行政書士に仕事を頼みたいのなら、変な情報サイト、紹介サイトを利用する必要はない。
行政書士会の行政書士会員検索を使うか、直接会の事務局に問い合わせればいい。
事務局に電話するときは、「何をしてほしいのか」「何で悩んでいるか」を具体的に述べる。
あらかじめ、簡単なメモを用意しておくといい。
住所を告げ、近場で対応できる行政書士がいないか尋ねる。
「◯◯業務にくわしい先生はいませんか?」と聞く必要はない。
行政書士に対応できる案件かどうかも関係ない。
行政書士は他士業と兼業している人も多い。
該当する先生がいなければ、「それは◯◯士の業務ですから、◯◯会に問い合わせをされては?」と事務局から提案してくれるはず。
悩んでいるケースを具体的に説明した方がいいのは特定の業務の中でもさらに得意分野が存在するからだ。
「外国人ビザにくわしい先生はいませんか?」と聞くより、
「◯◯人女性と結婚したいのですが、彼女は不法滞在しているらしいのです」とか
「日本人男性と結婚して、配偶者ビザで滞在している◯◯人女性がいますが、日本人男性が刑務所に入ることになりました。夫が刑務所にいるのにビザの更新はできますか?」
と、何が問題になっているか具体的に説明して、対応できる先生を探してもらう。
こうすれば、相談を受けた段階で、「いや、うちではそういった案件は扱っていません」と断られることを防げる。
事務局から説明を受けた段階では、「無理な案件」ではと思えても、実際に相談を受けてみると、十分対応可能な案件であったというケースも多いのだが。