川越style「川越醤油らーめん」川越醤油らーめん実行委員会 川越の新定番文化 川越麺の開発 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

川越醤油らーめんの街、川越。

川越市内では既に川越醤油らーめんの提供店が多くなり、川越と言えばという存在になりつつある。

川越に来たなら川越醤油らーめんを食べよう、そんな川越の食文化にしていこうとする動きが活発化している。

 

「醤油らーめん」、という同じカテゴリーの中にあっても、お店ごとに考え方もアプローチの仕方も異なり、結果多種多様ならーめんを許容する幅の広さがなんとも魅力的。

川越の新定番文化、川越醤油らーめんが大きく羽ばたこうとしています。

 

改めて、「川越醤油らーめん」とは??
「らーめん」を川越の新たな名物とするべく、川越の松本醤油商店と武州川越轟屋がタッグを組んで立ち上げた地域活性化プロジェクトです。

川越には、川越と言えばという歴史に裏打ちされた名産がいくつもあり、さつま芋はもちろん、鰻に河越抹茶、素麺、お菓子・・・などなど。歴史を大事に守り今に伝え、新たな時代の風を吹き込みながら提案している動きが見られる。

そこへ、今までとは切り口の違う進み方で川越らしい名産が誕生しました。

歴史と歴史を掛け合わせて新たな文化を創ろうとした強力な川越名産。

それが、「川越醤油らーめん」。

川越は個人店にチェーン店、有名店の支店含めらーめん店が市内中に数多くあり、らーめん激戦の街であり、川越の食の代表選手の一つがらーめんであるという現実がある。川越で新しくオープンするお店がらーめん店だったということは近年の川越現多く見られる出来事で(数年前の川越では、『こんなにらーめん店が続々とオープンしていて川越は意外とラーメン激戦区!?』と話しにあがることがありましたが、今や新規ラーメン店がオープンしても誰も驚かない)、気付けば川越はらーめんの街になっていた。

もともと川越では蕎麦やうどんで川越らしさを意識した展開がありましたが(河越抹茶蕎麦、武蔵野うどん、そして川越産農産物使用。川越の蕎麦店の組合では、川越産マコモタケを使った料理を提供し、スタンプラリー形式にしてお店を巡ってもらうイベントも開催している)、いよいよらーめん店も川越を発信しようと手を組む時がやって来ました。

市内中に点在する点を、繋ぎ合わせて線とし、面として川越のらーめんを大きく発信していく。

その時に、キーワードになるのが、醤油と出汁と乾物だったのです。
「川越醤油らーめん 公式サイト」

http://kawagoe-ramen.com/


・定 義
以下の条件をすべて満たすこと
一つ 川越の醤油蔵の醤油を使用すること
一つ 川越で仕入れた食材を使用すること

これらを条件に、市内複数のらーめん店で独自のメニューが展開されています。
・ストーリー
「江戸の台所」と呼ばれ繁栄をみせた川越。
良質な仕込み水や穀物に恵まれた川越藩領は醤油醸造に適した地であり、
大正時代まで入間・比企郡だけでも47件の醤油蔵が軒を連ねておりました。
「河越の小麦ハ粉となして、目方増す。粉も上品にして色白し。」
「京・大坂をのぼれば、河越小麦とて、賞翫す。」※1
とあるように、川越産の小麦は天下一と称され、
原料とした上質な麺(素麺)も広く好まれておりました。
それら優れた川越の農産物が舟運によって江戸へと渡り食文化に華を添える。
そして今、川越の魅力を詰め込んだ‘舟’が、一杯のらーめんに蘇りました。
多くの皆様に川越の魅力を再発見して頂きたい。
そんな想いが詰まった一杯を是非ご堪能ください。
※1出典「武蔵三好野名勝図会」享和元年(1801年)


■醤油蔵・だし乾物店

・松本醤油商店


川越市仲町10-13
https://www.hatsukari.co.jp/
川越に醤油蔵があるのは松本醤油商店さんだけですが、店舗を構えている醤油店として、笛木醤油さんと弓削田醤油さんがあります。

松本醤油商店さんは、仲町交差点を西に進んで脇道を右に入ったところにあります。寺町通りと呼ばれる道はちょうど一番街と並行していて、一番街の路地裏散策でも歩く人が多く見られる。

