川越style「街バルinなんつか2015」南台商栄会11月6日、7日開催 | 「小江戸川越STYLE」

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西武新宿線本川越駅から一駅、

普段は落ち着いている南大塚駅に地域以外の人がどっと押し寄せ、

ある意味ナンツカの街が一年で一番盛り上がるあのイベントが今年も帰ってきました。

2015年11月6日(金)、7日(土)の二日間、

昨年11月に引き続き二回目の開催となった「街バルinなんつか」。


バルの仕組みは簡単、3枚綴りで2000円のバルチケットを購入して、

マップにある参加店どこでもチケットを利用できるというもの。

お店はバル特別メニューを用意していたり、会計金額が安くなったりと、

いろんな形でサービスを提供します。

昨年は12店ほどの参加で、1回目の話題性もあって各店人で溢れかえっていました。

その大盛況をうけて今年はさらに参加に名乗りを上げるお店が増え、

計19店が参加してバルを盛り上げています。

これだけのお店が出揃えば、ナンツカの街を存分に感じられるはず。

・居酒屋小樽

・MANGIAマンジャ

・やきとり ひびき庵

・ラーメン ライム

・串揚げ 串楽

・クマリ ラソイ

・蕎麦食彩さいとう

・カフェダイニングCLECVER

・サバーイ・サバーイ

・炭火焼肉ソウル亭

・パブハウスオリエント

・ぼんそわーる

・スナック友

・居酒屋風スナックほたる

・カワサキショップミズムラ

・まるなか南大塚店

・やおきフラワー

・和道総合学院

・南大塚駅前接骨院

・バル参加店は、西武新宿線南大塚駅前南北に集中しています。




この地に何十年と店を構えるところから、今年オープンしたお店まで、

様々なお店が参加している街バルinなんつか。

そしてバルらしからぬ?ところもナンツカらしく、

飲み屋だけでなく、なんとスーパーに花屋に接骨院、バイクショップまで参加していて、

ナンツカのお店というお店が参加していました。

ナンツカは飲食店も多いですが、事務所、歯医者、接骨院といったものも多い地域。

チラシのバル参加店を見ると、多くの方にとっては初めて知るお店だと思いますが、

「このお店気になる」「行ってみようか」

など、バルだからこそふらっと挑戦できる気軽さがあります。

夕方から夜になっていくと、ナンツカの駅南北でバルのチラシを手にして歩いている方を見かけました。

 

街バルを企画しているナンツカの南台商栄会の水村会長は、

 

南大塚北口メインストリートから16号線に出たところにある、

カワサキショップミズムラの店主でもある。

今回の街バルinなんつかの企画意図を伺いました。


 

 

「南大塚は飲食店が多いので、バルをやってみようというのが昨年の1回目でした。

あれが好評で今年は参加店も増えて、チケットも昨年より大幅に売れています」
ちなみに水村さん自身も初日のバルに参加し、

ソウル亭→CLEVER→ぼんそわーるという3店を回ったのだそう。
今後も街バルは年一回はやっていきたいと話しています。

 

これまで、ナンツカが地域として盛り上がるのは、

 

年に一度の伝統行事、南大塚餅つき踊りがありました。

 

 

(「南大塚餅つき踊り2015」http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11978554389.html

行事名に南大塚、という地名が付いている通り、

南大塚1~6丁目までの住民からなる保存会、自治会で運営している行事で、
商店が中心となったイベントがほぼなかったナンツカ。

いや、実は商栄会は今から15年ほど前には、

「ナイトバザー」というイベントを開催していたことがありました。

南大塚駅前を交通規制し午後からスタートして、いろんなお店が路上に出店したイベント。

それが終わってから15年以上、久しくイベントを開催していなかった商店街で、

街バルが始まったことはナンツカの一大事件的な出来事でもあります。

 

この街バルチケットの購入は、以下のお店でも用意されていましたが、

 

・カワサキショップ・ミズムラ
(商栄会会長 水村喜一/川越市南台2-7-17 ☎ 049-245-1569)

