私のお仕事は「家庭担任」 【リライト完全版】 | 学びのコンサルタントCAB

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コチラの記事は【私のお仕事は「家庭担任」です】をリライトした記事をまとめたものです。

 

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以前に書いた記事【私のお仕事は「家庭担任」です】はなんと2022年11月24日。つまり、1年以上前です。

このときに比べて、橋本のレベルや専門性、届く領域、対象者など、どれもレベルアップしたので改めて書き直すことにしました。(複数回に分けて投稿したいと思います)

 

私のお仕事の名前は「家庭担任」です。

 

・・・・はい?となりますよね笑

 

イメージとしては「家庭教師」です。

 

1週間に1回90分(もしくは120分)、その子のお家に行き、勉強を教える

 

というやつです。

 

スタイルは「家庭教師」です。

ただ中身のレベルが違います。

 

「家庭担任」の場合は大きく分けて

 

①学習指導

②進学指導

③生徒指導

④生活指導

⑤保護者のサポート

⑥学校や病院、事業所との連携

⑦学校や教育関係者、事業所、企業のサポート

 

の7つになります。

 

つまり、そこら辺の「大学生のアルバイト」や「某家庭教師事業者」のような「成績上げます!!」的なものではありません。

 

では、なぜ「普通の家庭教師」ではダメなのか、ですが・・・。

 

たとえば・・・

 

どれだけ言っても、勉強しない。それどころか、宿題すらやらない。そもそも、宿題が間に合わない。

やったと思ったら、丸写しか、空欄だらけ。

勉強もしないで、スマホやゲーム。

部屋も片付けられない。

学校の三者面談では、担任の先生から怒られてばかり・・・。

 

そんな子いませんか?

 

他にも、頑張ってはいるんだけど、なぜか点が伸びない。なぜかできない。

塾にも言ったし、家庭教師もやってみた・・・。でも、だめだった・・・。

 

他の例もあげれば・・・

 

自分の子がいじめの被害者/加害者になった・・・。

そんなときお家として、どう行動するのが正しいのか。

その子にどう接するのが正しいのか。

判断できないですよね?

そんなとき、相談できる人がいたらどうでしょうか?

 

最近、子どものとの関係がうまくいかず、喧嘩ばかり。

そんなとき、どうしたらいいかを相談できる人がいたらどうでしょうか?

 

最近、子どもが学校に行かなくなった。

不登校ってやつかも・・・と不安になったとき、誰に相談しますか?

 

子どもが親の財布から勝手にお金を盗った。

そんなとき、どう怒るのが正解かわかりますか?

 

 

このような問題が起きたとき、お家の中でどうにかしようとしますが

教育のプロが一緒にいたらどうでしょうか?

 

これが私のお仕事の内容です。

 

つまり、そのお家専門の担任の先生になります。

だから「家庭担任」なんです。

ここにもちらっと書いてます↓

 

 

 

 

ではでは、呼び名の理由がわかったところで・・・

 

もう少し私のお仕事を掘り下げていきたいと思います。

 

 

 

①学習指導に関して

 

そこら辺の家庭教師と同じ内容・・・・ではないです。

 

 

1回1500円〜3000円程度の家庭教師とは次元が違います。

 

まず、私が①学習指導に関して、大事にしていることが2つあります。

まずは「その子に合った学習方法を見つける」ことです。

たとえば・・・

 

英単語を10回書いて覚える子と、50回書いても覚えない子がいます。

この2人に同じ指導をしますか?

するわけがないですよね。

 

50回書いて、覚えられない子は「書く」以外の指導が必要です。

音読をさせること=「話す」ことで覚えられる場合はそちらに指導をシフトする必要があります。

 

では、この違いがどこにあるかというと・・・

 

その子の情報の取り入れが「目からが得意」か「耳から得意」かというお話になってきます。

また、「目から取り入れた情報を頭で考えること」か「耳から取り入れた情報を頭で考えること」のどちらが得意か、ということも絡んできます。

 

つまり、「教科書を読む」「黒板を書いて、解説する」ことがわかりやすいという子もいれば、「何も書かず、喋って解説する」「言葉は書かず、イラストや図を描く」ことがわかりやすいという子がいます。

 