全体を醸ん楽座と名付けられた敷地には、醤油蔵の他に直売所、小江戸鏡山酒造、飲食店・ガラスショップ「Blue moon」&体験工房などがあります。

川越 松本醤油商店
『江戸時代から受け継がれる蔵
川越で約250年続く蔵元である松本醤油商店。
天保元年に建造された蔵には、江戸時代から使い続けている杉桶が40本並び、今なお昔ながらの手法によって製造を続けています。歴史ある蔵の中には、麹菌や酵母菌、乳酸菌といった様々な菌が生息していて、これらの菌の働きで松本醤油商店の醤油は生まれます。』

( 松本醤油商店の天保蔵内杉桶)

 

・武州川越轟屋


川越市連雀町7-2
http://www.todoroki-ya.com/

 

らーめん店の意識も高く、川越醤油らーめんを提供する川越のらーめん店は増えている状況。お店で提供していた「醤油らーめん」を「川越醤油らーめん」に切り替えているお店が多くなっている。川越醤油らーめんの主旨に賛同し、川越をらーめんで盛り上げようと一致団結しています。提供店は今後も増えていく予定。
■中華そば田家本店


川越市久下戸3017-4
http://dennya.net/


■寿製麺よしかわ


川越市今福1738-14

■川越らーめんこひや


川越市連雀町9−1
https://twitter.com/hitoshikobinata

■麺屋旬


川越市今成1丁目3−1

https://tabelog.com/saitama/A1103/A110303/11004162/

■nibo


川越市砂新田(大字)80−14
https://mobile.twitter.com/nibo_kawagoe

■まことや 本店


川越市連雀町8−4
https://tabelog.com/saitama/A1103/A110303/11020258/


■てんこもりラーメン


川越市新富町1丁目3−9 アミティ本川越
https://tabelog.com/saitama/A1103/A110303/11000731/
 

■麺屋MANI(マニ)


(川越style「麺屋MANI」熊本・博多ラーメン、そして川越醤油ラーメン 立門前通り

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12307425342.html
川越市連雀町8−3
https://tabelog.com/saitama/A1103/A110303/11043103/


■麺屋 芽ぶき


川越市下赤坂68-2
https://twitter.com/yoshlyukltakada

■一風堂 川越インター店


川越市大袋新田1390-1
http://www.ippudo.com/


■UNDERGROUNDRAMEN


川越市仲町10-13

https://twitter.com/UGR_kawagoe/

 

川越醤油らーめんの取り組みは各方面の注目を浴び、2017年2月日本テレビnews.every「気になる!」で川越醤油らーめんが特集された時には、会として収録に全面協力。

川越醤油らーめんを世に広めるべく、会として外部のイベントに参加して運営したのが、2018年6月9日のことでした。ウェスタ川越交流広場に「マルシェ DE 川越醤油らーめん」出店 。

川越醤油らーめんを提供する2店に出店してもらいました。


『今回出店するのは、「寿製麺よしかわ」と「にぼ乃詩(にぼのうた)」の2店。
いずれも自慢の川越醤油らーめんを販売します。』
会場 ウェスタ川越 交流広場
①「寿麺よしかわ」・・・川越の人気有名店!
②「にぼ乃詩(にぼのうた)」・・・5月に川越に新店舗をオープンした期待のお店!
主催|川越醤油らーめん実行委員会 
共催|ウェスタ川越

 

川越でラーメンのイベントと言えば、まるひろ百貨店屋上で各地の人気店が集結した「ラーメンフェスティバル」が開催されていましたが、今回のイベントは今までにない切り口、「川越醤油らーめん」に特化した川越初のイベントになっていた。

川越醤油らーめんを提供するお店が出店、という括りが斬新で新鮮、逆に言うとこの括りでイベントが行えるくらいに川越醤油らーめんが浸透してきたことを物語る。

運営も斬新。

厨房機器がある施設内で行うのなら別だが、火力・麺を茹でるための大量の給排水の問題から屋外イベントで麺類提供というのは実はハードルが高いのです(屋外イベントで麺類出店が少ないのはこの理由によって断念することが多い)。対策として都内のラーメンイベントでは、厨房機器などを揃えた特設店舗を工事して造ることが多い(そこまでするのは一日開催ではなくある程度の期間開催することから)。

