初めての感情 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

先日、こんな話を聞いた。


大好きだったおばあちゃんが突然亡くなって、

『大好きだった人がいなくなって悲しい』

という感情をはじめておぼえた子供(6歳くらい?)の話。。


今まで味わったことのない『悲しい』という痛み。


痛みの正体すらわからず、

どこも悪くないのに『おなかが痛い』と言ったり、


痛みをどう表現していいのかわからず、

突然奇声を発して走り出したりしたそうだ。



子供が初めての感情に出会った瞬間の話を聞いて、


なるほどなぁ、、と思った。



大人になると、

ある程度の感情を経験していたり、

話を聞いて、ある程度の感情をイメージすることができる。



けど、


ホントは、

喜怒哀楽ではあらわされない、

もっと細やかな感情があって、


大人になった今でも、

『初めての感情』に出会っているのかもなぁ、、。

と、思った。



出会ったところで、


喜怒哀楽という簡単な言葉で片付けてみたり、

今まで出会った感情に置き換えてみたり、

ストレスという万能な言葉で解消されたり、

忙しさで流されていったり、


初めての感情と向き合うことなく過ぎているのかも。。


自分の中から沸いてくる感情と、

もうちょっと向き合ってみたら、


何か見えてくるのかねーーー。


山伏、、山で思ふ。