川越style 舞台「六人男世界回行譚~出発編~」NPO法人文化活動支援会まつり | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

一つの舞台を作り上げるための膨大な月日。

川越で舞台を楽しむ文化を育んでいく。


2018年8月30日(木)、31日(金)川越市やまぶき会館で開催された舞台が、「六人男世界回行譚~出発編~」。

 

 


8月30日(木)開場 18:00/開演 18:30​
8月31日(金)開場 17:00/開演 17:30
会場:川越市やまぶき会館(川越市郭町1-18-1)
主催:NPO法人 文化活動支援会まつり
共催:
東京国際大学演劇部「劇団イプシロン」
劇団ジェスト
後援:
埼玉県
埼玉県教育委員会
川越市
川越市教育委員会
川越商工会議所
川越市演劇振興協会
協力:
劇団PAGU
川越総合パフォーマンス集団【暁】
​尚美大学演劇サークル「劇団SHOW」
東京国際大学演劇部「劇団イプシロン」

「六人男世界回行譚~出発編~」は、グリム童話「六人男が​世界を歩き回る」を原作にオリジナル脚本による舞台。原作を知る人はもちろん、知らない人にとっても楽しめる内容となっていた。

 

『此処ではない何処かの世界で大きな戦乱があった。
王国と帝国。
圧倒的な戦力を持つ帝国が王国を蹂躙すると、誰しもが思っていた。
・・・・だが、帝国は敗れた。
人々はささやく
「英雄の力」
人ならざる超常的な力。
王国はその力をもって、帝国を打ち破ったのだ、と。
戦が終わり、一人の少年が王国へ奴隷として連れてこられた。
少年は、ある屋敷の前に立つ。
心なしか緊張した様子で、手には日記を携えて。
少年は屋敷の扉を叩いたのであった・・・
「平和」って何だろう?
特殊能力×本格殺陣×若手俳優!
2018年夏、其々の「平和」を賭けた戦いが始まる!』
 

舞台をを主催したのが、川越を拠点に活動している「特定非営利活動法人 ​文化活動支援会まつり」。

文化活動支援会「まつり」は、演劇・ダンス・歌をはじめとする様々な文化活動の支援活動を行っている団体。

「まつり」の面々が舞台に上がるというより、舞台に上がる人を支援しようというのが団体の主旨。


「特定非営利活動法人 ​文化活動支援会まつり」
Tel:049-277-3314
​Fax :049-277-3316
Email:bunkakatsudoushien@npo-matsuri.info
https://www.npo-matsuri.info/
『「芸術・学術・スポーツ・教育・地域のお祭りやイベント」など様々な場で行われる文化活動を支援し活性化させていくことが目的です。地域や団体さらには文化系活動全体の向上と繁栄を目指しています。』
・NPO法人文化活動支援会まつりの取り組み
演劇・音楽・ダンス等様々な文化活動がありますが、これらの活動はただ演目を日々練習するだけでは活動は立ち行かなくなってしまいます。
練習の為の稽古場確保や、衣装・小道具の作成、公演場所の確保・打合せ等、質の高い活動を行う為には入念な準備が必要となります。
私達はそのような雑多な作業をお手伝いすることにより、皆様の活動を支援し文化活動全体の発展に寄与する為活動をしています。

・NPO法人文化活動支援会まつりが支援出来ること
活動中に「困った!」「足りない!」「欲しい!」と思ったらまずご相談ください。備品の貸し出しは勿論ですが、団体運営のアドバイスや、協力団体紹介まで幅広く皆様の活動をサポート致します。近年では、HP作成、運営、楽曲提供、フライヤー作成代行と支援の幅を広げております。