そんな中で、今回の「マルシェ DE 川越醤油らーめん」では、なんと何の設備もない屋外で一日限定でらーめんを提供してしまおうとするチャレンジングな取り組みが見られました。

ウェスタ川越・ウニクス川越の施設側の努力、それに慣れない屋外でのラーメン提供に挑んだ2店。そんな舞台裏があり、屋外でラーメンのイベントを開催するというかなり画期的な試みでした。

2店だけの出店・・・??と思ったかもしれませんが、これにも実は舞台裏があり、今後開催予定の大規模川越醤油らーめんイベントのための布石として今イベントの位置づけ・チャレンジがあったのです。今後の展開の話しは後述。

2店が、「これがうちの川越醤油らーめんだ!」と渾身のらーめんを提供。川越醤油らーめんという同じジャンルにありながら、よしかわさんは澄み透ったスープが売りで、にぼ乃詩さんは煮干し感たっぷりのラーメン。それぞれのアプローチの仕方に見ごたえがあり、それが隣同士で展開している光景もまた川越的に面白い。

お客さんは気になるお店のらーめんを選び、両店を食べ比べする人も多数見られました。

大反響で確かな手ごたえを掴んだ川越醤油らーめんイベント。さすがらーめんの破壊力は圧倒的。懸案だった運営面も、屋外イベントで麺を提供することを把握することができた。

 

川越醤油らーめんを本格的に展開していこうと、有志が集まって川越醤油らーめんの今後について話し合いが行われたのが2018年11月。

らーめん店の店主含めた面々で、川越から川越醤油らーめんをどう展開・発信していくか、様々な議論をしました。


この日集結したのは、

・頑者 大橋氏
・寿製麺よしかわ 吉川氏

・川越スカラ座 舟橋氏

・川越Farmer’s Market 石川氏
・ウニクス川越 中尾氏
・ウェスタ川越 清水氏
・大谷氏
・松本醤油商店 松本氏
・武州轟屋 石井氏、小嶋氏

この日の話し合いでは、何より、川越を代表するツートップの2店がオブザーバーとして参加していたことが大きい。
逆に言えばこの2店が動いてこそという側面もあり、頑者の大橋さんも寿製麺よしかわの吉川さんも、川越のために協力したいという気持ちで関わっている。
川越醤油らーめんをどう広めてブランド化していくか、実際のお店の現場の声をもらうことは非常に有意義で、少しずつ形が見え始めてきました。

その後も、会としての正式な規約作りから、4月以降の展開の打ち合わせなどなどを重ねていきました。

 

会では、これまでにない取り組みにチャレンジすることに。

それが、「川越麺」の開発。

川越産100%の麺を製造しようと、各方面へアプローチしていった。小麦は川越の農家大河内さんから仕入れて確保。

 

製麺は川越の寺山に工場がある株式会社さっぽろ麺フーズさんと連携。その後、さっぽろ麺フーズの青木さんなども実行委員会に加入し、製麺会社としての意見を色々と出しています。

そして、ついに、純川越産の「川越麺」が完成。


渾身の川越麺を引っ提げ、世に送り出そうと会が出店したのが、2019年5月ウェスタ川越「ウェスタ川越春の大地酒まつり」でした。

川越麺は想像以上に好評で、用意したらーめんは全て完売。

川越醤油らーめんの新提案に一同自信を深めたのでした。

(川越style「ウェスタ川越 春の大地酒まつり」~埼玉の銘酒に酔いしれて~ウェスタ川越

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12466840408.html

 

さらに会ではブラッシュアップを重ね、2019年7月7日蓮馨寺の川越Farmer's Marketにも出店。

これには、松本醤油の醤油麹を使用し、川越産の玉ねぎ・三つ葉を使用した特別な「川越醤油麹油そば」を開発。

用意した400食が見事に完売したのでした。

(2017年7月7日蓮馨寺川越Farmer's Market)

 

これから、大きなムーブメントになっていくだろう、川越麺の川越醤油らーめん。

今後も実行委員会では、イベントなどに出店して川越醤油らーめんを広めながら、川越麺の普及にも努めていく。

 

川越醤油らーめんの街、川越。

川越の新定番文化として、川越に根を張り始めています。

 

川越の食文化がまた豊かに広がっていく。

 

「川越醤油らーめん 公式サイト」

http://kawagoe-ramen.com/