川越style「フォータカハシ」ベトナム麺料理のお店 うらかわの閑静な住宅街の中で | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

閑静な住宅街の中に、優しいフォーがあることのしっくり感。

フォーはこんなにも自由でいいのだと教えられるようで、フォーの世界の奥の深さを感じさせる。

いろんな可能性を秘めた場所とフォーは、川越で今までにないポジションを確立していくに違いない。

2018年1月にオープンしたのが、ベトナム麺料理のお店、「フォータカハシ」さん。

お店があるのが、川越駅東口、アトレマルヒロとmodiの間の道を東へ進み、川越街道と交差する三番町交差点を越えてさらに進む。

(三番町交差点)
交差点を過ぎ、二つ目の道を左折、ちょうどシゲモトクリーニングさんの向かいの道です。
クレアモールの喧騒から離れ、ゆったりとした空気が流れる住宅街へ。
このエリアの空気感は川越の中でも独特。
道を歩いて行くと、視界が開けて一際大きな建物が目に飛び込んでくる。品のある落ち着いた雰囲気漂う一帯に、忽然と現れるようにしてある建物は、見上げる人を「ここには素敵なものが詰まっていそう」と期待させるオーラを放っている。

この建物の物語はこれまで何度も取り上げてきましたが、新たなストーリーがここに始まりました。建物の1階の一ヶ所、フォータカハシさんです。以前、ピケニケさんがあった場所。

「フォータカハシ」

川越市仙波町1-5-38 ムラセビル1F(ピケニケ跡地) 

昼の営業···(月)(火)(水)(土)(日)11:30~15:30

夜の営業···(月)(火)(水)18:00-22:00 

火・水曜日休み
070-4108-0311 
駐車場1台あり 

Instagram:https://www.instagram.com/pho_takahashi/

分かりにくいとイメージされる場所ですが、ここに来るまでには、川越駅からの広い道路を真っ直ぐ進んで川越街道を越え、一回左に曲がるだけというシンプルな道順でもあります。

川越駅やクレアモールの賑やかさから一変住宅街の落ち着きへと、がらりと風景が変わるのでそれも遠く感じさせる要因かも。

住宅街の真っ只中、ここでこんな素敵なお店が詰まっている建物と出会えるなんて、とギャップを感じ、まるで宝箱を発見したかのよう。
見る人にそう思わせる建物は、中に入っているのは期待以上のお店ばかり。

フォータカハシさんのすぐ隣には花屋「d'ici peu(ディシプー)」さんと美容室「kohaku hair&relax」さんが入っていて、一帯の雰囲気にもぴったりの素敵なお店が揃って入っているという奇跡。ここまで文化レベルが高いお店が偶然にも揃っていることが信じられないこと。


(「d'ici peu(ディシプー)」ここにしかない空間とここでしか出会えない花へ

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11566121588.html

d'ici peuさんやkohakuさんに来たお客さんがお昼ご飯にフォータカハシに寄るパターンも多く、また、両店ともフォータカハシのことを紹介して後押ししている。

フォータカハシさんは決して広いお店ではないですが、ゆったりとした空気感がなんとも居心地が良い。小さなお子さん連れも大歓迎だそう。

感度の高い人が多い川越らしく、地域の人がオープンを待ちわびてやって来ているのはもちろん、お店のInstagramなどを見て、誰かがSNSにあげているのを見てという人が多いのが特徴。

現在は昼のみの営業ですが、4月(予定)から週に何日か夜営業も始める構想です。

 

メニューは、店名にある通り、ずばり、フォーがメインのお店。

フォータカハシを代表するチキンと野菜のフォーをはじめ、ベトナムカレーに生春巻きやチェーも用意。

■メインメニュー

・チキンと野菜のフォー

・エビと野菜のフォー

・ベトナム風チキンカレー

《上記のメニューには蓮茶がついています。》

味つけ玉子トッピング

麺大盛

パクチートッピングor大盛

■サイトメニュー

生春巻き

ジャスミンライス

■デザート

・あずきのチェー(バニラアイス付き)

■ドリンク

生ビール(ハートランド)