・和道総合学院(川越市南台2-1-22 ☎ 049-243-5819)

・株式会社 永幸舎(川越市南台2-4-34-1F ☎ 049-249-6955)

※その他、街バル参加店

お店にチケットを置いて待つだけでなく、なんと商栄会の人たちは自分たちで直接販売しようと、

南大塚駅北口にあるファミリーマート横にテントを設置して販売ブースまで作っていました。

昨年は、飯能信用金庫の駐車場で夜一日だけチケット販売していたのと比べると、

今年は北口駅前というナンツカで一番の好立地で、しかも数日に渡って販売していたことが画期的。




この日はバル最終日の11月7日、ここに陣取って販売。

ファミリーマートのオーナーさんも「ぜひ使ってください」と快く場所提供を了承。

商店街の人たちが自分たちでここで昼から20時まで販売していたことに、

なにより今年に懸ける想いが伝わってきます。

やはり街の賑わいはお店が盛り上がってこそ、そして商店街が元気なことが大事。

 

駅北口が、というかナンツカ自体が人で賑わうのはやはり西武線が駅に停まった時。

 

階段から下りて来る人たちに商栄会の面々が話しかけ、街バル開催を知らせていきます。

「へえ、バルやってるんだ」とこの時初めて知る人、

「バルって何ですか??」という反応も多いですが、

「去年もやっていましたよね」という声も時折あり、好感触のよう。

「商店街頑張ってますね」と話しかける人もいました。

 

 

チケットが売れていくのを見ていると、祭りの雰囲気を作ることが大事なことを再認識させられる。

ナンツカに住んでいる人ならみんな知っているわけです、

普段のナンツカ駅前は静かで閑散としていることを。

しかし、バルを契機にナンツカの一等地にテントを立て、

お揃いのオレンジの半被を着て、声を出して知らせる、

そういう活気を出すことで、バルが盛り上がり、そして地域が盛り上がっているようにも思える。

「ナンツカも盛り上がってるな」

そう地域の人に思わせることができたのが、実はバルの一番の収穫だったかも。

 

声かけをする商栄会の人たちに、11月6日初日のバルの熱気を伺うと、

 

夜になるとお店が人で溢れ、食材の在庫がなくなって早仕舞いしたお店もあるほどだったのだそう。

11月7日二日目となったこの日もきっとたくさんの人が来てくれるはず、

駅前で声を出す商栄会の面々も力が入ります。

南台商栄会、つまりナンツカの商店などの方々は、

話してみると胸の内に熱いものを持っている方が多く、地元愛、ナンツカ愛溢れる方が多い。

その一つの例として、

カフェダイニングCLEVERのオーナーと店長の結びつきに密着して取材しているので、

記事はまだまだ先の話しになりますが、楽しみにしていてください。

 

バルチケットを手にしてまず向かったのが、そのカ「フェダイニングCLEVER」。

 

アーティスト三浦シェフの料理はまずナンツカで外せない。

ちなみにCLEVERは、

2015年10月17日、18日の川越まつりの時に小江戸蔵里に出店し、二日間とも大盛況でした。

 

 



三浦さんが初日夜の熱気を振り返ります。

「夜にはお店に入りきれないほどの人が来てくれました。食材が全部なくなって早仕舞いしたほどです。

今日のバルの分を急いで仕込みました」

バルに来ていたお客さんは、普段の常連客というより、

初めてお店に来たという方が多かったそう。

ナンツカにこんないいお店があったのかと、発見につながったかもしれません。

 

街バルinなんつかで一番見てもらいたいのが、そのおもてなし。

 

バルというと、飲み物に少しのおつまみが提供されるというイメージを抱いている方もいると思いますが、

(それはお店をはしごしてもらうためでもありますが)

