先日、こんな話を聞いた。
大好きだったおばあちゃんが突然亡くなって、
『大好きだった人がいなくなって悲しい』
という感情をはじめておぼえた子供(6歳くらい?)の話。。
今まで味わったことのない『悲しい』という痛み。
痛みの正体すらわからず、
どこも悪くないのに『おなかが痛い』と言ったり、
痛みをどう表現していいのかわからず、
突然奇声を発して走り出したりしたそうだ。
子供が初めての感情に出会った瞬間の話を聞いて、
なるほどなぁ、、と思った。
大人になると、
ある程度の感情を経験していたり、
話を聞いて、ある程度の感情をイメージすることができる。
けど、
ホントは、
喜怒哀楽ではあらわされない、
もっと細やかな感情があって、
大人になった今でも、
『初めての感情』に出会っているのかもなぁ、、。
と、思った。
出会ったところで、
喜怒哀楽という簡単な言葉で片付けてみたり、
今まで出会った感情に置き換えてみたり、
ストレスという万能な言葉で解消されたり、
忙しさで流されていったり、
初めての感情と向き合うことなく過ぎているのかも。。
自分の中から沸いてくる感情と、
もうちょっと向き合ってみたら、
何か見えてくるのかねーーー。
山伏、、山で思ふ。