磨オルゴールミュージック株式会社オルゴール大学東京校 校長に就任する。
現在、オルゴール大学と共にオルゴールコンサート、ピアノ講師、ボサノバシンガーとして 都
内ライブハウスなどで 精力的に活動している。
「手回しオルゴール」とは?
五感を刺激する癒しの音色で演奏することが出来ます。
楽譜となる ”ミュージックカード” を差し込み、ハンドルを回すことにより演奏します。
好みのテンポでどなたでも簡単に音楽を奏でられるだけでなく、カードを交換して さまざまな曲を演奏できます。また、カードを自作することで、世界に一つだけのオリジナル曲もオルゴールの音色で再生できます。
持ち運びもしやすいため、場所を選ばずに演奏ができます。
手回しオルゴールは、何曲でも みんなで簡単に生演奏できる、我が家の楽器になります。
○飫肥杉オルゴール
オルゴールの響体は、厳選された100年~60年の飫肥杉を5年以上かけて乾燥させたものを使い
熟練の職人がひとつひとつ手作りしています。
最高の音色を響かせるために接合には金属を一切使わず、塗装は天然の蜜ロウのみを使いました。
百年の眠りから醒めた飫肥杉が奏でる 大地の音色。
YouTube「Maine(関妹子)の手回しオルゴールとボサノバ 取材」
https://www.youtube.com/watch?v=QHv8dysUNLo
絵本の読み聞かせだけではない、手回しオルゴール体験だけでもない、絵本から想像力を膨らませて、手回しオルゴールのミュージックカードを制作する、そしてそのオリジナルのカードを手回しオルゴールで演奏。
絵本の読み聞かせと手回しオルゴールを見事に合体させたワークショップが、「読み聞かせ夢HIROBA」でした。
主催となっているのは、一般社団法人 地域公益推進機構。
川越市内のお店や場所をタイアップして、読み聞かせ夢HIROBAを開催している。
「一般社団法人 地域公益推進機構」
http://fields.canpan.info/organization/detail/1372019602?fbclid=IwAR26Qf5G5nuP9gujq-aayhjEIhL757uF48sVQNZwjbweUt8OsQ9fh1udtbk
2015年4月設立。代表は小倉順子さん。
『子ども、青少年、障がい者、高齢者、福祉、教育・学習支援、地域・まちづくり、文化・芸術の振興、スポーツの振興、ITの推進、経済活動の活性化、起業支援、市民活動団体の支援』
(1)市民の公益活動の支援
(2)若者、女性、シニアの自立・就労・起業・コミュニティビジネス・創業の支援
(3)文化、スポーツ、芸術の振興及び高齢者や障がい者福祉の充実など地域福祉の増進
(4)その他、地域公益に資する事業
設立以来の主な活動実績
母体となる和光NPOネットワーク(平成20年6月に発会、7月1日に開設した和光市市民協働推進センターを平成24年3月末まで市と協働運営した。代表は小倉順子)を平成25年4月に発展解散して、一般社団法人 地域公益推進機構を設立した。
◆主たる活動実績
【平成25年度】
高齢者施設訪問コンサート(県内5カ所)
子どもの文化芸術体験「和光の偉人~清水かつらと大石 眞/ 歌と映画の集い~」
【平成26年度】
「長谷見 誠フルートリサイタル」
「ラテンのリズムと義足の鉄人」
【平成27年度】
「障害者の自立について話し合おう!」
「2020東京オリンピック・パラリンピックおもてなしにつなぐ体験交流会」
【平成28年度】
学校応援『ワクワク読み聞かせ』
子ども電子工作「パラパラまんがとプログラミングで遊ぼう!」
【平成29年度】
1.子どもの健全育成事業
①小学校での読み聞かせ活動
②子どもプログラミング「楽しいプログラミング」「プログラミンを体験しよう!」
③読み聞かせ夢HIROBA
2.障がい児者の支援事業
障がい児者の自助・自立を応援するちゃれんじど料理教室
3.若者、女性、シニアの支援
手回しオルゴール講師養成講座(初級)
現在特に力を入れていること
特に、子どもや女性の支援に力を入れている。昨年より、子どもの健全育成活動として小学校での読み聞かせを行っている。豊かで住みよい地域づくりを目指すなかで、その中心となるのは学校であり、多様な学校応援を企画しながら地域と学校とのつながりを深める活動を続けていく。
また、子どもの貧困対策の支援として、子ども食堂の開設や学習支援にも取組む予定である。
一般社団法人 地域公益推進機構では、「読み聞かせ夢HIROBA」以外にも、今年度は「子ども電子工作〜iPadプログラミングで絵本作り〜」や「ちゃれんじど料理教室」といった事業も展開している。
ちゃれんじど料理教室は、障がい児者の自助・自立を応援する事業。障がいをお持ちの方が自分で料理を作り、みんなで食べる楽しさを体験。ティーベリーを会場にして毎月開催されていました。
(子ども電子工作〜iPadプログラミングで絵本作り〜)
(ちゃれんじど料理教室)
中でも特に好評を博しているのが、「読み聞かせ夢HIROBA」。
