「tenori」繋がって繋がって、育んだ大きな3年の輪 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

久しぶりに再会して嬉しかった、ゆうじゅさんの食べる絵。



「午睡」



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『この生地はドイツの伝統的な

「レープクーヘン」という焼き菓子の配合をもとに、

乳製品や油脂を使わず、蜂蜜や香辛料を加え、

1週間ほど生地を寝かしてから焼き上げます。

とても堅いため、組み立てたり、細い線を作ることもできます。』


食べられるお菓子であり、絵でもある。

そう、食べる絵。タベルエ。

眺めて飾って想って食べてみて。

三重県の作家さん「ゆうじゅ」さんのタベルエです。

この日のために作ってくれたもの。♪


これはクジラの午睡??(*^o^*)


という、

このお店とゆうじゅさんの繋がりも結構経ちますね♪

初めてお店に行ったきっかけが、

一年前ここで

ゆうじゅさんの企画展をやっていて、気になって行ったんです。


それはお菓子なんだけど、ずっと飾って見ていられて、

もちろん食べる事もできる。

添えられた詩も素敵だと思ったんです。


あれから少し時間経ったけど、

今もここにゆうじゅさんがあり続ける、

その、作家さんとお店の関係が嬉しかった♪



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ゆうじゅさんのお菓子は、

見ているだけで、優しく静かな気持ちにさせられる。

ずっと見てたいお菓子、見ている時間が落ち着く。

そして、優しさを、手で触れられる食べられるって、凄い体験だなって。

それがタベルエ。



春夏秋冬。

それぞれの季節の時に開かれる

その時その時の美味しいものを集めた、

雑貨tenoriのイベント「おいしいじかん」。


今回は夏らしいものが多く揃っていましたよ。♪


川越パンマルシェの時の

お店紹介以来の訪問です。♪


tenoriの「おいしいじかん」

この小さなイベント紹介のオープニングは、

ゆうじゅさんがタベルエに込めた言葉で

始めたいと思います。!


静かな静かな、愛おしいイベントにぴったりな言葉だと思いました。。。


タベルエ(食べる絵)


「食べること」

それは生きることだと言われます。

生まれてすぐの赤ちゃんは 生まれてすぐに、

言葉にならない大きな大きな泣き声で

おかあさんにおっぱいがほしいことを伝えるでしょう。

そして「食べること」それは生きる限り続きます。


けれども それだけでは育つことはできません。

ふかふかとして土の感触、あたたかい日の光、

やさしく冷たい雨の匂い。

心をほどき、つないでゆく言葉。

心にも、必要なことがたくさんあります。


そんなことを考えていたら

タベルエ(食べる絵)をつくっていました。


こどもたちはすぐに食べてしまうでしょうか。

おとなは しばらく眺めて

それから食べていただけたらと思います。

「食べない」それもひとつの選択肢として

楽しんでいただけますように。


ゆうじゅ



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



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川越の最強パワースポット喜多院。


喜多院の山門前の道をまっすぐ行くと、

右手に小さな古い建物と、ブルーの壁、ドアが目に入ります。♪

風景に馴染みつつ、

でも「ここ何か面白いものありそう。。。」と、

人の目を引き付けて、ワクワクさせる建物。

昔は消防団で使われていた建物なんですよ~!


ここが・・・


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雑貨「tenori」です♪

このお店が好きなのは、喜多院の近く、というのもありますね。(-^□^-)

喜多院の静かな雰囲気大好きだし、

あの近くに雑貨屋さんがある事が嬉しい。

しかも、古い建物で。!


お店を見回してみれば、

ここにあるのは優しく愛おしいものばかり。

「うちに並んでるのは

知り合いの作家さんから、知り合いに繋がって、という感じで

繋がっていった方の物ばかりです。

そして、家で自分が使ってるものばかりなんです。


好きな物が似てる者同士、

一つ一つの出会いが繋がって『輪』になっている感じ」

パンマルシェの時に、聞かせてくれた店主のコメント通り、

テイストの好きな作家さんと出会い、

その作家さんが紹介してくれる別の作家さんも好きなテイストが同じで、

そうやって知り合って繋がっていったものが並んでいるtenori。


人と人が輪のように繋がって、

一つの世界観ができています。


どれを見ても「tenoriだなあ」って感じるくらい、

ここは統一感があるんですよね。(*^o^*)

それって本当は凄い事で、

いろんなもの置きたい、そうすると統一感失われる、

それがよくあるパターンだと思います。。。


でもここは、「輪」で繋がったものがいつもいつも並んでいて、

そこがtenoriの凄い所。


この感じをうまく言葉にできればいいんだけど・・・

これもあるあれもある、ではなく、

いろんな作家さんがあっても「全部tenoriです」みたいな感じ。


うん、やっぱり、「輪」を感じるんです。(*^o^*)


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全部別々の作家さんだけど、

なんだか一本の糸で繋がってる感じしませんか??

