川越style「ミュージカルカンパニーすてっぷ1 ディナーショー」小江戸蔵里八州亭 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

小江戸蔵里の八州亭では、
熱のこもった最終リハーサルが続いていました。

本番を前に、さらに表情が引き締まっていく。

 

 









 

 

2016年7月10日(日)小江戸蔵里八州亭で行われたのが、

 

「小江戸蔵里 八洲亭 ミュージカルカンパニーすてっぷ1 ディナーショー」。 

時間:開場/17:00 開演/18:00 終演/20:00

入場料:¥1000+飲食ワンオーダー

会場:小江戸 蔵里 八洲亭(川越市新富町1-10-1)

主催:ミュージカルカンパニーすてっぷ1
共催:株式会社まちづくり川越

 

募集スタートからあっという間に席が埋まり、早い段階で満席に。さすがはすてっぷ1。

 

この日を心待ちにしていた人が、開場時間直後から八州亭に押し寄せていました。
 

すてっぷ1の公演では、毎年やまぶき会館といったホールでの公演も人気ですが、

この八州亭で観られるというレア感、初の試みに予約が殺到しました。

今回、開場が17:00、開演が18:00と間を一時間とってあるのは、

ショーの前にゆっくり食事を楽しんでもらおうというディナーショーという趣向で、

八州亭の空間を生かした、川越らしいディナーショーでした。

 

プログラムは前半と後半の二部制で、

 

それぞれで10曲以上ある濃い内容。

宝塚の曲が多く、次から次へ曲が繋がりパフォーマンスが披露されていくので、

2時間という時間があっという間。

飽きることなく、夢の世界が夢のままに幕を閉じていくようでした。

18時開演。前半は、

1、夢は世界を翔けめぐる

2、ディガディガ

3、買い物ブギ

4、ラテンメドレー

5、オペラ座の怪人

6、ジェラシー

7、モンテカルロ

8、ホーム

9、グローリアス

10、愛の賛歌

11、夢アモーレ


 
























 




 




 

 

あっという間の前半一時間、華麗なパフォーマンスに惹きこまれていく観客なのでした。。。

 

 

 


主催の「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」といえば、

ここ川越でミュージカル文化を広めているカンパニーとしてファンも多く、

毎年川越市民会館やまぶき会館でミュージカルを上演していることはすでにお馴染みです。

主宰している飛翔ひかるさんは元宝塚歌劇団星組。

飛翔ひかる、1979年宝塚音楽学校卒業・宝塚歌劇団入団(65期生)

退団まで、星組で男役を務める

1984年宝塚歌劇団退団

1989年ダンススタジオすてっぷ1設立

すてっぷ1の演出・脚本の他、横浜赤い靴劇場「真夏の夜の夢」

国際クラシックライヴ(NY国連本部ホール・カーネギーホール・ジャパンソサエティ)「赤毛のアン」

障害者の為のファッションショーなどの演出・振付なども手掛ける。
現在、埼玉県川越市と静岡県沼津市にてミュージカルクラスを開校し指導。

SBS学苑沼津校でバレエエクササイズクラス・プリティプリンセスクラスを指導。

川越市の高校でのマナー教室の講師なども手掛けている。スタジオは川越の仙波町にあります。

 

すてっぷ1の近年の川越での公演は、

 

2014年は「ハムレット」、2015年は「ロミオとジュリエット」を行い、大成功を収めています。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

(「ミュージカル『ロミオとジュリエット』 レビュー『flap!』」2015年8月28日29日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12068215748.html

 

昨年、ロミオとジュリエットの公演を成功させたすてっぷ1は、

 

以降も各地で公演を重ね、個人ごとの活動も展開しながら、

2016年公演に向けた準備もロミオとジュリエット後から少しずつ始まっていきました。

そう、これだけの公演になるとまさに一年がかりの準備になり、

一年がこの夏の舞台を中心にしてスケジュールが組まれているようなもの。

そして・・・2016年の公演は「ZORRO(ゾロ)」になることが決定、

8月26日、27日計3回公演となることが発表されました。

2016年3月には一般オーディションが始まり、

歌や踊りが好き、ミュージカル舞台に立ってみたい、元宝塚の飛翔さんと同じ舞台に立ちたい、など

各地から様々な人が名乗りを上げ、挑戦していた。

 

今年の陣容が固まり、スタジオにまたあの熱気が帰ってきた。

 

集まったメンバーは舞台の全体の輪郭から掴んでいき、

理解を深めるごとに輪郭をくっきりさせていく。

それをみなで共有しながら進めていく日々が始まっていきました。

日を追うごとに役そのもののになっていき、だんだんと舞台に一つの世界が立ち上がっていく。

華やかな表舞台に至る、スタジオでのこの裏舞台の人間ドラマに惹き込まれていくのはいつものこと。。。

今や川越の夏の風物詩的舞台と言えるのは、

ここ川越にあるスタジオで、

それこそ文字通り汗と涙を滴らせながら作り上げられた舞台であるからこそ。

 

5月、舞台稽古が本格的になっていくさなか、

 

