沖縄にも働ける男はいる【2】 | 徒然コオロギ庵~旅する似顔絵師~

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一年の半分を旅に過ごす似顔絵師コオロギの日々の雑記。趣味の古墳巡り&地質巡り&車中泊アレコレetc徒然とだらだらと書き尽くします

『私はもともと首里城で写真屋やってたんだよ』


語りだす写真屋のおっちゃん。

『けどさ、あそこのは、着物を羽織るだけでさぁ。』

ふむふむ。


『ちゃんと着付けしないし、ちょっと羽織って、写真撮って、ハイ終わり。』


確かになぁ。

次から次へと訪れる観光客。


【接する】よりは【さばく】って感じなんだろなぁ。

『それじゃおもしろくないさぁ。

だから、独立して、このホテルに来たさぁ。』


おぉっ。

『このホテルで営業するのに、2年もかかったさぁ。』


すげっ。

三顧の礼ならぬ、二年の礼。


『ここで営業とれたらとれたで、同業者からクレームくるし。』


だよなぁ。

低価格でいいサービスされたらなぁ。


『でも、俺は負けなかったさぁ。』


そう言って、

いきなりまさかの三線教室が始まる。


続く。