その他
・公演プロデュース
芝居・ダンス・音楽等の様々な文化活動を内包する演劇公演を行い活動の発展、向上に寄与します。
・活動支援
文化活動を行うためには様々な準備が必要となります。
活動をより充実させるための「​HP作成」「撮影」「チラシデザイン」等は特別な知識や、技術が必要となります。作成代行や、作成方法の指導など、様々な形で皆様の活動を支援いたします。
・地域活性化活動
文化活動団体同士の連携は私たちの思っている以上に希薄です。
私たちは大きなエリアで文化活動団体を集め、事業を行うことで、地域の活性化に対しても寄与致します。
・福祉活動
老人介護施設、幼稚園、保育園、福祉園の皆さんの努力により各施設で様々なプログラムが組まれております。ですが、限られた予算の中で、外部の文化活動団体を招聘するのは打合せ等の煩雑な業務があり、実現まで多大な労力がかかってしまいます。
​私たちは各施設の皆さんの要望に応え高品質なパフォーマンスを提供し、煩雑な打合せ業務を代行致します。

まつりの2018年度の主催事業としては、第四.五.六回(7/23.11/末.2019/3/末)「青少年劇団合同演劇研究会」、第六.七回(8/30.31 2019/2/23.24)「青少年劇団合同演劇公演」があります。

「青少年劇団合同演劇研究会」は、様々な演劇団体に所属しているメンバーを集め、メンバー自らが講師となり、自分が所属している劇団の特色、ノウハウを伝え、これを三ヵ月毎に交代してゆき、三ヵ月目の最後の練習日に演劇研究会発表会と銘打ち、公演を行います。
「青少年劇団合同演劇公演」​は、劇団だけではなく、ダンスや音楽、ボランティア団体等様々な文化活動団体が協力し、一つの演劇公演を行います。

主催予定事業
・地域共同文化公演
地域の野外公演を借用し、様々な文化活動を発表する場を創造・管理・運営する。

文化活動支援会まつりのプロデュース公演第一弾、第一回青少年劇団合同公演として2013年12月川越西文化会館(メルト)で開催されたのが、「超・不思議の国のアリス」。
以降、毎年川越でまつりプロデュースによる青少年劇団合同公演が行われてきました。
第二回青少年劇団合同公演「続・かぐや姫」
第三回青少年劇団合同公演「新・桃太郎」
第四回青少年劇団合同公演「邪馬台国の桜」
第五回青少年劇団合同公演​「​新・浦島太郎」

​「​新・浦島太郎」は2018年2月10日(土)、2月11日(日)川越市やまぶき会館で開催されたもので、それから半年、2018年夏の公演、第六回青少年劇団合同公演として開催されたのが、今舞台「六人男世界回行譚~出発編~」でした。

舞台は、クレジットを見ると分かり通り、様々な団体が協力として関わっている。

​尚美大学演劇サークル「劇団SHOW」、東京国際大学演劇部「劇団イプシロン」といった川越の大学を連携し大学生が多く出演しているのも舞台の特徴で、その他、一般公募による参加者含めた出演者・スタッフにより作り上げられている。

2018年8月公演に向けては、5月下旬の顔合わせ・配役決定から稽古が始まり、週に数日の稽古、通し稽古を重ねてきました。

本番を直前に控えた8月中旬的場にあるさわやか活動館での通し稽古では、本番さながらの演技が展開されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川越の文化活動。
川越は様々な市民発による文化活動が活発に行われている街で、このやまぶき会館をはじめ、新しい時代に誕生したウェスタ川越などを拠点にして上演されているのはご存知の通り。中でも音楽の活動は活発で、色んなジャンルの音楽が市内各所を会場にして行われている。
では、演劇はどうか。
遠い街の記憶を引っ張り出せば、蓮馨寺山門からのびる立門前通りには芝居小屋「鶴川座」があり(建物は現存している)、歌舞伎などが上演されていたことがあり舞台を観る文化はありましたが、現代の川越は必ずしも演劇・舞台は活発とは言い難く、身近なものとは言い難い。。。
演劇の舞台が開催されることは、川越湯遊ランドの「小江戸座」の大衆演劇以外にほとんどなく、2017年1月〜6月に演劇と街歩きを組み合わせた「リアルシネマ体感ライフ『トキがかける川越』」のような取り組みが行われたことがありますが、舞台で演じられる演劇に触れられる機会は川越では稀少。
川越を拠点にした劇団も少なく、「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」などに限られる。
そんな中で、文化活動支援会まつりは、川越を拠点にし、演劇を中心にプロデュースして川越市内で上演することにもこだわっている貴重な団体。
さらに、青少年劇団合同演劇公演のように、地元の大学と一緒に舞台を作ることでより地域に密着した団体と舞台であろうとし、川越に演劇文化を醸成しようとしているのがまつりの姿勢である。
演劇の魅力はなんと言っても、映像とは違い生身の人間が目の前で演じること。
生身の人間による芝居だからこその臨場感。

