さてさて民宿到着。
島南部の海沿いの民宿。
『こんにちはー』
と入っていくと、
『はいはいー、いらっしゃーい』
と満面の笑みの民宿の女将さん♪って感じ、
ではなく(笑)
やや斜め上から遠くに見るような、
への字口の肝っ玉母さん風の女将さん登場。
ちょっとひるむ(^_^;
『さっき観光案内所で紹介してもらった、、』
『あー、はいはい、どうぞお上がりください、バスで来たの?このまま先の温泉まで行って来たら良かったのに……あーそう』
おおお、
マシンガンのようにしゃべり始めた(笑)
『明日の夕方のフェリーで帰るので、温泉は明日行こうかなと』
『あーそう、じゃ、今日はこのへん回るといいわ、あーそう』
マシンガンのようにしゃべるが、あまり興味もたれてなさそうな、距離感(笑)
まぁ、こっちも女一人旅、怪しまれてもしょうがない。
部屋に案内してもらって、
『どっから来たの?、、あーそう、大阪、へぇ、飛行機?へぇ電車て、あーそう、まぁ、少し休んでこの辺回るといいわ』
と、話しているうちにだんだん縮まる距離感。
きっとほんとは人見知りとかで、ぶっきらほうにしちゃう人なんたろな。
こういう人、嫌いじゃないなー。
『ここから10分くらい歩いたとこに公園と、アレとコレとあるから、ゆっくり見ておいで』
いろいろ丁寧に教えてくださった。
一人旅してるわりに頼りなさそうに見えるのか、この手のおばさんおじさんが親切にしてくれること多いな(笑)
道順とか細かく教えてくれたり、いろいろ。
そういうのにゆだねた方が旅もうまくいくしね!
おばちゃんの言うとおり、プラスアルファ散歩して、
※この散歩のことはまたのちの日記にて
夕方ふらりと戻ると、
『あー、お帰りー、夕食は18時ね、あとで電話するわ、お風呂はそこね、24時間入れるから好きなときに入って』
ぶっきらほうにマシンガン口調で説明してくれた(^^)
はーい。
お夕食。
まぁ、すごい!
海の幸がてんこ盛り!
食べ切れなさそうなくらい!
若い身空でこの贅沢はいかん!
自分へのご褒美とか、
旅のついでとかいうレベルじゃないのね。
あえて写真は載せませんのでご想像にお任せいたします。
(笑)
そして、
民宿料金ならではの低価格。
おばちゃんと、
観光案内所のお姉さん、
そして、
この幸を生み出す北海道の海に感謝(T^T)
翌朝も、
おばちゃんマシンガン口調で朝食が始まり、
バスまでの時間に余裕があったので散歩に行こうとすると、
『あー、この道まっすぐ行ったら海に出るから、行っておいで、今の時間漁師もいないだろうし、風が強いから気をつけて、』
一気にしゃべるなぁ(笑)
で、なぜか
『お姉さん、スポーツマン?』
って聞かれた。
『今は何もやってないですけど、昔はいろいろやってました』
というと、
『あーそう、はい、いってらっしゃい』
(;^_^A
なに?
スポーツマンじゃないとたどり着けない海なの?
それか、
スポーツマンに見えた?
もしくは
スポーツ選手の誰かに似てた??
気になりつつ海辺散歩。
風は強かったけど気持ちいい朝の海。
カモメが、
糞をしては、
飛び立つ。
糞をしては、飛び立つ。
そんな海でした(笑)
民宿に戻ると、
『まだ少し時間あるね、これ食べな』
スイカくれました。
『アッサムで穫れたスイカだよ』
甘いっ!
あー、これで今年の夏のスイカは食べ納めかな、しんみり。
『これも持っていきな、バスでお腹空いたら食べて』
と、六花亭のお菓子をいくつかくれました。
おかん(T^T)
家の母とは違うタイプだけど、
ひさびさに帰省した娘の気分になりました。
お客様扱いされるのもだけど、
こういう接客もいいね。
客を見ておばちゃんが態度を変えてたらちょっとおもしろいけど(笑)
この子はおかん風に接しようとか(^_^;
違うか(笑)
なんとも不思議な民宿でした。
また泊まりたいね!