札幌市内の高校でSST(ソーシャルスキル・トレーニング)の授業を行いました。
お話してきた内容をざっくりと。
人間関係でこじれたとき(極論を言えば、無視や悪口などの加害をされたとき)、相手(加害者側)にどんな心の動きが働いているのかを整理しました。
高校生活では、SNSの誤解からの無視や陰口、告白後フラれて関係悪化など、「話してもこじれそう」「頼っても無駄」と感じる場面が少なくありません。
SSTではまず、「誰もが被害者にも加害者にもなり得る」という前提を確認しました。
意地悪をしたくてしているというより、集団の中で「所属や序列を守りたい」「恥を避けたい」「自分の方が上でいたい」「退屈だから刺激がほしい」「SNSで承認がほしい」といった無意識の駆動が反射的に働くことがあります。
表面に出てくるのは、「冗談だった」「みんなもやってる」「陰口くらいで大げさ」などの“言い分”です。
しかし本当に行動を動かしているのは、その裏側の心理です。
理解は相手を許すためではなく、「こういう仕組みで動いているなら、自分はどう動くか」を考える材料として使います。
SSTは「誰とでも仲良くする魔法」ではなく、「自分を守る技術」です。
どうしても、「コミュニケーション」というと「仲良くすること」が前提に感じてしまします。
しかし、ここで大事なのは「加害側の心がわかった=同情や許す」ではなく、「理解した上で、距離を取る」です。
高校段階で「誰とでも仲良く」は必須ではなく、離れることも立派な選択肢だと共有しました。
「コミュニケーションを手放す」は逃げではなく、これまで練習してきた「6秒我慢」「深呼吸」「感情のラベリング」「言い方の調整」などを使っても難しい相手との、最後の一手です。
人間関係の学習性無力感は、「どうせ変わらない(逃げられない)」と結論を先に決めてしまうところから始まります。
けれど、相手の心の駆動を知り、自分の一手を選び直せれば、状況は少しずつ動かせます。
SSTは、“距離も含めて自分で決める”ための練習です。
今回選んだ小さな一手が、将来「距離は置きつつ仕事は回す」関係をつくる、その土台になっていきます。
ブログではすっごく分かりづらい(言葉が足りない)んですが・・・
こんなお話をしてきましたm(_ _)m
















