韓国事業コンサルティングの見積後に起きる現象① | ソウルの達人の「韓国とオイラ」

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2010年から韓国と日本のビジネスアシストやサポートを行っている日本人です。こう見えても法人です。(^^♪お気軽にメッセージ下さい。株式会社クリエイトボックス ☎0120-019-498

  我々がコンサルティング見積を送って起きる現象

 

最近は円安の影響もあり、韓国韓国進出を予定されている企業様からの見積依頼も多く頂くようになりました。

我々のような零細企業にご依頼頂き本当にありがたい事ですお願い

 

もちろん外国に進出される訳ですから、不安も多いかと思います。

 

ラーメン飲食店を韓国でオープンするにしても、

 

【店舗物件のアテンド】→【法人登記サポート】→【銀行口座開設】→【事業者登録】→【店舗の内装工事のサポート】→【厨房機器の準備サポート】→【看板やバナーの準備】→【飲食メニューの作成】→【食材や酒類の取引契約サポート】→【POSシステムやインターネット、電話の契約サポート】→【会計士の手配】→【求人募集の登録サポート】→【面接サポート】→【オープンに関する広告】→【SNS広告】

 

など、韓国で最低でもこれだけの準備が必要になります。

我々はこれをベースに開業に関するお見積を提出するのですが。小さな案件でも500万円近くなる場合があります。

 

だいたいクライアント様の第一声は

「高いな〜」です(笑)

 

 

  自分たちでやった方が安くつくかも・・・

 

「韓国語の分かる通訳を使えば、もっと安く開店出来るかも・・・」

予算を少しでも抑えようと、私でもそう考えるかも知れません。

 

意気揚々と、インターネットで現地の通訳を見つけ、いざスタートする事に。

「まずは会社の設立登記」からやるぞ!

 

通訳さんは1日8時間で5万円。

「まあ~ちょっと予算オーバーだけど良いだろう」

 

まず定款を作るために、日本語の定款を韓国語に翻訳してもらう事に。

しかし・・・・約2日掛かった。

 

次に法務士(司法書士)に登記の書類手続を揃えてもらうのに300,000円程度掛かるという。

「まあ~費用もこの程度だろう、自分たちでやれば安いもんだ」

 

ところが通訳の女性が日本での書類の事を伝え忘れていた。

外務省でアポスティーユという書類が必要だという。

 

結局、その書類を取るために一旦帰国。

仕方なく外務省へ書類を取りに行く事に・・・

 

  アポスティーユってなんだ

 

霞が関の外務省に行き、まず取得方法を聞きに。

ところが、

「ご予約されていますか?」

「えっ?予約が必要なんですか?」

 

結局、1週間後に予約し、話を聞き

最終的に3週間かかる事に・・・

 

アポスティーユは、国際的な文書の認証を行うための特別な証明書です。アポスティーユ認証は、ハーグ条約に基づいており、公的な文書(出生証明書、結婚証明書、学位証明書など)が他の加盟国で有効であることを証明します。アポスティーユを取得することで、文書を国際的に使用する際に不要な繁雑な認証手続きを省略することができます。

 

  銀行口座開設でつまづく

 

アポスティーユを郵送で送り、やっと法人設立登記が完了すると思いきや、「株金払込保管証明書または残高証明書」という書類を韓国の銀行から発行してもらわないといけないらしい。

ソウルの司法書士に「それをやって欲しい」と伝えてもらうと、別途で15万円は必要だという。

 

「まあ~費用もこの程度だろう、自分たちでやれば安いもんだ」

 

韓国の現地法人(外国人投資企業)の資本金は1億ウォン(約1200万円)

 

一度、資本金を取りに行くために帰国。

そして再度、現金を持って韓国へ向かう。

 

通訳と銀行の窓口に行き、まず個人口座を作り、そこにお金を入れて欲しいと伝えると、

通帳は作れるが、「外国人投資企業の設立のためのお金」は、「韓国の銀行が指定した専用の口座へ日本から送金」しないといけないとの事だった。

 

 

  頭が真っ白になった

 

通訳に「ちゃんと調べておいて下さいよ」と強く訴えると、「私に言われても・・・」の一点張り。

その日、通訳士とギクシャクしてしまい、次の日から連絡が取れなくなる。

 

LINEでお詫びの内容を入れても、既読スルー。

明洞のホテルで一週間、連絡を待ったが、結局音沙汰無し。

最初の通訳に支払ったお金は40万円以上になっていた。

 

新しく通訳を見つける事にした。

 

  日本から送金したのは良いが・・・

 

ハナ銀行の外国人投資企業専用口座に日本から送金した。

新しい通訳士とお会いする事もあり、再びソウル。

全ての書類を持って、司法書士のもとへ向かう。

 

ところが、当然最初の通訳からの引継ぎもないままなので、司法書士とのやりとりもギクシャク。

結局、韓国に住所が無いといけないと言う事が発覚・・・・

 

再び頭が真っ白になった

 

 

  ビラとアパートとオフィステル

 

新しい通訳と一緒に不動産屋へ向かった。

とりあえず登記するだけだからと思い、日本の安いアパートみたいな物件を契約した。

 ※これが後から大問題となる・・・

 

  法人設立が完了したが・・・

 

やっとの事で「法人登記」が完了した。

新しくお願いした通訳士に支払ったのは4日で20万円程度。

 

通訳費用だけで60万円・法務士に約45万円

合計で日本円換算で105万円掛かってしまった。

移動・ホテル費用を合わせると200万円超えた・・・

 

 

ソウルの達人からの見積書は

65万円でした。ジャンジャン(^^♪

 

>>次に続く(問題炸裂)