私のお仕事の説明をするときに、「ちょっと生きづらい人をサポートしてます」なんていい方をします。
かなりオブラートに包んでいるというか・・・
柔らかく表現しているというか・・・
抽象的と言うか・・・
「結局どんな人？」に対して、答えなければと思いこのブログを書いてます。
なぜ、わざわざ書いているかというと「生きづらい人」をたまに勘違いされることがあったから、です。
答えから言ってしまうと、私が言っている「生きづらい人」は
周りの大人（教員／親／上司／同僚／部下／その他）から
・勉強しない
・小テストで満点が取れない
・話していて、若干イラッとする
・提出プリントが最初の数個しか埋まっておらず、残り８割ぐらいが白紙
・指示が一度で通らず、説明したことを聞き返す
・時間にルーズで、遅刻が多い
・なんとなく無気力に見え、だらしがなく見える
・筆箱の中やカバンの中、机の中が汚く、整理ができない
・人が話しているのに、ぼーっとしている
・仕事ができない
・寝癖があったり、スーツがヨレヨレでだらしがない
・ミスを指摘したら、謝ることもせず、言い訳する
・報連相のタイミングが違う（「今、それをいうなよ！」だったり、「もっと早く言ってよ」だったり）
・説明が下手くそ（何を言っているかわからない）
・締め切りギリギリで、見ているこっちがヒヤヒヤ
・何度も同じミスを繰り返す
・自分のやり方を曲げられず、頑固で扱いにくい
などなど、あげれば無限に出てきます。
これを一言で言えば（なかなかにひどい言葉を使ってますが、世の中のイメージに合わせると↓こんな感じになるはず）
子どもの場合は
「遅刻や整理整頓ができず、だらしなく見え、居眠りや提出物もまばらで、やる気が無いように見え、頑張ることを諦めているバカ」です。
大人の場合は
「うっかり忘れが多く、整理整頓ができず、報連相もまともにできず、そのくせ休みが多い、会社のお荷物＝できたら辞めてほしい（クビにしたい）、使えない社員」
です。
何を言いたいかというと・・・
この人たちは「困っている」ということです。
こちら側が勝手に「だらしがない生徒」「使えない社員」と感じているだけで、「当事者は、苦しんでいる」はずです。
教員時代に「なんでそんなだらしないんだ」と説教をしたときに、「知らねえよ！こっちだって、頑張ってんだよ！！」と言い返されたことがあります。
あのときは「反抗的な態度」として受け止めてましたが、今「発達障害などの専門的な知識を持って考える」と、「困っている生徒」の一人だったことがよくわかります。
今現在は「社会人」もサポートしていますが、同様でした。
「私、高校のときから、ずっとこんな感じで、『だらしない』『なんでこれぐらいのこともできないんだ』って、言われ続けて・・・。私って、本当に能力が低い人間なんです」と、自己肯定感が極端に低く、「困っている」とは思っておらず、「自分ってダメな人間」と思い込んでました。
このように「なんとなく生きづらいな」「ちょっと生きづらいな」というのは、「周りの大人」や「当事者本人」ですら、気づかず、間違った解釈をして、間違った対応をして、さらに状況／状態が悪化することがほとんどです。
つまり・・・
この社員、使えないな・・・。早く「辞めます」って言ってくれないかな・・・。ではなく、
もしかしたら、サポートが必要なのか？関わり方を間違っているのかも。
という視点が必要なんです。
まずはこの勘違いから直していかなければ、その人は成長しても、職を変えても、困り続けていきます。
うちの社員で、こんな人がいる。
どうしたらいいんだろう？なんて質問／問い合わせも受け付けています。
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