川越市内のみならず、今年度は10月より戸田市と朝霞市でも開催がスタートしています。これまでどの会場でも多くの子どもたちが楽しく参加し、カードに絵を描き穴を空けて、それが音楽になるという感動的な体験に歓声をあげてきました。
(「読み聞かせ夢HIROBA」)
手回しオルゴールについては、読み聞かせ夢HIROBAとは別に、「手回しオルゴール講師養成講座(初級)」を2018年2月にティーベリーにて開催。
講師は関さんが担当し、理論と実践を講義しました。
そして、「読み聞かせ夢HIROBA~第2弾~」の川越市内最も多い会場となっているのが、大正浪漫夢通りにあるマドモアゼルルゥルゥさん。
子どもたちに楽しんでもらいたいと主旨に賛同し、会場として場を提供していました。
マドモアゼルルゥルゥと言えば、雑貨店の枠を超えて大正浪漫文化を発信しようと自店から活発な提案を行っているお店としても知られる。大正浪漫仮装を楽しむイベントを開催したり、ルゥルゥの松本さんは作家として各地のイベントに出店することも多数。また、川越のミュージカルカンパニー「すてっぷ1」の一員として毎年のように舞台に立っている舞台役者としても活動している。
(川越style「大正浪漫的仮装デー」2017年9月マドモアゼル ルゥルゥの大正浪漫仮装イベント
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12314678221.html)
(川越style「小江戸ジョシカツピンクリボン運動応援フェスタ」「最明寺PinkRibbon運動」
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12416169712.html)
マドモアゼルルゥルゥで行われた読み聞かせ夢HIROBAは、冒頭で主催の一般社団法人 地域公益推進機構の小倉さんから挨拶があり、関さんから今日の流れについて説明がされる。手回しオルゴールの話しに子どもたちは特に興味がひかれているよう。
手回しオルゴールのオリジナル曲を作る前に、まずは絵本の読み聞かせで子どもたちにその世界観を感じてもらい、想像を広げてもらう。
絵本を読むのは、ルゥルゥの松本さん。
舞台役者でもある松本さんの情感たっぷりの読み聞かせに、子どもたちは絵本の世界にぐいぐい引き込まれていくよう。
人通りの多い場所にあるだけあって、通りすがりの人も気になって覗いていく。
もちろん当日参加もOKとしていて、小倉さんが店内に案内する。
絵本を読み聞かせたら、子どもたちにミュージックカードを渡し、今の本から受け取った印象を色鉛筆で思い思いに描いていく。
自由にすらすらと色鉛筆を走らせる。
印象的なシーンを描いていく子、全体の印象を描いていく子、それぞれの受け取り方があって千差万別。一冊の本でこんなにも違うものなのかと周りの大人が驚くほど。
絵を描いたら、次にそのカードに穴を空けていく。
絵に穴を空ける・・・という行為に躊躇しがちですが、この穴が楽譜でいう音符となって手回しオルゴールの一音になっていく。
はじめは躊躇しながら穴を空けていく子どもたちも、穴を空けるという行為が楽しくなって段々と積極的に穴を空けていった。
これが一体どんな音楽になっていくんだろう、穴を空ける手も軽やかになっていくようでした。
もう満足というほどに穴を空けたら、子どもたちオリジナルのミュージックカードが完成。
このミュージックカードを使って手回しオルゴールで演奏する。
自分の作ったカードが音楽になる。
その体験に子どもたちは目を輝かせていました。
思い通りの曲にならなかったらまた穴を空けてみればいい。
さらに穴を空けてもっといい曲にしようと集中していく子どもたち。
再度挑戦すると初めより曲らしくなり、「音楽」になって、子どもたちによる手回しオルゴール演奏会のようになっていきました。
子どもたちの作業の合間には、関先生による手回しオルゴール演奏も行われ、本格的な手回しオルゴールの演奏に大人や通りの人も足を止めて聴き入っていました。
また当日飛び入り参加の人が集まったところで、随時開催。
大正浪漫夢通りという人通りの多い場所なので、そして土曜日ということもあり、次々に子どもたちが参加して大盛況となっていました。
絵本から想像を膨らませ、絵を描き、ミュージックカードを制作して手回しオルゴールで演奏する。
他にはない体験は、今年度も子どもたちの驚きと感動の声が響いていきます。
「読み聞かせ夢HIROBA~第2弾~」
川越市内3会場「マドモアゼルルゥルゥ(川越市連雀町11−5)」、「新宿町六丁目会館(川越市新宿町6-34)」、「ティーベリー」で開催
今後の予定は、
・2018年11月17日(土)14:00〜15:30 マドモアゼルルゥルゥ
・2018年12月22日(土)14:00〜15:30 マドモアゼルルゥルゥ
・2019年1月19日(土)14:00〜15:30 マドモアゼルルゥルゥ
・2019年2月16日(土)14:00〜15:30 マドモアゼルルゥルゥ
・2019年2月17日(日)14:00〜15:30 新宿町六丁目会館
ティーベリー会場(川越市西小仙波町1-3-11)は6月16日、8月25日に終了
「一般社団法人 地域公益推進機構」