川越style「第2回ウェスタ川越 春の地酒まつり」ウェスタ川越2018年5月4日 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

瑞穂の国・日本における、日本人と日本酒の密接な繋がり。

全国各地に蔵元があり、個性溢れる日本酒が造られ、味を競い合っている。

その中で埼玉県の日本酒の存在。

埼玉県は、実は日本酒の県であることを改めてPRするためのイベント。

キャッチフレーズは、

「正々堂々と昼飲みしよう!」。

GW期間中というタイミングと相まって、正々堂々と昼飲みできるまたとない機会。
2018年5月4日(金)ウェスタ川越多目的ホールで開催されたのが、「第2回 ウェスタ川越 春の地酒まつり」。

 


11:00~15:00
料金 前売1,600円(税込)当日2,000円(税込)
*上記料金には①お猪口 ②試飲チケット10枚 ③ペットボトル水が含まれます。
*チケットの購入、入場は満20歳以上の方に限ります。

http://www.westa-kawagoe.jp/event/detail.html?id=1050
詳細 
『首都圏一の酒どころ、埼玉県自慢の銘酒がウェスタ川越に大集合!
多種多様な地酒が一度に味わえるイベントです。
会場ではお土産品の販売も行うほか、おつまみブースを設置します。
今年はおつまみの品ぞろえも充実!!
ゆっくり座って埼玉県の銘酒と美味しいおつまみをお楽しみください。
会場内にはお酒に詳しい地酒アドバイザーも常駐いたします。
銘柄に関するお話も伺えますのでどんどん話しかけてみてください。(協力:株式会社マツザキ)
■出品蔵元・銘柄■ *順不同
【小山本家酒造】金紋世界鷹吟醸50、金紋世界鷹純米吟醸、天狗のどぶろく、小山本家 界
【麻原酒造】純米吟醸原酒 武蔵野ブラック/ホワイト、musashino bonsai X、純米酒 梅、リキュール他
【権田酒造】純米酒、蔵出し生酒しぼりたて、都富酒、上撰1年熟成、甘酒
【武蔵鶴酒造】大吟醸、純米吟醸、清酒仕込み梅酒 ほか8~10種
【小江戸鏡山酒造】鏡山 特別純米原酒 雄町、鏡山 純米生酒、鏡山 ワイン酵母仕込純米、
鏡山 純米酒、鏡山 純米生貯 壱度火
【文楽】純米吟醸、限定醸造純米吟醸 春、無濾過生原酒
【長澤酒造】高麗王 純米酒、高麗王 吟醸酒、高麗王 純米吟醸、君が旗 大吟醸
【大瀧酒造】九重桜 純米酒、九重桜 純米吟醸、九重桜 大吟醸
【釜屋】釜屋 純米発泡清酒 ゆきあわ、ワイン酵母仕込み純米酒 ARROZ(アロス)、
釜屋 純米吟醸 槽取り 雫滴(しずく)、力士 純米酒
【松岡醸造】帝松 大吟醸、吟醸 社長の酒、純米吟醸 東松山、10年熟成吟醸酒MIKADOMATSU、
プレミアム純米吟醸生原酒MIKADOMATSU
【五十嵐酒造】天嵐山 純米大辛口、喜八郎 純米吟醸、生もと仕込 純米吟醸、山廃仕込み 古流純米、
特別限定大吟醸 洗心無
【内木酒造】旭正宗 特別純米、旭正宗 純米吟醸 純、旭正宗 大吟醸
【晴雲酒造】大吟醸 大晴雲、金勝山 本醸造生酒[花酵母仕込み]、純米吟醸 手作り晴雲、
小中 おがわ小町 米25%、造り酒屋のあまさけ

■物販ブース■
株式会社マツザキ(酒販、おつまみ品、日本酒グッズ販売)
ヤオコー・ウニクス川越店(おつまみ品、ソフトドリンク販売)
NeCST(漬物、おつまみ販売)

主催:ウェスタ川越 指定管理者NeCST
協力:株式会社マツザキ、埼玉県酒造組合
後援:埼玉県、ウニクス川越
「第2回 ウェスタ川越 春の地酒まつり」
http://www.westa-kawagoe.jp/event/detail.html?id=1050

埼玉県は昔から続く蔵元が数多くあり、実は日本酒の県である歴然とした事実。

全国新酒鑑評会でも、埼玉県の蔵元の日本酒は評価が高く、平成28年度金賞受賞酒は、
「富士初緑」石井酒造 株式会社
「寒梅」寒梅酒造 株式会社
「力士」株式会社 釜屋
「帝松」松岡醸造 株式会社
「日本橋」横田酒造 株式会社
「文楽」株式会社 文楽