すてっぷ1のメンバーたちは、2016年5月5日蓮馨寺周辺にて行われた
「こころおどるKAWAGOEフェスタ」の昭和の川越ファッションショウに登場。

昭和をテーマにした衣装に身を包み、ランウェイを華麗に歩き、沿道の観客を魅了しました。

 

 

 




(「こころおどるKAWAGOEフェスタ」2016年5月5日仲町交差点~連雀町交差点、蓮馨寺

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12157801130.html
表情を緩めたメンバーたちは、つかの間、楽しむように歩いていたのが印象的でした。

また稽古に没頭し、公演に向けて忙しい日々を送っていったすてっぷ1、

振り返れば、ちょうどこの頃でした。

「蔵里の八州亭でディナーショーをやったら面白いんじゃないか」と話しを持っていったのは。

すてっぷ1もすぐにこの話しに興味を示し、

では実際に蔵里で顔合わせの機会を設けようと、

蔵里で最初の打ち合わせを行ったのが、2016年5月はじめのこと。

ここから、7月10日という日程が決まっていき、

橋渡しが済んだら、あとはすてっぷ1が当日の内容などを詰めていくことになりました。

すてっぷ1の人たちも八州亭の雰囲気をすぐに気に入ったようで、

ここなら自分たちのショーを体感してもらえるはず、と口にしていました。

8月公演の稽古と同時に、7月3日のためのプログラムを考え、そのための練習も始めていくことになった。

こちらとしては8月公演の宣伝になるようなプレイベントくらいでいいのでは?と思ったのですが、

すてっぷ1の飛翔さんたちのプロ魂はそんなことでは満足せず、

激動の稽古のさなかに、もう一つ新たな公演を加えるという決断をしたのでした。

その本気度に圧倒される。。。

ここで、会場となった八州亭のことについて述べます。

ディナーショーとこの場所は、切っても切れない関係にあるのです。

小江戸蔵里の八州亭でのイベントは、橋渡ししたのはすてっぷ1で3つ目。
川越ブルーノート化計画と題して、

川越で唯一無二の大人の雰囲気の場である八州亭で、大人のイベントを定着させていく、

この空間を川越の文化拠点にしていくための運動を続けていますが、

これまで、パイオニアの世界最高峰オーディオ「TADの試聴会」、

だんだんと川越の顔的ミュージシャンになりつつあるLiLoさんたちの

「KOEDO♪NOTE KAWAGOE」を繋げ、あれからそれぞれ八州亭で走り出しています。

(「TAD試聴会」2016年6月12日小江戸蔵里八州亭

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12168872496.html

 

 

(「KOEDO♪NOTE KAWAGOE vol.1」2016年4月17日小江戸蔵里八州亭

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12152465403.html

 

八州亭は、特別な場所だからこそ内容を選ぶと思う。

 

上記二つのようにしっかりとした質の高いものでないと、空間を生かしきれない。空間に負けてしまう。
なぜ、すてっぷ1を八州亭で考えたのか??

すてっぷ1のショーもどこでもいいわけではなく、

ホールか、ホテルか、と場を選びますが、そのショーに負けない空間、いや、

より引き立てるような空間が八州亭だと確信していました。

ここですてっぷ1がディナーショーをやったら凄くいい雰囲気だろうな、

それがもう目に見えるようにイメージできたので、間違いないと思っていました。

そのくらいクリアに見えるものは外さないし、

そのくらいのものを蔵里に話しを持っていくようにしています。。

 

一見、ミュージカルのようなショーと元酒蔵という取り合わせはギャップがあるかもしれませんが、

 

蔵の中で食事しながらショーを堪能できる、

すぐ目の前が舞台で至近距離で観ることができる、というのは川越に他になく、八州亭の最大の魅力。

やまぶき会館だと舞台との距離がありますが、

八州亭だと歌にダンスがすぐそこです。その迫力に圧倒されることになる。

また、演者と観客が明確に分かれているのではなく、会場一体となれるのもここの魅力。

すてっぷ1としてもそのようなショーを待望していたし、

八州亭としても新たな可能性を探ることできる、まさに相乗効果が期待できました。

休憩を挟んで後半は、

1、夢をみれば

2、ミーアンドマイガール

3、スリル

4、サンダーボール

5、私のヴァンパイア

6、愛あればこそ

7、マジックフレンド

8、shall we dance

9、美女と野獣

10、すべては君のために

11、歌の翼

12、すみれの花




 


 














すてっぷ1の小江戸蔵里八州亭での第一回ディナーショーは大盛況のうちに幕を閉じました。、

普段では味わえないショー、八州亭という場の新たな可能性を示し、

すてっぷ1の歩みはすぐに次の一歩へ。

日々の稽古の他に、2016年8月6日にはライブハウス川越DEPARTUREでのライブがあり、

そして8月26日、27日のやまぶき会館でのZORROへと続いていきます。

 

今年の夏も熱くなりそうです。

 

 

「ミュージカルカンパニーすてっぷ1」

 

https://www.facebook.com/step1.hisho/