南台商栄会の水村会長が力を込めて話していたのが、

「バルが終わったあとも南大塚に来てもらうためには、

この一回の機会に来てくれた方を、あっと驚くような感動させるものでないと」

とボリュームは落とさず、精一杯のものを提供してもらうよう各店に呼びかけていたのだそう。

その結果、各店のメニューは、

「え!バルでこんなにボリュームあるの!」

というサービスし過ぎでは?とショッキングなものになっていて、そこに、

ぜひまたナンツカに来てくださいという思いを込めた、ナンツカのおもてなしを見ました。

上記CLEVERも、ドリンクをワインなどお酒にすることもできましたし、肉の厚みのおもてなしも凄いです。

バルのチケットは3枚つづりになっていましたが、

どこのお店も1枚あれば一食として満足できるほどで、

「昨日も来て今日も来た」と二日間に分けてチケットを使う人も見られた。

 

バル参加店を見れば見るほど3店に絞るのは悩ましく、

 

今回泣く泣く外してしまったお店もいくつもあって、バル二店目に行く前に紹介します。

CLEVERのすぐ斜め向かいにある、タイ料理の「サバーイ・サバーイ」です。


サバーイ・サバーイは川越を代表するタイ料理のお店。

タイのお母さんが「タイで作っていたタイの味しか作れない」と

タイそのまんまの味を提供しています。

埼玉県在住タイ人クラブの集まりに使用されることが多く、お店でタイ人と出会うことも多いです。

 

 

(「サバーイ・サバーイ」川越でタイ料理といえば。本場の味、本場の味しか作れないお店へ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11798207000.html

ちなみにサバーイ・サバーイは、イベントに呼ばれて出店することも多く、

2015年11月15日蓮馨寺「かわごえ国際交流フェスタ」、

2015年12月6日蓮馨寺「狐宵祭」にも出店する予定です。

 

 

(「かわごえ国際交流フェスタ2014」国や言葉に音楽、雑貨に香りが混じり合う

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11951212434.html

川越一のタイ料理があり、今回バルには参加していませんが、

川越の人気和洋菓子店、「パティスリールアンジュ」「四季彩菓ふじ乃」もあり、

食の豊かさがあるナンツカ。

「四季彩菓ふじ乃 一つ一つ手作りの和菓子を

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11549814934.html

 

次に向かったのは、南大塚駅北口線路沿いにある、

 

アジアン・インドレストラン「クマリ ラソイ」。



 

 

バルメニューは3種類。




店内はほぼ満席。ほとんどがバル参加者のようでした。

バルでありながらもナンのお代わりができて、ここもサービス満点。

店主と話しをしていたお客さんは、「今度はお友達を誘って来ますね」など味に満足したよう。

 

最後の一枚を使うために向かったのが、「蕎麦食彩さいとう」

 

この頃になるともうお腹一杯で、ナンツカのおもてなしに身も心もいっぱい。

一回で3枚というより、昼・夜・昼で3食に分けたいくらいです。

さいとうさんは、少し前に来た時に満席だったため、

先にクマリ・ラソイさんのカレーを食べに行った後に、またここに戻ってきました。

さいとうさんのお蕎麦もナンツカでは外せないもの。

バルメニューはもりそば・・・だけでなく、なんと野菜天ぷらまで付けてしまうという奮発ぶり。

おつまみ三種盛りもあって、どちらか選べるようになっていました。

 

 

 

 



チケット三枚使い切って、改めて、ナンツカのバルは凄いなと圧倒されました。

 

計19店の参加店をいろんな巡り方があるなかで、

 

CLEVER→クマリ・ラソイ→蕎麦食彩さいとう

この3つのお店の回った経路はあくまでほんの一例。

では・・・他の人はどんな街バルinなんつかを楽しんでいたのでしょうか。

バルに参加した方々に訊きました。(以下写真提供)

ある人は夜に巡り、さいとう、MANGIA、CLEVERを行ったそう。



 

 




またある人は、クマリ・ラソイ、サバーイ・サバーイ、CLEVERを巡ったそう。




 

街バルinなんつか2015。今年も大盛況のうちに幕を閉じました。

 

また来年も、たくさんの人で賑わうはずです。

来年はどんなおもてなしを見せてくれるのでしょう。

今から楽しみにしてください。


 

 


 

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