川越style「UPPER EAST SIDE」川越でホットドッグを味わう | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

2014年5月25日(日)小江戸蔵里で開催された

「第3回川越パンマルシェ」。

川越のパン屋さんが一堂に集結し、市外からのゲスト出店もあり、

埼玉を代表するパンの祭典として5000人の来場者で賑わいました。

川越パンマルシェ フィナーレへ♪そしてこれからも・・・


パン専門店の出店が小江戸蔵里の広場に並ぶ中で、

しっかりとした食事的な一品も出店されていました。

その場でフライパンであつあつにソーセージを焼き、フランスパンに挟んで提供する、

あるいはワインをお供にして、あっという間に完売した、

「UPPER EAST SIDE」のホットドッグ。


 

 


UPPER EAST SIDEさんはあの日、

「お店として、これだけ大きなイベントに出店するのは初めて」と語っていて、

当日に向けて綿密な準備を進めていました。

 

迎えた当日、11時のパンマルシェスタート前から

 

UPPER EAST SIDEのブースには長蛇の列。
パンマルシェのために用意したたくさんのホットドッグにミネストローネやワインは、

スタートと当時に見る見るうちになくなっていき、

スタッフの皆さんは、それこそ、顔を上げる暇がないほどずっと調理に没頭していて、

はたと気付いたら昼過ぎには用意した200個完売となっていた、という初めてのパンマルシェの一日。

 

そして見渡すと、蔵里の広場のあちこちで、ホットドッグを美味しそうに頬張る方々の姿が印象的だった。

 

このお店のホットドッグの出店があって、川越パンマルシェもより楽しんでもらえたはず。
あれから一年、満を持して、

UPPER EAST SIDEが再び、川越パンマルシェに帰ってきます。

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

 

川越八幡宮がある八幡通りは、丸広百貨店の裏側、クレアモールに平行している通りで、

 

クレアモールのように川越駅から本川越駅までを結んでいます。

通りや裏道には個性的で素敵な個人店が軒を連ねているエリアで、

まさに、「うらかわ」ど真ん中の地域でもあります。

辺りは川越八幡宮の存在が醸す落ち着いた雰囲気が充満し、

八幡宮から同じに並びにある建物、
階段を上がって二階にある扉を開いた先にあるのが、

「UPPER EAST SIDE(アッパーイーストサイド)」さんです。


 

 


 

 

 

 

お店は2012年8月にオープン。通りに面した大きな窓ガラスからは、昼間は外光が入り込み、

窓際に近づくと外の風景を大胆に切り取り、眼下に八幡通りを目一杯見下ろせます。

通りを行き交う人人人、

八幡通りをこういうアングルから眺める機会がないので、つい見入ってしまう風景。

 

店内には落ち着いたBGMが流れ、

 

通りの喧騒が遠くの世界のように感じられて、ここが自分だけの隠れ家に入り込んだような気持ちに。

UPPER EAST SIDEは定番のホットドッグはもちろん、

CAFE&BARというだけあって、お酒の種類も充実しています。
人によっては、ここをBARとして馴染みのお店にしている方もいると思いますが、
ただやはり、川越でホットドッグといえば、UPPER EAST SIDE。

川越パンマルシェ開催まで一ヶ月を切り、去年を振り返りつつ、

UPPER EAST SIDEが話します。

 

ー昨年は初めての川越パンマルシェ出店でしたが、感想はいかがですか??

 

「初めてのことだったので、勝手が分からず準備が大変でした。

当日は想像以上に凄い人出で、うちは200個のホットドッグを用意していたんですが、

13時くらいにはなくなってしまった。全然想定していなかったです」

 

ー今年は二回目の出店、去年の経験が活きてくるのではないですか??

 

「そうですね、気持ちの上では去年より楽ですね。

今年は去年よりも多く用意して提供したいと思います」

 

ーなにより、その場で作りたてを提供するというLIVE感がよかったですよね。

 

去年はスープはミネストローネを用意して好評でしたね。今年はどうですか??

「今年はミネストローネか・・・スープカレーか。まだ決めかねています。

これからじっくり決めていきたいと思います。楽しみにしていてください」

 

ーなるほど、スープカレーは普段はお店では提供していないイベント限定ですよね。

 

いずれにしても楽しみです。そしてホットドッグは・・・

「やはり今年も、プレーンドッグとサルサドッグでいこうと思います。うちの看板メニューです」

 

ーそして、今年も赤・白ワインを??

