五月雨をゆく【文知摺に更に好きなものも】 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

ゴールデンウィーク明けの

雨降るみちのく路。

みちのくひとり旅、、

ここで~いっしょに死ねたら~・・・

山本譲二の歌詞のような

悲恋の物語を生んだ

福島市の文知摺観音、もちずり石。



百人一首に詠まれた

みちのくのーしのぶもじすりー


もちずり石。

念願の石とのご対面!


石から生まれた和歌。

そして

もう一人

この地で作品を作っております。

はい、



そうです、芭蕉翁です!

もちずり石の近くにたたずんでおります。

足元には


奥の細道の文知摺の段が刻まれています。


ここで詠んだ句


早苗とる 手もとや昔 しのぶ摺り


早苗の青々とした美しさと

しのぶ摺りの着物を着た

おそらく若い娘さんの姿が

なんとも初夏の清清しい句。

『昔』とあるので

おそらく芭蕉もそんな風景を想像したのでしょう。

もしくは、昔を想わせる、みたいな?


ね、

みちのくに入ってすぐの芭蕉の句の

爽やかなこと!



この句碑はなぜか高いところにあり


近づいて写真、撮れない!

雨に緑が繁っております。


この文知摺観音は

お庭がとても広くて

季節の色んな植物を楽しめるそうです。


私が訪れたときは


藤と睡蓮!

なんでしょう、この、モネ的な(笑)


そして

もちずり石と同じくうっとり見とれたのが

こちら

多宝塔!!!

なんでしょう、この、

美しいたたずまい。

こんなの見たら

また来たくなっちゃうじゃないの!


東北のお寺の

凛とした佇まいが、好きです。


そして

なんと資料館も併設してありまして

なんとなんと!

芭蕉直筆の早苗とる~の掛け軸を

見ることができるのです!


と、

もちずり石に、みちのくの~の歌碑に

芭蕉翁に、綺麗なお花に、多宝塔に、

ヨダレが出るほどのめっちゃ素敵なお寺です。


そして

一番印象に残っているのが

お寺の受け付けにいらっしゃったオジさん(笑)


めっちゃ我がキャンピングカーのテントむしに興味津々で

ネホリハホリネホリハホリ・・・。


芭蕉句碑巡りしてると伝えると

『じゃあ、次は松島に行くの?』

と聞かれたけれども

今回は松島を通らないルート。


奥の細道イコール松島と思うなよっ!

ニヤリ!!

なんて思いつつ

ラブ松島、、無性に行きたくなっちゃうじゃないの!


そうそう、

記念に『早苗とる~』の切手入り短冊を買いましたラブ



切手で早苗が見えませんね(笑)

そして切手は

60円。

2円貼らなきゃ!?


『このお寺の庭が広くてさー、掃除が大変なんだ!今もずっと草刈りしてて。』

オジさん、ホンとにしんどそうでした。

でもおかげでとても綺麗なお庭!


是非訪れてみてください!