島いろいろ2~への字のおかん~ | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

さてさて民宿到着。

島南部の海沿いの民宿。

『こんにちはー』

と入っていくと、

『はいはいー、いらっしゃーい』

と満面の笑みの民宿の女将さん♪って感じ、


ではなく(笑)


やや斜め上から遠くに見るような、

への字口の肝っ玉母さん風の女将さん登場。


ちょっとひるむ(^_^;


『さっき観光案内所で紹介してもらった、、』

『あー、はいはい、どうぞお上がりください、バスで来たの?このまま先の温泉まで行って来たら良かったのに……あーそう』

おおお、

マシンガンのようにしゃべり始めた(笑)

『明日の夕方のフェリーで帰るので、温泉は明日行こうかなと』

『あーそう、じゃ、今日はこのへん回るといいわ、あーそう』


マシンガンのようにしゃべるが、あまり興味もたれてなさそうな、距離感(笑)


まぁ、こっちも女一人旅、怪しまれてもしょうがない。


部屋に案内してもらって、

『どっから来たの?、、あーそう、大阪、へぇ、飛行機?へぇ電車て、あーそう、まぁ、少し休んでこの辺回るといいわ』

と、話しているうちにだんだん縮まる距離感。


きっとほんとは人見知りとかで、ぶっきらほうにしちゃう人なんたろな。


こういう人、嫌いじゃないなー。


『ここから10分くらい歩いたとこに公園と、アレとコレとあるから、ゆっくり見ておいで』

いろいろ丁寧に教えてくださった。



一人旅してるわりに頼りなさそうに見えるのか、この手のおばさんおじさんが親切にしてくれること多いな(笑)


道順とか細かく教えてくれたり、いろいろ。


そういうのにゆだねた方が旅もうまくいくしね!


おばちゃんの言うとおり、プラスアルファ散歩して、

※この散歩のことはまたのちの日記にて

夕方ふらりと戻ると、


『あー、お帰りー、夕食は18時ね、あとで電話するわ、お風呂はそこね、24時間入れるから好きなときに入って』

ぶっきらほうにマシンガン口調で説明してくれた(^^)


はーい。


お夕食。


まぁ、すごい!

海の幸がてんこ盛り!

食べ切れなさそうなくらい!


若い身空でこの贅沢はいかん!

自分へのご褒美とか、

旅のついでとかいうレベルじゃないのね。



あえて写真は載せませんのでご想像にお任せいたします。

(笑)


そして、

民宿料金ならではの低価格。


おばちゃんと、

観光案内所のお姉さん、

そして、

この幸を生み出す北海道の海に感謝(T^T)



翌朝も、

おばちゃんマシンガン口調で朝食が始まり、

バスまでの時間に余裕があったので散歩に行こうとすると、

『あー、この道まっすぐ行ったら海に出るから、行っておいで、今の時間漁師もいないだろうし、風が強いから気をつけて、』

一気にしゃべるなぁ(笑)


で、なぜか

『お姉さん、スポーツマン?』

って聞かれた。


『今は何もやってないですけど、昔はいろいろやってました』

というと、

『あーそう、はい、いってらっしゃい』


(;^_^A

なに?


スポーツマンじゃないとたどり着けない海なの?

それか、

スポーツマンに見えた?

もしくは

スポーツ選手の誰かに似てた??


気になりつつ海辺散歩。


風は強かったけど気持ちいい朝の海。






カモメが、

糞をしては、

飛び立つ。

糞をしては、飛び立つ。



そんな海でした(笑)


民宿に戻ると、

『まだ少し時間あるね、これ食べな』





スイカくれました。


『アッサムで穫れたスイカだよ』


甘いっ!

あー、これで今年の夏のスイカは食べ納めかな、しんみり。


『これも持っていきな、バスでお腹空いたら食べて』


と、六花亭のお菓子をいくつかくれました。



おかん(T^T)


家の母とは違うタイプだけど、

ひさびさに帰省した娘の気分になりました。


お客様扱いされるのもだけど、

こういう接客もいいね。


客を見ておばちゃんが態度を変えてたらちょっとおもしろいけど(笑)


この子はおかん風に接しようとか(^_^;

違うか(笑)



なんとも不思議な民宿でした。

また泊まりたいね!