色んな角度から発信される日本酒で、酒どころ埼玉県の酒蔵が手を組み、「埼玉県の日本酒」という切り口の発信が近年活発化しています。
埼玉県酒造組合による、2017年10月10日大宮ソニックシティにて「埼玉全35蔵大試飲会」、2018年5月25日(金)東京カルチャーカルチャーにて、「埼玉の地酒を楽しむ会」開催。
https://drive.google.com/file/d/1FR1WdL4XxluOVWqnG5J8WXQjwxctRDjq/view

そして川越では、「ウェスタ川越地酒まつり」。昨年第1回が開催され、大好評につき今年で2回目となりました。

(川越style「ウェスタ川越 春の地酒まつり ~埼玉の銘酒に酔いしれて~」2017年5月14日

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12276732584.html

昨年同様、春の新酒のタイミングで開かれて、弾けるような若々しい新酒がずらり。

ウェスタ川越地酒まつりは、飲み比べだけでなく、蔵元が来ているブースでは色々な話しを直接聞くことができるのが魅力。日本酒好きは、日本酒にまつわる話しを掘り下げてするのが好きで、あちこちで日本酒談義に花が咲いていました。

また、今年は日本酒アドバイザーとして、ウェスタ川越から目と鼻の先、国道16号の旭町一丁目交差点にある株式会社マツザキさんが協力として関わっており、従業員が会場に常駐して日本酒の理解を深める話しをサポートしていました。

(マツザキ新宿店)

ちなみに、マツザキ新宿店さんも日本酒のイベントをウェスタ川越で主催したことがあり、2017年10月8日(日)多目的ホールDを会場に、「川越 Sake Fair 2017」を開催していました。
今はウェスタ川越がお酒のイベントの聖地のようにもなっていて、ビールフェスと言えば、「コエドビール祭」、そして日本酒のイベントと言えばこの「ウェスタ川越地酒まつり」で、ビールと日本酒の大規模イベントの会場が、どちらもウェスタ川越になっていてお酒文化が発信されています。

また、本川越駅近くの旧鏡山酒造跡地の複合施設「小江戸蔵里」は、昭和蔵が「ききざけ処」にリニューアルして、埼玉県内の日本酒が楽しめるようになりました。

さらに言えば、毎年3月の恒例行事になってきた「春のイースト発酵大感謝祭 in 川越」は、2018年は3月31日に開催され、松本醤油敷地、及び周辺道路をオープンカフェ化して、鏡山酒造が日本酒を発信していました。

(「春のイースト発酵大感謝祭 in 川越」)


川越の街を見渡すと、着実に日本酒の発信は年々大きくなっていて、存在感は増すばかり。

埼玉県の地酒の発信地としての役割も果たそうとしている今、その極め付けで集大成的なものとしてウェスタ川越での一大地酒まつりに結実していました。

地酒が改めて注目されているのは、自分たちの足元を見直そうという世の中的な機運が高まっているからかもしれない。お酒自体は世界中のものが手に入りますが、街を掘り下げれば必ず地酒に行き着き、どの街でも古くからある酒蔵があるもので、かつ、今でもお酒を作り続けている。酒蔵の長い年月の蓄積によって積み上げた経験・ノウハウ・洗練さは簡単に追随を許すものではなく、日本が誇る大事な文化でもある。

日本発の芸術、日本酒。SAKE。
埼玉県内の蔵元がウェスタ川越に大集結した夢の企画。

埼玉県でこれだけたくさんの蔵元があること、幅広く個性的な日本酒が作られていることが、実は埼玉県民にもあまり知られていない事実かもしれません。川越はもちろん、鏡山、それに県内中に蔵元が点在していて、埼玉県は日本酒大県とも言える。

酒の旨味というのは、つまるところお米の旨味。

県内の蔵元は、全国の産地のお米を使いながら、埼玉県のお米、埼玉県産酒造好適米「さけ武蔵」を使ったお酒も作ることも大事にしている。
さけ武蔵は、平成16年に開発された埼玉県で初の酒米。埼玉県オリジナルの米を求めていた県内蔵元にとっては待望の酒米です。
「若水(わかみず)」を父に「改良八反流(かいりょうはったんながれ)」を母にもつその米は、12年の歳月をかけて開発され、現在熊谷市を中心に栽培されています。埼玉県農林総合研究センターにて改良八反流と若水 を交配し、誕生したもの。
さけ武蔵は大粒品種であり、「心白(しんぱく)」という米粒の中心に円形の白い不透明部分があり、ここにデンプンがぎっしりと詰まっています。このため、良質の麹を造ることができ、酒造りに大変適している。