 

「はい、かち割りで提供しようと思います。アルゼンチンのオーガニックワインで、

普段お店で提供しているハウスワインです。

パンとワインはもともと合うので、ホットドッグと一緒にワインを味わってもらえたらと思います」

 

ーそして、ホットドッグは、実はクレアモールにある文明堂さんのフランスパンを使用しているそうですね。

 

「そうなんです。外はサクっとして噛みごたえがあって、

中はモチっとしたパンでホットドッグをやりたいと思って、文明堂さんのフランスパンに行き着いたんです」

 

ーということは、文明堂さんが川越パンマルシェを間接的に支えてくれているような形なんですね。

 

「去年もパンマルシェのことは気にかけてくれていて、今年もたくさん焼いて応援してくれると思います」

 

ーでは最後に、川越パンマルシェに向けて意気込みをどうぞ。

 

「うちはパン屋さんではないですが、パンを扱っているお店として

パンマルシェのようなお祭に出店できるのは楽しいです。多くの方に楽しんでもらえたらと思います」

 

UPPER EAST SIDEのホットドッグはシンプルなプレーンをはじめ、
チーズドッグ、サルサドッグ、アボカドドッグ。

 

他にはハラペーニョドッグもあったり、バラエティー豊富です。

一年前も今も、お店の定番人気としてはチーズやアボカドだそう。

こちらはチーズドッグ。

UPPER EAST SIDE、昨年からの変化としてランチタイムメニューに、

ホットドッグプレート(ホットドッグ、サラダ、スープ、フライドポテト、ピクルス、ザワークラフト)に、

パスタセットが生まれました。


ホットドッグプレートからサルサドッグをチョイス。手に取りガブリと頬張ると、

トマトソースの味わいにタマネギの食感が加わり、ハラペーニョやタバスコがほんの少し効いてピリ辛、

そして、ぷりぷりのソーセージの弾力が口の中で弾けます。

いやその前に、パンの食感に、おや?となったことに気付く。

ホットドッグで今までイメージするようなパンよりも、サクっとしていて噛みごたえがある。

噛むごとに外側がカリっと音を立て内側のもっちり感という、

これはそう、フランスパンなのです。

そこにUPPER EAST SIDEのホットドッグの醍醐味、こだわりが秘められています。

「ホットドッグのパンというと、コッペパンのような柔らかいパンをイメージすると思いますが、
しっかりと歯ごたえのあるフランスパンでホットドッグをやりたかったんです」

と話します。

フランスパンにソーセージを挟み、

まず噛み締めた時にパンの存在感があって、続いてプリッとしたソーセージが来るようにしたかった。

 

お店を始める前、フランスパンでホットドッグをやろうと思い立った時から、

 

この食感のバランスに行き着くまで、試行錯誤の連続だったといいます。

単に硬いだけではパンが主張し過ぎる、
ガッチリした中にモチモチ感のあるフランスパンを追い求めました。

いろんなお店にパンを作ってもらい、

そして、このパンだ!と理想のパンにたどり着いたのが、

クレアモールに古くからあるパン屋、「文明堂」のソフトフランスパンだったのです。

 

オープン以来ずっと、文明堂のフランスパンで作られるUPPER EAST SIDEのホットドッグ、

 

つまり、文明堂がUPPER EAST SIDEを介して川越パンマルシェに出店しているともいえ、

間接的にお店もパンマルシェも支えているような形になっています。

文明堂さんも、パンマルシェでUPPER EAST SIDEにたくさんのホットドッグを提供してもらおうと、

必死に焼いて応えてくれるはず。

パンの硬軟の食感のバランスが絶妙で、今までにないホットドッグには、

実はそんな裏話があったんです。





食べ進めても、最後まで食感を楽しめるホットドッグは、このパンがあってこそ。

 

そして、パンマルシェでも大人気だったミネストローネ。

 

手作りミネストローネは、オープンの時から提供し続けています。

野菜豊富な具材は、注文を受けてから具材を炒めてスープに合わせているので香ばしい。

季節によっても多少野菜が変わっていき、その時旬の食材を楽しめます。
 

最近のUPPER EAST SIDEは、常連客の方が随分と増えたそう。

毎日のようにやって来る方に、新しく入って来る方がリピーターになっていく。

「去年と比べたら、そこが一番の変化ですね」

と語るUPPER EAST SIDEの茂木さん。


季節柄、お店では昼時からビールを頼む方も多いそうで、

ホットドッグにビールを合わせて、まったりと幸せの時を過ごす方があちこちに。

ハートランドは生で提供しています。

気が付いたら、周りのテーブルではお昼からビールを呑む方が多かった。

休日の日中に、片手にビール、片手にホットドッグは至福の時間でしょう。

急がず慌てず、ゆっくりと。

思い思いに時間を過ごす場がここにあります。


 

 

UPPER EAST SIDEの茂木さんは、

 

 

もともとお店を始める前からハンバーガーやホットドッグが好きだったと言います。
自分でお店を開こうとした時に、自然な流れで地元川越に出すことを考えた。

茂木さんは生まれも育ちも川越で、もともとはBAR出身。
修行したのは川越の三番町交差点近くにある、知る人ぞ知る隠れ家的名店「JACK POT」。
大学時代から数えて5年働いていました。

