行政書士を探すなら、情報サイトなどに頼らず、行政書士会員検索を使うか、直接行政書士会に電話をかければよい。
そう、前回ブログに書いた。
では連絡の後、どういった段取りで行政書士に会えばよいか?
事務局に電話して、「◯◯という状況なので、解決できる先生を紹介してほしい」
そう伝えても、その場で紹介してくれるわけではない。
事務局に会員名簿はあるが、さすがにすべての会員のスキル、経歴までは把握していない。
事務局から各地区の支部長に連絡がいき、該当する行政書士がいれば、事務局にその旨の連絡がいく。
1~2日程度はかかると思った方がよい。
事務局から紹介(氏名、住所、電話番号)を教えてもらったら、電話で予約をとる。
サイトにメールフォーム等を設置している行政書士も多いが、電話の方が確実だろう。
声の感じで人柄もわかる。
声を聞いて、合わないなと思ったらやめた方がいいかもしれない。
予約がとれたら、事務所に来訪して相談を受ける。
現代では直接対面することなくネットから業務を受注し、連絡や資料提供もすべてネットで完結するというケースもあるようだが、少なくとも行政書士会は推奨していない。
私も最初の一回は必ず対面で相談を受けることにしている(その後の連絡や資料提供はネットで行うとしても)。
相談を受ける前に、相談したい内容を箇条書きにしておくとよい。
相談を受ける段階で何を話したらいいか、頭の中でまとめていたら、時間がかかり、相談時間を無駄にすることになりかねない。
資料については手持ちの資料はすべて持って行く。
前回の申請のために集めた資料の残りなど。
今回の申請には使えない古い資料でも新しい資料を集める手がかりになることもある。
気になる相談料金について
うちでは一回5,000円。
一時間を超えたら、延長料金が発生すると伝えてあるが、延長料金をもらったことはほとんどない。
先生によってシステムが違うので料金については事前に電話で確認した方がいい。
相談を受けて、この先生には業務を依頼したくない(他の先生の事務所も回って比較したい)と思ったら、相談料金のみ払って帰ればいい。
相談料金がキャンセル料としても意味もあるから問題ない。
逆に、業務の正式な依頼があった場合、相談料金は無料としている。
(以後の相談はすべて無料となる)
以前は初回の相談は無料としていた時期もあった。
ただ、相談だけですべて解決してしまうケースもあるのだ。
また、なまじ無料とすることで仕事を頼まなければならないという圧をかけているのでは?と不安にもなった
行政書士法が相談も行政書士の業務の1つと定めている以上、相談についてもしっかり料金をもらうべきだと今は考えている。