お酒の主な原料は米と水、
水は、埼玉県には荒川と利根川という2つの大河が流れており、県内の酒蔵は荒川水系と利根川水系の伏流水を用いて酒を仕込んでいる。利根川水系に比べて荒川水系の方がやや水の硬度が高いようですが、全体的に埼玉県の水は軟水のため酒質はやわらかく、口当たりの良いまろやかな酒ができます。
そして、原料を最大限に生かす酒蔵の技術。
近年、埼玉県産業技術総合センター北部研究所で開発された酵母は吟醸酒造りに大変適しており、全国新酒鑑評会(独立行政法人酒類総合研究所主催)においては、埼玉県の高い入賞率に一役買っています。
また、平成17年から「彩の国酒造り学校」が開校しました。
彩の国酒造り学校では、埼玉県内の若手の酒造技術者を集め実地研修や室内研修などの数多くのプログラムを行い、県内酒蔵の醸造技術向上に努めています。
杜氏の伝統的な技と若い技術者の豊かな感性が織り成す今後の彩の国の地酒が今、注目を集めています。

ウェスタ川越地酒まつりは、多目的ホール入口で受付を済ませると、お猪口と試飲チケットを受け取り(ペットボトルも水ももらえます)、チケット1枚で10杯の試飲ができました(稀少銘柄によってはチケット2枚)。

ホールに足を踏み入れるとそこはまさに日本酒パラダイス。

昨年はホール中央に蔵元・銘柄ブースが並んでいましたが、今年は壁面にブースがずらりと並び、ホール中央は広々と飲食スペースがとられ、ゆったりと過ごすことができたレイアウトになっていました。

日本酒には、日本人の感性や技が凝縮されている。

出品された日本酒は、各蔵元が自信を持って作り上げた看板の定番ブランドから、鑑評会に出品される希少日本酒、限定酒、試行錯誤から生まれた独自提案の日本酒など個性に溢れたラインナップ。

まずは定番にチケット一枚、次は気になっていたあの銘柄を、次は普段は飲まないこのお酒を試してみよう、なと10枚のチケットがあると色々試せて自らの日本酒のフィールドが広がっていくのを実感する。

辛口が好みでひたすら痺れるような辛口を求める人に、甘口が好きな人、米感が伝わるお酒を、日本酒はなんと言っても余韻が命、とそれぞれの日本酒におけるこだわりが深い。

それに、ここがポイントで、日本酒好きというのは、単純にその銘柄が好きというだけでなく、その酒蔵のファンというような人が多いのが特徴で、「〇〇酒造さん」への愛情・リスペクトを持っている人が多いのが独特で、それが日本酒らしいところ。他のお酒でこんな現象はないと思う。

丁寧に仕事をする蔵元が自分たちの周りに数多くあり、多種多様な地酒を作っているがゆえの、日本酒との関係性があった。(というのは、昨年開催時、取材に来てひょんなことから五十嵐酒造さんのブースを担当することになって(笑)感じたこと)

昨年の第一回開催では、「埼玉県にこんなにも蔵元と日本酒があったのか!?」と驚きの声が聞かれましたが、蔵元が知られるようになって、気に入った地元の蔵元と日本酒ができて参加者の意識がディープになっているのを感じる。

また、お酒の味もさることながら、ボトルやラベルもそれぞれの蔵元で個性が光り、飲むも楽しい、見るも楽しいのが今の日本酒。デザインが気になるから飲んでみよう、ラベルによるいわゆる「ジャケ買い」行動が見られたのも、試飲という気軽なスタイルでの参加だったからでしょう。

しっかりとした一杯売りやボトル購入だけのイベントだと、色んなお酒を比べるハードルが上がりますが、試飲形式にしていることで、普段は手を出さないような銘柄も、試しに一杯、と選ぶことができ、想像していなかったお酒の味に感動したり、未知との遭遇が頻発して楽しめるのが試飲ならでは。

 

【小山本家酒造】

金紋世界鷹吟醸50、金紋世界鷹純米吟醸、天狗のどぶろく、小山本家 界


【麻原酒造】

純米吟醸原酒 武蔵野ブラック/ホワイト、musashino bonsai X、純米酒 梅、リキュール他


 