ジンジャーエール(ウィルキンソン)

チキンと野菜のフォー。野菜がたっぷりなのがフォータカハシの特徴。

フォーにはパクチーがのっていますが、苦手な場合は遠慮なく申し出れば、パクチーの代わりに水菜2色のフォーにしてもらうこともできます。
逆に、パクチー盛り盛りが希望なら、トッピングでパクチー増量を頼むこともできる。

エビと野菜のフォー。

川越には数軒ベトナム料理のお店がありますが、フォータカハシさんはベトナム人が経営しているお店・・・ではなく、日本人女性が一人で切り盛りしているお店です。

ここのフォーは、本場のフォーというより、日本人の女性の感性で作る日本的創作的フォーと言えばいいでしょうか。もちろん米粉麺を使うことは本場と変わりませんが、ことこと煮込んだ鶏ガラスープと昆布の出汁、そしてなにより、スープの中に、上に、あのたっぷりと乗ったお野菜です。野菜たっぷりがフォータカハシのフォーたる所以で、醍醐味。お野菜補給のためにもこのフォーはいいかも。

 

スープを一口含む。

きっと、はじめはあれ?と思うかもしれない。

日本の麺料理は、スープ・つゆの一口目のインパクトの強さがありますが、その味に慣れていると、フォーのスープは初めは確かに薄く感じるかもしれない。でも、侮るなかれフォーの真価は後からやってくるのだ。食べ進むうちに、だんだんとスープの奥にある旨味がじんわりと伝わってきて、いつの間にか身体の奥に届いていくような感じになっていく。そう、まるで全身の隅々に伝わっていくようなのです。なんとも優しく、深い、フォーのスープ。

その間にも、たくさんの野菜たちが次々に現れ、それぞれいい味を出してスープに麺に絡み、飽きることがない。

少し味を変えたい?

もちろん途中で、調味料で味を変えたっていい。

酸っぱくしたい、辛くしたい、自由自在に好みの味に変えられる。いやむしろ、後から自分流にカスタマイズするのが、フォーの楽しみ。

食べ終わる頃には、第一印象なんてどこかに吹っ飛んで、「フォーっていい!」と感じ入っているはず。そんなフォーが、フォータカハシなのだ。

インパクト・強さ・濃さ、とは別次元で在るフォーの立ち位置。

優しく、静かに旨味を伝えるというのは、まさに和食的であり、フォータカハシのフォーは日本人が作る日本的フォーで和食にも近しいと思う。

多分、ベトナムの本場のフォーを知らなくてもいいのだ。

フォータカハシのフォーは、ベトナムのフォー・・・をベースに独自のジャンルを確立しているようなフォーで、むしろ、本場のフォーを知らない方が固定観念に縛られずに素直にフォータカハシを受け入れることができそう。

とはいえ、店名にフォーと表示している以上、ベトナムのフォーというものを知ることも大事なことかも。フォータカハシからちょっと旅行してベトナムのフォーの様子を見てみましょう。

ベトナムはインドシナ半島の東の海岸線沿いの南北に細長い国。

縦に細長い土地、料理もあっさりしていて、と日本に似ているところが多く、親近感を持つ人も多いでしょう。

ベトナムは北と南では、気候も異なり、文化、気質、料理も異なる。ホーチミンやハノイなど場所によってそれぞれに味が違い、その土地ならではの個性がある。

北と南で文化の違いは、日本のラーメンなら札幌ラーメンと博多ラーメンのような違いがある。

食文化は中国の影響を受け、主食はお米を食べお箸を使います。

ただ、中国料理ほど油は使わず、隣のタイほど辛くありません。

味のベースにヌックマム(魚醤)を使うことが多く、それを使えばベトナム料理になるくらい重要な存在。

フォーというのはベトナムの国民食で、お米の国ベトナムらしく、米粉で作ったもちもちした食感の麺が特徴。あっさりとするりと毎食でも食べられるような麺料理。

ベトナム人にとってのフォーやおかゆは、生活に馴染んだ食べ物で、一般にアジアンフードというと辛い・刺激的というイメージがありますが、ベトナム料理はあっさりしつつもメリハリがあって、日本人の口に合いやすいことでも知られます。