このように「その子にとって、最もわかりやすい伝え方/接し方はなにか」を見抜いた上で、その子に最も合った指導をしていきます。

ちなみに、この「目から」「耳から」どちらが得意か、に関しては、体験授業の45分で十分に見抜くことができます。

(なんなら3分程度で十分です)

 

よくある「この先生、わかりずらい!!!」が全くありません。

 

 

2つ目の大事にしていることは「家庭教師がいなくても、勉強できるようになる」ことです。

極論を言ってしまえば、「家庭教師がスタートした段階で、目標は家庭教師を卒業すること」になります。

 

わかりやすい先生がいれば、頼りたくなるものです。

授業でわからなくても、あとで全部聞けばいいや、となります。

 

そのとき、私はこう言います。

 

「どこがわからないか、はっきりさせてこい」

「『全部教えてください』ではなくて、『ここのこの部分がわかりません』と言えるようになれ」

「宿題のこの問題がわかりませんでした!ではなく、解説を読んだんですが、ここの部分がわかりませんでした!となるように」

 

また、宿題の設定やテスト期間の勉強量なども「こうしろ!」ではなく、「どうする?」と、丸投げします。

(もちろん、なれるまではこちらが丁寧に設定します)

 

たとえば・・・

「今日、数学のこの分野をやったけど、宿題はどのページにする?どのぐらいの量にする?」と自分で考えさせます。

 

苦手だったところをやらず、できたところばかり宿題にするなんていうのはあるあるです。

そんなときは、「それ意味ある?」と意地悪な質問をします。

 

また、1日10ページやる!と言ったら、「わかった。じゃあやってみ」と流します。

失敗するだろうなと思っても、正しい経験を積ませるためにも、ほっとくこともします。

結局できなかったとしても、「どうだ?なかなか厳しいよな。1日にやれる限界がわかったな?そしてら、改めて設定のやり直しだな」となるだけです。

 

テスト前に合計50ページの量を3日で終わらせる!とかいう子いませんか?

本気でできると思っている/やろうとして失敗する・・・という経験がないから出る言葉です。

 

 

ほかにも・・・

「提出はいつまで?」「ということは1日に何ページやらないとダメ」「その計画で大丈夫そう?」という感じです。

 

 

つまり、「いきなり正解」ではなく、「自分で考える/実行する/経験する」ことを重視します。

言い換えれば、家庭教師がスタートしても、すぐに成績が上がるわけではないです。

(もちろん、中3の夏にスタートした場合は、そんな暇はないので、ゴリゴリ点を上げる指導に切り替えます)

 

ただ・・・これを1年ほど続けると

ほぼ正確に正解(理想)の計画を立てて、実行することができるようになります。

 

中2の頃は「宿題やらない」「テスト勉強どころか、ワークを終わらせるのでギリギリ」「数学はどれだけやっても、60点」「平均点は50点」なんて子がいました。

その子は高1になり、「テストの2週間前には、ワークは終わっている」「テスト前にはワークを3周できる」「数学は常に90点台」「平均点は70点以上」になりました。

 

さらに・・・

高2年になり、新しい(難しい)教科になっても、「とりあえず、ノートは取る」「わからなかったところを整理して家庭教師のときに聞く」「理解はしたっぽいけど、不安な場合は練習問題で確認する」などがごく普通にできています。

 

 

これが私が目指す「一人で勉強できる」という姿です。

 

 

 

②進学指導に関して

 

どこの学校が合っているか

そこに行って、幸せか

将来、困らないか

 

などたくさんのことを考えます。

 

よくあるのが「Dランクに入った!」「Bランクに入った!」と喜ぶのもつかの間、授業についていけなくなる、テストの点数も上がらず、成績も取れない・・・なんて話を聞きます。

 

どこの学校が合っているかとは↑のようなことにならないか、ということも含んでいます。

 

今、Dランク取れているけど、この能力だとついていけないな・・・。だったら、Fランクの高校に入って、評定4.5以上取って、大学は推薦で・・・なんてことも考えます。

 

高校進学や、大学進学、就職は「夢や希望」でお話はできません。

「現実的にここが限界」というお話はします。

たとえ、死ぬほど努力をして、限界以上の高校入ったとして、ついていけるか?という厳しい話もします。

 

すこい怖い話になってしまいましたが・・・

Cランクで、Hランクの工業高校に行き、3年間ALL5で、大学から推薦の話が来た、ということもありました。

 