【権田酒造】

純米酒、蔵出し生酒しぼりたて、都富酒、上撰1年熟成、甘酒


【武蔵鶴酒造】

大吟醸、純米吟醸、清酒仕込み梅酒 ほか8~10種


【小江戸鏡山酒造】

鏡山 特別純米原酒 雄町、鏡山 純米生酒、鏡山 ワイン酵母仕込純米、鏡山 純米酒、鏡山 純米生貯 壱度火


【文楽】

純米吟醸、限定醸造純米吟醸 春、無濾過生原酒


【長澤酒造】

高麗王 純米酒、高麗王 吟醸酒、高麗王 純米吟醸、君が旗 大吟醸


【大瀧酒造】

九重桜 純米酒、九重桜 純米吟醸、九重桜 大吟醸


【釜屋】

釜屋 純米発泡清酒 ゆきあわ、ワイン酵母仕込み純米酒 ARROZ(アロス)、
釜屋 純米吟醸 槽取り 雫滴(しずく)、力士 純米酒


【松岡醸造】

帝松 大吟醸、吟醸 社長の酒、純米吟醸 東松山、10年熟成吟醸酒MIKADOMATSU、
プレミアム純米吟醸生原酒MIKADOMATSU


【五十嵐酒造】

天嵐山 純米大辛口、喜八郎 純米吟醸、生もと仕込 純米吟醸、山廃仕込み 古流純米、特別限定大吟醸 洗心無


【内木酒造】

旭正宗 特別純米、旭正宗 純米吟醸 純、旭正宗 大吟醸


【晴雲酒造】

大吟醸 大晴雲、金勝山 本醸造生酒[花酵母仕込み]、純米吟醸 手作り晴雲、
小中 おがわ小町 米25%、造り酒屋のあまさけ

埼玉県の日本酒を飲み比べ、各テーブルで杯を重ねる光景が広がる。

日本酒の奥の深さに酔いしれ、さらに埼玉県の日本酒もやるじゃないか!?という驚きと発見の声が相次いでいました。

折しも、5月4日というのは、この前日の5月3日には・・・NPO法人川越蔵の会により毎年GW恒例の「長屋バー」開催されたばかりで、長屋バーではCOEDOと合わせて毎回日本酒が大人気。

(2018年5月3日川越蔵の会 長屋バー

長屋バーとは https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11843207873.html

長屋バーで日本酒であれだけ盛り上がった直後、長屋バーに来ていた川越人たちがその翌日5月4日のウェスタ川越時酒まつりにも多数駆けつけていて、また日本酒で盛り上がる。どれだけ日本酒が好きなんだ!と思わせ、ディープな川越人が集まっていた地酒まつり。今年のウェスタ川越地酒まつりには地元の川越人の姿が多く見られ、このイベントが川越に浸透してきたのを肌で感じられました。

長屋バーでは、被災地支援で福島県や熊本県の酒蔵の銘酒を提供しましたが、それとは打って変わって埼玉県の地酒も好評を博していました。

日本酒の飲み比べがメインでありながら、日本酒に合うつまみの提案も地酒まつりならではで、今回のおつまみ品は、ヤオコーさんや一番街にある漬物屋「河村屋」さんの漬物、それに、ウェスタ川越前の交差点にある「GRILL&DINING SUNNY」さんが特別出店して提供していました。

ピクルス、いぶりがっこクリームチーズ、金華さばのカルパッチョ、低温調理ローストポーク・ビーフなどがありました。

ウェスタ川越と一番街。江戸風情が薫る一番街と現代文化の発信地になっているウェスタ川越、川越の中で時代の隔たりがあるように見える2つの場所ですが、実は繋がり合うのも面白いところで、2018年3月31日の「小江戸川越 江戸の日」では、ウェスタ川越、県施設長も江戸時代の町娘役で紅赤のいも茶などを提供していた縁があります。そして一番街の漬物屋河村屋さんがウェスタ川越の地酒まつりに出品というのは、ごく自然な流れでもあったのです。

(川越style「一番街商店街 春夏冬 二升五合市」 第三回小江戸川越 江戸の日

https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12365484626

 

(川越style「GRILL&DINING SUNNY」肉料理、川越濃菜にカレー 川越駅西口に

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12349218087.html

 

第2回のウェスタ川越地酒まつりも盛況の内に幕を閉じ、昨年を大幅に上回る来場者に、このイベントの認知と埼玉県の日本酒の浸透が実感されました。

回を重ねていくごとに、さらに埼玉の蔵元・銘柄が知られていくことでしょう。

 

ウェスタ川越から、日本酒の県、埼玉県が発信されていきます。

 

「第2回ウェスタ川越 春の地酒まつり」

http://www.westa-kawagoe.jp/event/detail.html?id=1050