ベトナムのフォーは、もやしをたっぷり使い、米粉麺をさっと茹でるくらいでお湯から出し、合わせる牛肉は、ベトナムでは生のまま丼に乗せて、スープをかけて熱する。

ベトナム人はフォーは毎朝のように食べていて(日本人のお茶碗のご飯感覚)、さっと簡単にフォー食べてスープ飲んで仕事に出かけていく。
ベトナムでは家で食事をとるよりお店で食べる方が一般的で、安いお店が街のあちこちにある。

おばちゃんが一人で切り盛りしているような屋台が道端にたくさんある。
ベトナム人は昼ごはんにもフォーを食べる人も多く、夜はご飯を食べて、と一日を通して米がすぐそばにある食文化。

調味料が豊富で、自分で好きなように味付けするのがベトナム流。

辛いのも酸っぱいのも自分でメリハリつけます。

フォータカハシのベトナム料理としては、ベトナム風チキンカレーも見逃せません。

 

また、定番の他に月替わりで替わっていく限定メニューがあるのも楽しみで、2月は、・豚ひき肉・厚揚げと野菜のフォー(豆乳スープ)でした。豆乳スープというのが、ベトナムにはない創作感に溢れます。

 

フォータカハシに来たら、フォーはもちろんのこと、サイドメニューの生春巻きも一緒に楽しみたい。

生春巻きもベトナム料理と言えばの食べ物で、生地はライスペーパー、中にはサラダに海老、ブンという麺も入っていてこれも米粉麺です。これを甘辛いタレにつけて食べる。現地の人は、サラダ感覚で春巻きを食べるといいますが、確かに野菜豊富で食べやすい。そしてこれも、フォータカハシらしく、日本的女性的優しい味の生春巻きであることはもちろんです。

フォーの米粉麺、生春巻きのライスペーパー、ブンという麺にもち米入りぜんさい、ベトナムはお米が食の中心にあって、日本以上のお米文化の国。
「お米は毎日食べます。日本のお米はもちっとしていて、ベトナムはもっと軽い感じ」
と、ベトナム人がお米の違いを教えてくれたことがありました。

 

そしてデザートには、これまたベトナムでは定番のチェー。

あずきのチェーは、ココナッツミルクが入ったまろやかなぜんざいのようなチェーにバニラアイス。上にかかっているデュカ(スパイス塩)がクセになります。


 

フォータカハシでは、不定期にバインミー(ベトナムのサンドイッチ)を提供する日があることもあります。

お米の国ベトナムで、なぜ小麦粉のパンが??と思うかもしれませんが、ベトナムはフランスの植民地だった影響もあり、フランスパンも広まっていて、バインミーも浸透している。

もちろん、フォータカハシさんのバインミーであるので、お野菜たっぷりなことは想像通り。ふわりとしたパン生地に溢れんばかりのお野菜が詰め込まれ、ここにしかないバインミーを味わうことができる。

2月のバインミー提供では、「エビとアボカド」、「ポークとレンコン」の2種類を提供。テイクアウトもOKでした。バインミーなどの特別な日は事前にInstagramで発信しているので、参考にしてください。

 

フォータカハシさんの欠かすことのできない大きな個性でもある、お野菜の存在。

フォータカハシのお野菜のことを掘り下げていきます。

そこには、繋がるべくして繋がった農家さん、川越の食を支えている川越の農家さんの存在がありました。

フォータカハシさんの他にはない野菜たっぷりなフォーにはやはり、野菜に対する愛情がたっぷり注がれていた。

地元産農産物を使用することに積極的なフォータカハシさん、そう、あのフォーのお野菜を支えているのは、川越の畑と農家さんでもあったという事実。

例えばそれは、「たばちゃん農園」さんであり(たばちゃん農園さんのお野菜は、川越の大人気店「すずのや」さんや「KOEDOイタリアン ルーチェ」さんでも使われている)、それにハーブ類は植物工場りっせんさん。りっせんさんは川越Farmer'sMarketお馴染みの農家さんであり、イベントでは毎回多くの人が殺到するのみならず、市内の飲食店での取引が飛躍的に広がっています。

