毎度です。
近畿地方もやっとこ梅雨入りしたと思えば、ここにきて猛暑の毎日。たまらんですねぇ。
前回、豪雨の船タコ修行で鍛錬した成果を確認するべく、また行ってきましたのでそのご報告。
いやぁ、船ん中は灼熱で干からびそうになりますので、皆さんも釣行時はご注意下さいね。
今回7月6日は大潮の潮回り。
タコって潮が速いと釣り辛いので潮が大きい日は避けがちですが、釣行時間内で見れば大丈夫そうだったので、あえてこの日で計画を立てました。
今回もお世話になったのは須磨/盛和丸さんで、タコ釣りジャンキーな仲間4人が乗船。席次はジャンケン決めで左舷トモから順にUさん、URさん、Sさんで、私は離れて左舷ミヨシ前から3番目となりました。
船は5:00前に13人満席で出港、いつもの淡路島西浦のポイントに5:30頃到着。
オープニングのひと流し目、隣近所さんが小玉ながら早々に水揚げされ、釣れた事に安堵。カラーは定番の黄&緑のエギ組合せだとチラ見で確認。
自分はフラブのオレンジ&墨族の緑のエギ×2で始めましたが、手応えなし。数投試しましたが振るわずで、船内は結局1-2杯のみで静かな立ち上がり。
船長流し変えで少し南下。ここで自分はオレンジのフラブ&チャートのスッテに変更。これがバッチリとパターンに入った様で、小玉を中心にポンポンポンと連打が出来ました。
サイズはうーんですが、釣れるだけマシ。
「ええぞ、ええぞ~。」
食いが悪くなっても、チャートスッテを軸に白のフラプにチェンジで、連発がまだまだ続きます。
「ええやん、ええやん~」
でも、変わらず小玉ばかりで、イイダコみたいな極小サイズも混じってきますので、即リリースです。
こんな感じが続き、暇はしませんでしたが、8時を過ぎると潮が止まってしまったのか、マンダムタイムに突入、パッタリとアタリが止まってしまいました。
ここまでの感じが嘘の様。これを何とか打破しようとカラーチェンジをするも効果なし。
「うーむ?」
あれやこれやと試すうちに時間が経過、今度はお隣さんが連チャンモードに突入。緑のエギでこまめに竿を曲げて忙しそう。
自分はカラーが合わないのか迷走したまま。カラー合わせをすれば良いのでしょうが、自分の意地を通した結果、釣れない時間だけが経過。そして周り方々も緑色で連打が始まったので、流石に耐えきれなくなり、自分も緑に色合わせ。
やはりその時に合ったカラーが必要なんですね。タコ釣りで意地っ張りはあきません。勉強になりました。(笑)
これで、またポロポロと軌道に乗り、10時までにリリースを含め小玉ばかりで30杯目前。
今日の釣り、最後まで小玉の数釣りになるのかと思っていましたが、船長が
「もう小さいお土産は数もそこそこ出てええやろから、大きいのん一発狙いに垂水沖に戻りますわ~。」
とアナウンスがあり、10時前に西浦から撤退、大きく移動しました。
小玉祭りにうんざりだったので、この選択は自分にとって大歓迎、大玉狙いに気合いが入ります。
10時半を過ぎて、垂水のポイントへ。
船長「ほいじゃぁ、やってみて、22m」
仕掛けを入れた感じでは、ワカメは無く、底が少し荒い感じがしましたが、潮の動きも少ないせいかナーバスな感じではありません。しばらく様子見でしたが船内誰も上がらずで、すぐに移動となりました。
そして運命の次の流しへ。
船長から水深30mと聞き、ひょいと前に投げて底を取り、竿先と手感度から仕掛けの動きと底の状態を全集中で拾い、自分の五感を研ぎ澄ましながら、優しく底をこつきます。
すると、今までゴソゴソと底を這うエギの手感度から、何か穴の中に落ちたかの様な密閉感を感じたので、もしやと思い、クラッチを切って綱引きにならない程度にラインを出して、緩くシェイクを続行。そして意を決して、穂先を下げてから円を描いて大合わせすると、
メリメリ、グォーーーーーンと穂先が入ってから、ロッドのバットに経験したことのない負荷が掛かりました。
「やばい、来たんじゃね?」
慎重にリールを巻きにいきますが、重すぎでスムーズにいきません。
そして、ラインの先から得体のしれない重圧がボンボンと響き渡ってます。
すると船長がタモを持って飛んできて、
「おぉーーーっ、遂にやりましたかぁ?」
と囃し立ててくれながら、サポートに入ってくれました。
ポンピングにならないように、できるだけ均一にリールを巻きますが、潮を受けてなのかたまに巻かせてくれない時もあり、はらはらドキドキ。
「頼む~!! 外れないで!!」
必死に巻き続けていると、船長が「この感じなら、デカだこやと思うんやけどなぁ。」と言ってた矢先に「うーわぁ、でかいわ、でかいのきたで、◯◯さん!!」と興奮気味に言われたので、
水面をマジマジと見ると、モワモワと今まで見たこともない様なサイズのタコが上がってきました。これを船長難なくタモですくってくれ、「やりましたね、おめでとう!!」と賛辞を頂戴しました。
えげつなく気持ち悪いエイリアン。
足太すぎやろが正直な感想です。
使っていたエギ、カンナが取れて殉職死されました。
いい仕事、ありがとう!
帰港してから測定したところ、3kgオーバーでした。
自己記録2.4kgを更新できました。
この後もプチ事件がありました。
次の流し変えで、またまたずっしりとロッドを曲げたアタリを拾い、大ダコ2杯目を確信した事があったのですが、上がってきたのは大きな草木のツル。
船長ほか、皆さん見守る中で恥ずかしかったです。(笑)
この後、自分にはアタリがありませんでしたが、須磨沖で2杯ほど大ダコが出た様でした。
そんなこんなで12時に沖上がりとなりました。
今回の釣果、リリースを含め28杯(大ダコ除き、総重量5kg超)でした。
大ダコに酔いしれることが出来て良かったです。
同行メンバーの釣果もやはり子だこ祭りとなり、10杯前後という感じでした。
船長に駄々をこねて、大物賞のTシャツを奪取しました。(笑)
船長、ありがとう!!
いやぁ、満足、満足。
前回の大雨修行が身になったんですかね?
次回はタコ今季最終回、この週末に同船で再チャレンジします。
また釣らせてくれへんかなぁ・・・。