作家さん同士、繋がってる感じが伝わって、

それが心地良いな、みたいな。(*^o^*)


入口横にあるスプーンも、前にある器も、お店の奥にあるコップも、

物を見ているだけで、

物の奥にある「人が繋がってる輪」を感じる。

そういうお店なかなかないですね。


そこがtenoriのtenoriだけの個性かなあ、と

今書いていて改めて分かった気がしました。(*^o^*)


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それと「キャー!カワイイ!」というより、

ゆっくり染み込んでくる感じ、

やっぱり、愛おしいという言葉がぴったりかも。



そして今回の「おいしいじかん」です。


これは春夏秋冬、年4回くらい開かれていて、

その名の通り、

おいしいものを集めた一日限りのイベントだったんです。♪

店主は奈良出身。

西の作家さんとの繋がりがたくさんあって、

(ゆうじゅさんは三重)

西の街からこんにちは~!みたいな感じで、

向こうからおいしいものがたくさん届いてましたよ♪


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おいしい時間のものたち、

行った時にはほとんど売れていて、

しかも目の前でどんどん売れていくという。。。(ノω・、))

なんとか写真に収めました。(*^o^*)


やっぱり、tenoriがおいしいもの揃えるとなると、

たくさんの方が来ますよね。

期待以上に優しいもの、

普段川越で出会えないようなものが並びました。



京都の夕取れ野菜、朝届いて並んでいましたよ♪

京都左京区にある「CAFE MILLET」の無農薬野菜です。


手前は、酵素ドライりんご。

りんごに加糖し発酵を促したものをドライにしたもの。


ナスを買って食べたのですが、

店主の方オススメのシンプルな、素焼きにしてみました。!

みずみずしくて美味しかったですよ。(-^□^-)


このCAFE MILLETのこだわり凄いですね。

無農薬野菜の他に、

味噌は麹から手作り、パンは小麦粉を石臼で挽く所からやるそうです。

そのパン・・・食べたかった。(笑)



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こちらも京都左京区から「tarajam」のジャム。

パイナップルとバニラ

あんず

青梅

青梅の原材料見ると、無農薬青梅、甜菜グラニュー糖、カルバトス、のみ。

tenoriのおいしいは、体に優しくて、美味しそうなものばかり♪



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こちらのジンジャーシロップも人気でした。ヽ(゚◇゚ )ノ

大阪にある「ひぽたまの食卓」の手作りシロップ。


炭酸水で割ってジンジャーエールに、

ビールに入れると美味しい!なんて男の方も。


材料を見ると、

国産砂糖に国産きび砂糖、国産黒糖、シナモン、クローブ。

もちろん保存剤などは不使用です。!

ラベルには、作った方本人の名前と携帯番号も書かれていましたよ。(-^□^-)

その潔さというか自信が信頼できますね。



おいしい時間のものたちは、

この日のためだけに作られたものですが、

普段のお店でも置いてあるものもあります♪



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京都北山の「サーカスコーヒー」のカフェオレベース、アイスベース♪

牛乳で薄めてカフェ・オレに、

水や氷で薄めてアイスコーヒーに、です。!


これはいつもtenoriにあるので、顔馴染みの定番。

暑い夏にはアイスベースがオススメです。♪


そして、これもtenoriでは顔馴染みの・・・


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奈良「嘉兵衛本舗」のほうじ番茶!

天保の時代から今も引き継がれている

「天日干し」で作られています。

手もみをしていないので、大きな葉っぱで入ってるのが特徴。(*^o^*)


これは、店主自身も

小さい頃から親しんで飲んでいたもので、

向こうではみんなが親しんで飲んでいるものだそう。

お茶といえばこれ、という。

なんと!おかゆにも使うそうですよヾ(@°▽°@)ノ


これ買って煮出して、たくさん作りましたよ~!

暑い時にゴクゴク飲みます。(*^o^*)



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



という、tenoriの夏のおいしいじかん。

ご馳走さまでした。。。

次回は秋に開かれるかな。♪

ぜひ優しさをもらいに行ってみてください。


tenoriに並ぶものたちは、

みんな優しい表情で、丁寧に大事にしたいものばかり。


優しいものを見ると優しい気持ちになる、

tenoriに行く事は

優しい気持ちをもらいに行く、

そんな意味合いもあるかもです。(*^o^*)



tenoriは、この7月29日で3周年を迎えます。!

早いもので、もう3年になるんですね。


tenori店主の方から

3周年を迎えたコメントを頂きました。


「みなさまのおかげでここまでやってくる事ができました。


ここまでさせていただいたのも、


定期的に来てくれるお客さまがいて、


それが励みになってやってこれました。


こういうお店を続けられるのも、


お客様に育てていただいているからこそだと思います。


ここは『みなさんの空間』。


ちいさな、ちいさな、この空間。。。


少しずつではありますが、これからも皆様に愛していただけるよう


こつこつ前を向いて歩んでいこうと思います。」


だそうです。


店主の口から出た、「ここはみなさんの空間」

という言葉が印象的でした。

確かにお店って、本当はそうなのかも。

自分のお店、自分が仕入れた、そんな気持ち出すより、

作家さんとの輪、お客さんとの輪を大事にしているお店。


最初は小さかった輪も、

だんだん広がって3年で大きな輪になりましたね♪


これからも、ゆっくり育んでいってください。。。!



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↑僕がtenoriのテイストを凄く表してるなあと思ったもの。(*^o^*)


「tenori」

川越市小仙波町3-3-5

10:30~14:00

休みはお店のサイトから「tenori