(「くらしをいろどるFarmer'sMarket 前編」2017年1月21日りっせんさんブース

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12346522254.html

りっせんさんの出店の様子。ハーブは毎回大好評です。

 

フォータカハシの店主、高橋さんのこれまでを振り返る時に、まずはフォータカハシさんがあるこの場所のことから始めなければならない。

ここには以前は「ピケニケ」さんがあったことはご存知の人は多いでしょう。

(Coffee&winestand pique-nique-ピケニケさん)

ピケニケにお客さんとして来ていた高橋さんは、ピケニケが閉店する話しを聞いた時に、「自分がこの場所を引き継いで自分のお店をやりたい」と思い立った。

通い慣れて気に入ったお店だったし、落ち着いた雰囲気も好きだった。一人で切り盛りするのにもちょうど良いのではと、ピケニケの閉店後、ここで自身のお店をオープンすることを決意。

なぜ、フォーのお店だったのか・・・というのは、高橋さんはベトナム料理のお店で働いていたことが大きかった。

都内の千駄ヶ谷にある「Pho 321(フォースリーツーワン) Noodle bar」は、フォーを中心にしたベトナム料理のお洒落食堂。

そのお店も、ベトナムベトナムしていないというか、本場感を売りにするというよりも、日本的感性でアレンジしたベトナム料理を提供し、高橋さんはここで2年ほど働いていた経験が大きかった。

今、振り返れば、Pho 321で働いていなければフォータカハシに繋がっていないし、独立もしていなかったかもしれない。

同時に、本川越駅近くにある人気店「Cafe Matilda(カフェ マチルダ)」でも働いていて、川越の繋がりもある高橋さん。

(「Magic Matilda」カフェマチルダで毎月開催されている大人の音楽イベント
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12175214394.html
Matildaとの繋がりは、実はそれ以前からの知り合いであり、Matildaの春来さんがかつて働いていたハンバーガーショップ「OATMAN DINER(オートマンダイナー)」に、高橋さんはお客さんとしてよく行っていて、スタッフだった春来さんと知り合う。

その後、春来さんは昔からの友人とMatildaを立ち上げ、高橋さんは一時期働いていたという経緯。

OATMAN DINERがあったのは、クレアモールから脇道に入った先で、今なら「うらかわ」という言葉がありますが、オートマンがあった当時はそんな言葉もまだなく、いや、若手店主の個人店というもの自体が川越に少ない状況で、当時の先端的感性の若者たちが集っていたのが、オートマンでした。あそこに行けば誰か面白い人に出逢える、そんな熱気が渦巻いていたのです。

オートマンが好きで、オートマンのようなお店に憧れ、こんな風に生きたいと感化された若者がたくさんいて、その一つがCafe Matildaであり、他にも川越内外にオートマンの影響を受けて自分もお店をやろうと独立した個人店はあちこちにあります。

今の川越は、個人店文化が花開き、うらかわも注目されるようになっているのは、オートマンの存在が大きかったことは川越の中で永遠に語り継がれることに違いありません。

・・・という、高橋さんの話しを聞いていて、フォータカハシもオートマンの系譜だったことに驚きます。

いつか何かできればと漠然としたイメージが、一気に具体化していったのが、ピケニケに通い、この場所が空くという話しを聞いた時。フォーのお店を思い立った。

川越には、フォーをメインに出すお店というのはない、面白いのではないか。

「川越でお店をやるなら、フォーのお店」と定まったのでした。

Pho 321の経験を土台にし、自身のフォーを模索し、試行錯誤して辿り着いたのが、フォータカハシのフォー。

優しい味、野菜たっぷり、どこにもないフォーが出来上がりました。

フォータカハシさんがあるのは、川越の人気エリア「うらかわ」の最深部ともいえる場所。
うらかわは川越で人気の裏道カルチャーのことで、クレアモールから脇道に入っていった先などで出会えるこだわりの個人のお店が集まるエリア。川越で熱い話題となっているうらかわは、若手店主が多く、お店同士が連携してお互いに発信し合っているのが特徴。