その魅力がある限り、エンターテインメントとしての演劇の求心力は決して失われない。
数ヶ月という時間を注ぎ込んだ稽古を経て、いよいよ一つの舞台が完成した。

2018年8月30日、川越市やまぶき会館。

18時の開場と共に観客がロビーに押し寄せる。出演者の知り合いはもちろん、今年の公演を楽しみにしている地域の人の来場も多く見られました。ロビーでは、パンフレットの販売以外にも、オリジナルTシャツ、トートバッグ、ステッカー、ブロマイドの販売、チェキもあって上演前の賑わいに包まれた。

 

 

 

 

 

18時半、「六人男世界回行譚~出発編~」の幕が上がった。

世はまさに戦乱。

支配する者と支配される者、それぞれの正義を楯に、奇跡の力を持つ英雄たちを巻き込みながら囁かれる、革命。

平和のために、革命という名の戦争に突き進んでいく。

革命軍の悲願は叶うのか。

その先に平和はあるのか。。。

舞台の目玉は何と言っても殺陣、所狭しと登場人物が駆け回り、目まぐるしく状況が変わり、息もつかせぬ展開が続いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来を感じさせる感動のラストに会場内は万雷の拍手に包まれ、無事に終演となったのでした。

終演後は、ロビーで名残惜しそうに出演者と観客の交流が続きました。

2018年8月30日(木)、31日(金)川越市やまぶき会館
第六回青少年劇団合同演劇公演
「六人男世界回行譚~出発編~」
​CAST
【少年】
楊玲奈
​小林晃菜
【革命軍リーダー】
平田照太
清水一樹
【革命軍参謀】

井手晋之介
相原健吾
【八百屋】
田中佑果
加藤郁海
【内大臣】
廣田友輔
岡崎成虎
【王】
野田隼也
西川ゆず
【姫様】
小原雪乃
鈴木詔子
【メイド】
澤田彩織
杉本遥
【妹】
SAKURA
正田紗菜
【頭目】
熊殺源三郎
【アンサンブル】
相原水輝
安樂兼規
伊藤経彰
稲葉奏久
大越早貴
小林恵
田中健斗
大嶺月睦
​佐藤克哉
林麗香
久保田正貴
毛塚千晴
佐藤憂一
曽田花
馬場隆太
村野鈴華

STAFF
【上演台本・演出】
大友銀作
【舞台監督】
小倉益紘
【演出助手】
冨凛好子
【照明】
岡育実
倉光将史
小島彰人
佐藤星那
【音響】
實川颯晟
鈴木翔太
本田桃香
【舞台美術】
小沼正典
鈴木康太
高瀬陽平
並木駿也
松浦健太郎
山本翔太
李苡菲
【衣装】
小島美紗樹
【企画】
須綱延之
水谷亮太
【宣伝】
宍戸咲月
jamie velasco
鈴木琢真
山口翔子
渡會碧
【制作】
江嘯天
佐藤佑城
佐藤悠太
中村千里
山本駿太郎
吉野浩平
​【主催】
​特定非営利活動法人文化活動支援会まつり

 

文化活動支援会まつりによる、次回、青少年劇団合同演劇公演第七回公演はすでに開催決定となっており、2018年2月に上演に予定となっています。

2019年2月23.24日川越市西文化会館にて、「新・金太郎」。
【第七回公演開催決定】&【出演者募集開始】

https://www.npo-matsuri.info/blank-6

 

これからもまつりは、文化活動の支援の輪を広げていく。

 

「特定非営利活動法人 ​文化活動支援会まつり」
Tel:049-277-3314
​Fax :049-277-3316
Email:bunkakatsudoushien@npo-matsuri.info
https://www.npo-matsuri.info/