いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
学びのコンサルタントCAB代表の橋本雄大です。
現在、発達特性(グレーゾーン)や境界知能、不登校傾向を持つお子さま・ご家庭を、学習指導・生活支援・進学サポートを通してお手伝いしております。
元教員という立場から、「その子らしさ」を大切にしつつ、親・学校とも協力しながら伴走するスタイルを心がけています。
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教員の頃は、朝6時には学校にいて、23時に学校を出る。
そんな生活をしていました。
あるとき、ご飯の味がしなくなったことがあります。
わけもなく、突然涙が出てきたこともあります。
気づいたら家の玄関で寝ていた、なんてこともありました。
■「教員の仕事は大変」って話がしたいわけじゃない
ここで言いたいのは、「教員って大変なんです」でも、「たくさん働いた自慢」でもありません。
支援する側、関わる側、助ける側、教える側。
呼び方はいろいろですが、
その人たち(親、教員、支援員など)のケアはどうするのか、という話です。
支援者側が頑張りすぎて、精神的にも肉体的にも潰れる。
これは実際に起きます。
■行政から言われた「踏み込みすぎないで」
学生の頃、教育支援団体を立ち上げて活動していたとき、行政側から指摘(というか注意)を受けたことがあります。
「やるのはいいけど、踏み込みすぎないで」
最初は正直、「なんで?」と思いました。
でも話を聞いてみると、背景がありました。
「支援したい」と始めた人が、入り込みすぎて支援者自身が体調を崩す。
忙しすぎて、頑張りすぎて、気づいたら折れる。
そしてもう一つ、厄介なのが「共鳴」です。
支援される側の苦しさに引っ張られて、支援者側の気分も落ちていく。
これは、まじめな人ほど起きやすいんです。
■「変えよう」とするほど、支援者は削れる
たとえば、本人のやり方を曲げない(曲げられない)特性がある人を支援しているとき。
支援者側から見ると、「そこさえ直せば、社会で十分やっていけるのに」と思う場面があります。
すると支援者は、どうにかその人を変えようとします。
知識があろうがなかろうが、経験があろうがなかろうが、熱量で押しにいく。
でも、うまくいかないことがほとんどです。
(そもそもプロは「直そう」とはあまり思いません。環境や手順を整えたり、代替案を探します。)
うまくいかない。
関係も悪くなる。
支援者側が悩む。
自信をなくす。
病む。
こういう流れ、普通にあります。
■私の教員時代も、まさにそれだった
私の教員時代もそうだったと思います。
生徒の気持ちを知りすぎたり、踏み込みすぎたり、
生徒の悩みが、自分のことのように感じてしまう。
その結果、ご飯が食べられなくなる。
眠れない。
涙が出る。
気づけば体が止まる。
当時の私は「線引き」が下手でした。
優しさとか、責任感とか、正義感とか、そういう言葉でいくらでも美化できますが、
現実はシンプルで、支援者が潰れたら支援は続きません。
■忘れると、支援する側は潰れます。確実に
今の私は、ある程度の線引きを持っています。
でもこれは「冷たくなった」わけじゃなく、支援を続けるための技術です。
線引きを忘れたり、考えていなかったりすると、支援する側は潰れます。確実に。
そしてそれは、親も同じです。
■親にも「限界」はある
よく「親なんだから、最後まで向き合って」と言う人がいます。
もちろん、その気持ちは分かります。
でも、現場で見ていると、こう思います。
「うるせえ、こっちだって限界なんだ!!」
って言っていい。笑
親は一人で全部背負うようにできていません。
怒る役、聞く役、見守る役、外と繋ぐ役。
それを一人で回せば、詰むのは当たり前です。
■解決策は「大人を増やす」
結局、支援が続く形ってこれです。
支援者一人あたりが抱える問題を減らす。
多くの支援者(大人)で関わる。
これで、支援される側も、する側もラクになります。
親一人では難しいこと、しんどいことはあります。
だから外と繋ぐ。
だから大人を増やす。
だから役割を分ける。
私もお手伝いします。