クレアモールから奥へ進んで行き、「ソコノワ」さんなどが入るあの建物あたりがうらかわの聖地であり最奥でしたが、そこからさらに、川越の裏道を進んでみれば。。。
川越街道を越え、住宅街の中を入っていった先、うらかわテイストのお店と出会えるゴールのような場所がフォータカハシさんであり、この建物に入るお店たち。
また、少し歩けば靴の「TSUI」さんもすぐ傍にあって、お店巡りが楽しいエリア。
川越の中でも特異な存在である二つの建物、ソコノワさんなどの建物が若者の洗練だとしたら、その奥にあるフォータカハシさんがある建物は大人の洗練を感じさせる。いずれにしても、一つに建物にテイストの違うお店が同居していて、面白いスポット。

今までこの建物の在り方は、静かに来る人を待つという感じでしたが、ピケニケさんが活気を作りそれをフォータカハシさんが受け継ぎ、建物の最後のピースを埋めるようにやって来て、また新たな姿を見せ始めている。

以前は、宝箱のお店同士が手を組んだ合同イベントが開催されたことがありましたが、これからも見られるでしょうか。
それに、忘れてはならない、ベトナム料理にフォータカハシがあるなら、ベトナム雑貨として川越にあるのが、「ベトナム小粋雑貨サニーサイドテラス」さん。

一番街にある埼玉りそな銀行向かいの路地に入ったところにあるお店は、優しいテイストのベトナム雑貨を発信するお店として川越に根付いています。

(一番街にあるベトナム小粋雑貨サニーサイドテラスさん)

川越で、まさにお米の田んぼ作りのようにベトナム文化を耕してきたサニーサイドテラスさん。

フォータカハシさんの高橋さんは、川越でフォーのお店を始めるにあたり、既に川越でベトナム雑貨のお店が定着していたことは大きな追い風だと思っていた。何もないところでベトナム料理を始めるより、ベトナムの文化が薫っている川越なら受け入れられるのではないか、と。

事実、川越の人はベトナム料理と聞けば、「ああ、川越ならベトナム雑貨のサニーサイドテラスさんがありますね」とすぐに関連付けてくれる。

サニーサイドテラスの佐々木さんはフォータカハシさんに足を運んで話しをしたようで、ベトナムというキーワードで繋がった両店が、今後どんな展開をしていくのか期待が膨らみます。

川越なら大丈夫だろう、想像した通り、オープンしたら川越の人は臆せずすんなりフォーを食べ、独自のジャンルのようなフォーを楽しみ、定期的に通うリピーターもいる。

もともと川越はアジアン料理が百花繚乱の街であり、「川越唐人揃い」や「かわごえ国際交流フェスタ」といった国際交流イベントも活発です。そして外国人観光客も押し寄せている街。

街として国際交流の素地はあるので、川越の人にとってはフォーは遠い存在ではなく、選択肢の一つくらいの感覚。

そのフォーが、日本的にアレンジされた野菜たっぷりのフォーなら、なおのこと川越で受け入れられやすいはず。


フォータカハシのお店を後にした時の、「野菜をたくさん食べた」という満足感に浸っているのは、フォータカハシだからこそ。

そして、米粉麺によるお米の満足感もしっかり。

一杯の中に、いろんな満足があって、優しい気持ちがあって、またしばらくすればここに来るだろうと噛み締めながら、お店を離れるのでした。

また、あの優しい味へ。

 

ずっと残り、しばらくするとふと思い出す、そんな優しさが空間と料理に溢れている。

また、あの優しい場所へ。

 

「フォータカハシ」

川越市仙波町1-5-38 ムラセビル1F(ピケニケ跡地)

昼の営業···(月)(火)(水)(土)(日)11:30~15:30

夜の営業···(月)(火)(水)18:00-22:00 

火・水曜日休み

070-4108-0311 
駐車場1台あり 

Instagram:https://www.instagram.com/pho_takahashi/