寒波の戻った雨の福島を
軽自動車のキャンピングカーテントむし君にて
ウロウロ。
福島市の飯坂温泉から医王寺へ。
医王寺をあとにして
少し南下して信夫山をぐるっと半周したところにありますのが
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180601/00/koorogi-an/3e/72/j/o0960072014202251720.jpg?caw=800)
文知摺観音というお寺です。
道を挟んで巨大な駐車場があります。
文知摺、、もちずり(もぢずり)
さて、、?
どこかで耳にしたことある言葉ではないでしょうか??
そうです。
百人一首に入っている
源融さんの歌。
みちのくのー
しのぶもぢずりー
たれゆえにー
みだれそめにしー
われならなくにー
の
文知摺!
で、、もちずりって何よ?
石に布をあてて草木の汁で模様をつける
この地方独特の染色方法のことだそうです。
で、
石がゴツゴツしてるので
模様になるということ。
百人一首を子供の頃から口ずさみ、、
さらには
人形遊びの延長で
百人一首の絵札で人形ごっこをして遊び
あちこち旅するようになってからは
各地の歌枕を訪ねたりしてて
みちのくのもぢずり石なるものを
いつか見てみたい!と
気になっていたのです。
そして大人になりまして
石の世界にも興味を持つようになり
もぢずり石は岩石学的には
何の石よ!!?
そちらにも興味があり
小雨の中
鼻息荒め
興奮しつつ境内へ。
そして
念願のご対面!!!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180601/00/koorogi-an/f6/d0/j/o0960072014202251839.jpg?caw=800)
モテ男、源融。
みちのくに赴任して
この地でも勿論恋人ができます。
そして任期が終わり京都へ帰ってしまいます。
恋人は一人みちのくで便りを待つ。
しかし、待てど暮らせど便りは来ない。
きっと忘れられてしまったんだ。
そしてとうとう死んでしまいます。
しかし
死んで間もなく、、
京都からこの歌が届くのです。
みちのくのしのぶ草で染めた文知摺の模様のように
私の心はあなたを思って乱れています。
って!!!
遅いよ
!!!
![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
っていうね。
切ないわー。
石と文化、そして文学。
この地が花崗岩の地質だからこそ
この地で文知摺という染色が生まれ
そして悲恋の歌が生まれた。
石と百人一首と
みちのく。
好きなものが結び付いて一つの作品となってるのね。
これ、、
興奮しないわけないやん
!!!!
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
文知摺石を触る手がね
ちょっと震えちゃったりしたんですから。
そしてそして
さらにもうひとつ
好きなものがここに関わっているのです。
それは
また明日のブログにて。続く→crick