タイムリーな【石山寺】で大興奮っ!! | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

先日、姉家族が東京から来てまして

せっかくなのでどこかに行こう!

と、あれこれ悩んで訪れたのが


滋賀県の石山寺っ!!

姉家族も大河ドラマ【光る君へ】を見てて

ちょうど石山寺へ行くの回の直後だったので

行ってみることにしたのでした。

※私が石山寺の硅灰石が気なりすぎて半ば強引に決めたところもありますが(笑)


放送直後でしたが

雨だったのでそこまで混んでませんでした傘

駐車場横には


芭蕉句碑ーラブ!!!

近くの幻住庵に滞在中の芭蕉、たびたび訪れたそう。


また、石山寺前には新し目の小洒落たお店が。


むらさきプリン

紫式部が現代にいたらきっとプリンが好きだった、、、はず

って爆笑(笑)


  石山寺


うわぁ!聖武天皇勅願っチューラブラブ!!

しかも良弁僧正創建っ!

内陣は平安時代のもの、外陣は慶長年間に淀君が修補されたそう。
本尊の如意輪観音菩薩は33年に1度御開扉されます。

西国三十三所巡礼13番のお寺とのこと。




まずは東大門!



建久年間の建築ですが、慶長年間に新築に等しい大規模な修理が行われたそう。
 
ここね、

仁王像がめちゃめちゃカッコいいのよラブ


ホコリ?がたまったてるせいで陰影がより際立ってる(笑)


そして山門からの眺め目キラキラ


雨で青紅葉がとても鮮やか〜クローバークローバークローバーキラキラ


緑まぶしい参道の先の石段を登ると


私のお目当て灰石ラブ

石山寺の名前の由来となった巨大な石山!

天然記念物にも指定されております。


うひゃー!



大迫力っ爆笑



ブログでたびたび登場する蛇紋岩や結晶片岩も変成岩ラブラブ


サンゴなどが堆積してできた石灰岩に

マグマ由来の花崗岩が地下から上昇して接触し

熱によって石灰岩が変成してできたのが硅灰石!

石灰岩の熱変成といえば大理石もそうなのよキラキラ


大理石(結晶質石灰岩)以外にも
石灰岩と花崗岩の接触でできるんだびっくり!と
勉強になりましたー!!

化学組成がCaSiO₃て、まさに石灰岩と花崗岩やーんラブラブ

プレートに沈み込んだ圧力や熱による変成作用の結晶片岩なども好きですが、こうしたマグマの上昇による接触変成岩も好きなのよ!

なんていうか、、熱い人に接することで影響されて人格変わっちゃう、みたいな(笑)

また、石灰岩と花崗岩が接触することで鉄などの鉱物ができたりで、副産物が生まれるとかね。



というわけで


わかるかなキョロキョロ

大理石に似てるのよ。



って、よくよく調べると
これはまさに大理石でした(笑)
大理石と層をなす縞状の黒い部分が硅灰石とのこと。
難しいー!


と、興奮して姉に説明したあとで説明板を読むと


私が説明したようなことが書いてて

姉が若干ひいてました。。不安タラー


ちなみに、先日の【光る君へ】の石山寺で道綱母とまひろたちが会話してるシーンに、石山っぽいものが映っているそうですウインクキラキラ


硅灰石横には



良弁僧正の杖が根付いて木になったとされる

八重桜桜


硅灰石は入山受付の小屋の横にもありまして




岩穴をくぐると願い事が叶う、

くぐり岩となってます。


この日は雨で無理でしたが、

どなたかチャレンジしてみて(笑)


石といえば


石山寺縁起絵巻にも書かれた

比良明神が姿を表したという影向石も。



って、、お寺というか

石の内容ばかりで長くなってしまったので

お寺の様子、紫式部関連はまた後日てへぺろ(笑)


ちなみに硅灰石で検索すると
芭蕉の奥の細道のなかで石川県那谷寺で詠まれた
【石山の石より白し秋の風】
の句も出てきます。
芭蕉が石山寺をたびたび訪れていたことから、
この句の【石山の〜】は石山寺を指している
とされることがあるとか無いとか。。
ちなみに那谷寺の石は凝灰岩!
そして、このブログの初めに載せた芭蕉句碑は
【石山の石にたばしる霰かな】
ふふふ。


なんていうか、

好きな地質と575の世界がクロスするこの感じ、

たまらんワクワクするんですよラブラブラブ



続く。


  石と七五調がクロスする旅