民宿からバスで20分ほど。
路線バスの終点が温泉(´▽`)ノ
海辺の温泉、湯船から眺める大海原!
夕方は海に沈む夕日が綺麗なんだそうな。
昼間の大海原の悠大、壮大、広大、強大、膨大、偉大、寛大、深大、盛大、、
『大』のつく漢字全部並べたような海。
しょっぱい、鉄分かな?ちょっと茶色いお湯。
しかも、
貸切状態!
ひゃっほー!
1時間ほどゆっくり浸かりました(^^)
なんたって帰りのバスまで3時間あるもの(笑)
さすがにお風呂に3時間入ってらんない。
で、荷物を預けて近くの岬の公園へお散歩することに。
また汗かくか、、順序逆にすればよかった(笑)
『そのコインロッカー、お金入れなくても閉まるから』
って、受付のおじさんが教えてくれた。
ゆるいな(笑)
岬の公園が、、思いのほか広くて、アップダウンもきつく、、
風が心地よかったからそこまで汗はかかなかったけど(笑)
遊歩道って書いてるから言ってみたら、、
獣道!!!
熊出たら終わりだな(x_x)
ここ歩いていいの?ってくらいの茂りよう。
所々矢印あるから間違ってないはず。
なんか、岩の割れ目とか、巨石をくぐったりしました。
その先に、
この海よ!
絶景かな。
沖縄の海って言えば騙せるよなぁ(笑)
1時間ほどふらふら公園を遭難ギリギリな感じでさまよって、
温泉へ帰還^_^;
『ただいまー』
と戻ると、、違うおじさんがおりました。
わけを話すと、
『あー、そうかい、お昼食べてないだろ、今ご飯作ってるから食べていきな』
って(^o^)
おおっ!
おじさんの手料理(笑)
受付の奥からいい匂いが漂ってくる。
楽しみに待ってるとさっきいたおじさんがどこからともなく現れた。
『公園どうだった?』
『いやー、広かったです(笑)遭難するかと思いました、海、きれいですねーーー!』
と言うと、
『今日はまだそうでもないよ、波がないともっと綺麗さ、飛行機からウニとかアワビ見えるくらい(笑)』
まじか!透明度そんなに!?
この島にくる前に行った積丹半島の人もそうだけど、
『もっと綺麗!』
と自分たちの海に誇りを持ってる。
誇らしげなキラキラした目で海のことを語るんだもんなー。
この島はほとんどがブナの木で、保水力があるから水も豊富できれいで、お米も美味しいし、ワインも作ってるよ。
熊もいないし。
あ、熊いないんだ(笑)
って。
いいなぁ。
うちの地元は島よりは住みやすいけども、目をキラキラさせながら誇れるもの、、あるか?
探せばあるはず。あるはず。
うん、探そう。
最近は旅をしながら地元愛を見せつけられることが多いな、
いろいろ考えさせられる。
『岬の名前の由来見た?』
おじさんがちょっと真剣なまなざしで聞いてきた。
あ、なんか書いてたな、入り口の看板に、
『国後島からの移住者の、、』
『そうそう、戦後、国後島から追い出された人の受け入れ先がなくてこの島のこのあたりに連れてこられたんだ。この集落の人のほとんどはもともと国後島にいた人なんだよ。』
そうかー。
キラキラした目の奥にはキラキラしたものだけがあるんじゃないんだよなぁ。
海も、
太陽に輝く海面だけが海じゃないもんな。
海の深さ、うねり、とか、ね。
そうこうするうちにもう一人のおじさんの手料理が完成!
焼き鳥とおでん。
いただきました(^^)
なんだろ、この、しみじみ沁みる旅の心地よさ。
身体の奥の方をキラキラした音が流れていく。
ありがたいね。