アトピーは、現代病とも言われています。
患者は年々増加していて、でも原因は一つではなく、様々にありすぎるために治すのが困難とも言われます。
アトピーの原因として考えられるものに、食生活・生活習慣・遺伝・ハウスダスト・ダニやダニの死骸、フン・空気中の菌など、それこそ人の数だけ原因があるほど。
アトピーは完治が難しく、完治したとしても長い期間が必要とも言われています。
しかし中には短期間で完治した人もいて、ボディーソープのような界面活性剤が入ったものを使わない、皮膚の乾燥を防ぐためにクリームなどで水分を保護する、などが有効なようです。
中でも、お湯だけで体をササッと洗うだけの人に、アトピーはほとんどいないと言われます。
その理由は、石鹸やソープを使わないことで、肌をバリアとして守っている皮膚表面の皮脂が落とされず残るから、そして、皮膚表面で肌を整えている”常在菌”がそのまま残るからだそうです。
界面活性剤は、肌の表面をバリアのように覆っている皮脂や、皮膚上で肌を健やかに保っている常在菌まで、全て洗い流してしまうから。
そもそも、普通の肌の汚れなんて、お湯で流すだけでほとんど落ちちゃうんですからね。
アトピー気味の人ほど、どうしても肌を綺麗に保とうとして、石鹸や洗浄剤にこだわってしまう傾向があるようですが、それは逆効果の場合もあるんです。
最近では、アトピーを克服した人のデータも多く出回っているため、皮膚表面の皮脂の大切さ、皮脂に存在する常在菌の必要性に声を上げる人も多くなっていますね。
実際、私の知り合いの親子は、親子共々アトピー気味でけっこうひどかったのですが、お風呂ではお湯だけで体を手で撫でるようにして洗い、腕などアトピーがひどい部分には、浸透力の強い砂糖を使ったスキンケアをしただけで、子どもは数ヶ月で、母親も1年経たずに綺麗な肌になってましたよ。
ま、この方法を勧めたのは私なんですけどね、えへへ。(ちょい自慢)
この親子の場合、原因が何だったかはわかりませんが、そのほかにも布団やじゅうたんのダニを退治したらアトピーが治ったという人もいます。
子どものアトピーで困っている方は、布団のダニを徹底的に退治してみたり、子どもがいつも抱いているぬいぐるみを丸洗いしてみると、何か変化が現れるかもしれませんよ。
アトピーって、皮膚のバリアが何らかの原因で正常に機能していない事が原因なので、スキンケアや薬を探し求める前に、原因となる可能性を排除してみたり、肌を正常に保っている常在菌の存在を意識してみる事も大切なのかもしれません。