 

「あのお店で働いた5年間は、自分の人生にとっても凄く大きな経験、財産になっています」

 

と振り返り、バーテンダーとしての技術は全部そこで身につけた。


JACK POTにやって来るお客さんのほとんどが、昔からの常連客。

そこは濃密な人と人の関係がありました。
茂木さんはお店の人にも、お客さんにも可愛がられ育ててもらったと話す。

その後都内で働いていた時期もあり、
川越でずっと念願だった自分のお店、UPPER EAST SIDEを2012年にオープン。

川越は地元だし、人の繋がりが温かい場所、ずっとこの地に支えられてきて、

「お店を出すなら川越以外に考えていなかった」
そして、特色あるものを、と

ハンバーガーかホットドッグを考えた。

迷っていた中で決め手となったのが、

「川越にはホットドッグのお店がない」

ということ。

ホットドッグを押し出して提供するお店がないなら、唯一のお店になるかもしれない、

「ホットドッグなら自分にとっても親しみある食べ物だし、
気軽に食べてもらえるはず」

さらに追求していき、誰にとっても食べやすいものにするため、小ぶりなホットドッグにしようと決めた。
がぶりと頬張ってもそんなに大きく口を開けなくても食べられるような。

そう、小ぶりでさくっと食べられる今の形は、当初から計算されてのことだったのです。

今、ホットドッグはお店の看板メニューとなって親しまれています。

 

「ホットドッグも人気ですが、夜になると一品料理がよく注文されますね」

 

と話すように、昼から日が沈み、夜になるとお店の表情はまた変わっていく。

夜には、サラダや生ハム、アンチョビポテト、チーズ盛り合わせに、

ソーセージとベーコンのグリル、トルティーヤチップスなどフードメニューを豊富に揃え、

どれも一品一品手作りで丁寧に作られているもの。

 

 





(赤・白のハウスワインを川越パンマルシェでも提供する予定です)

お店ではビール、ウィスキー、ワインが人気で、
ライト系なコロナ、ハイネケンもよく飲まれています。

このお店には、一人でふらっと来られる方も多く、
一人でも入りやすい雰囲気がある。
メニュー表を見るとさまざまなお酒がありますが、でもそれは代表的なお酒の紹介というだけで、
メニューにないお酒もオーダーメイドで作ってくれたりする。

むしろそちらこそ、UPPER EAST SIDEの楽しい使い方かもしれません。

 

「お任せで作って」

 

 

そう、頼む方も多く、
「今日のイメージでなんとなく」とか、
「私のイメージで」など、リクエストは本当に人それぞれ千差万別だと言います。
お客さんもきっと、茂木さんの柔らかい物腰に、ついいろいろな頼みごとをしたくなるのかもしれません。

そんな注文を受けると、実際に話しをしつつ、

 

相手の好み、嫌いなものをさりげなく聞き出し、
持っているものや身につけているもの、相手のすべてを観察して、察知しようとする。

例えば着ている服の色に合わせた物にしたりするなど、

楽しさにサプライズも忍ばせたりして驚きと感動を演出します。

以前、こんなことがあったそう。


「花火をイメージしたお酒が飲みたい」

 

そのリクエストに応えたものが、炭酸系のお酒のシュワシュワ感に、

 

レモンの皮を細かく散らして花火が開いて散る様子を表現し、星形のレモンを乗せて提供した。

見事に花火を卓上に出現させました。
その時の一瞬のひらめきと想像力。その瞬間にしか出会えない一期一会の一品です。

自身、酒場の雰囲気が好きと語るように、

お客さんとのやり取りを楽しんでいます。


なかなか他では味わえないお酒として、
CAFEとして珈琲にこだわるお店でもあるので、珈琲を使ったカクテルは今も人気だそう。
カフェカルーアは、カルーアに自家製アイス珈琲にミルクを合わせたもの。

ブラックルシアンは、ウォッカ+アイス珈琲、

ガリラテは、ガリアーノにエスプレッソ・ミルクを合わせたもので、

珈琲のお酒メニューの多さは他にはない個性となっています。

泡盛の珈琲割りまであって面白い。


 

 

お店では、一人で来られたお客さん同士が自然な会話をしていたり、
人と人の自然な交流があちこちにありました。

 

CAFEであり、BARであり、

 

傍らにはホットドッグがある。

日常から、ふっと肩の力を抜ける場所へ。。。

 

川越パンマルシェもお楽しみに♪

 

 

「UPPER EAST SIDE」

 

川越市南通町17-3 M&Mビル2F

月~金14:00~24:00(フードラストオーダー23:00)

土日祝12:00~24:00(フードラストオーダー23:00)

定休日火曜 049-277-3221
ホットドッグはテイクアウトも可

 

 

 

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