あとはその学校の雰囲気が、その子に合うかという言葉そのままの意味もあります。

(高校教員なので、そこら中に繋がっている先生がいて・・・。私の受け持ちの子が、私の知り合いの先生がいる高校に入ることが結構な頻度であります笑)

 

ちなみに・・・

3年間担任だった先生が私の知り合いで、進学指導の際は、私と連絡を取り合い、指導の分担(学校で小論の書き方/私が演習&採点)をする・・・ということもありました。

 

話を戻しますが・・・

 

私が大事にしていることは「良い高校に入ること」ではないです。

「その子が行きたいところ/合ったところを考え、将来(大学/就職)まで考えること」です。

 

 

③生徒指導、④生活指導に関して

 

「生徒指導」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?

 

高校生だと、たばこや万引きでしょうか?

別室に呼ばれて、反省文だったり・・・

 

中学生だと、いじめでしょうか?

 

「生活指導」はどうでしょうか?

あまり思い浮かばないですよね。

 

 

実はこの2つは密接に関係していて・・・

 

たとえば「タバコで停学になった」というとき

 

そのときに別室に呼ばれて、お説教だったり、反省文だったりをその生徒個人に行うのが「生徒指導」です。

 

そもそも、そうならないために日頃から規律/ルールを守らせるのが「生活指導」です。

こちらは対集団になります。

 

本来は対個人か、対集団かで区別されますが、私のお仕事の場合は少しだけ違う見方をします。

 

それは

 

「事前指導」=「生活指導」

「事後指導」=「生徒指導」

 

です。

 

つまり・・・

 

提出物を出す、期限を守る、間違った考えを正す、あいさつなどの基本的コミュニケーションを身に着けてもらう、プリント類の整理整頓、スケジュール管理、スマホの使い方などの日常的な規律/ルールの指導が「事前指導」です。

 

そして、

 

友達をいじめた/いじめられた、家庭内窃盗(母の財布から金を盗るなど)、犯罪(SNSがらみから、万引きなど)などに対しての「事後指導」です。

 

もし↑のようなことが起きた場合は、基本的には学校が中心になりますが、稀に学校で対応できないときがあります。

(中学生で起きるはずがない問題が起きた場合、中学校は十分に指導できないことがある)

↓参照

 

 

 

 

そんなとき、私が対応したり、必要があれば中学校とも連携します。

なによりも、「お家の中でどうしたらいいのか」「お父さん、お母さんはどうすればいいか」まで対応します。

 

よくあるのが「学校でいじめたとして、指導されたけど・・・。家ではなんと言えばいいのか。そもそもどうしたらいいのか」と困ることが多いです。

この部分も私がサポートします。

 

つまり・・・

 

勉強以外の部分もかなりレベルが高いところまでサポートしています。

 

⑤保護者のサポート、⑥学校や病院、事業所との連携に関して

 

⑤保護者のサポート、と上から目線のようになってしまってますが・・・

もう少し柔らかく書くと「保護者の困ったことがあれば、教員(と同じの能力を持ったハシモト)がお手伝いします」という感じです。

 

たとえば、お家で「学習以外で」こんなことに困ってませんか?

 

「最近、ゲーム/スマホばかりで困っている」

「スマホを持たせたいけど、どうルールを決めていいかわからない」

「どんだけ言っても、片付けない(だらしがない)」

「体調不良が続いている/このまま学校にいけなくなるのではと不安」

「最近、なんだか元気がない・・・どうしたら?どうきいたら?」

「最近、食事中の会話が全く無い。返事もぶっきらぼう・・・。思春期?反抗期?」

「中学生になってから、関係が悪くなった。どうしたいいんだろう」

「干渉しすぎなのか?でも、不安が・・・」

「最近、娘/息子の様子が変、どう接していいかわからない」

「どう叱っていいかわからない」

「どう褒めていいかわからない」

「子どもが学校でいじめの加害者に・・・」

「親として、子どもに関わるのが辛い」

「親の財布から、お金を盗んだ・・・」

 

 

などなど・・・。

これだけじゃないはずです。

子育てを頑張れば頑張るほど、困りごとや不安なことがたくさん出てきます(子どもに、特性がある、なしに関わらず、どのご家庭からもこんな言葉が出ます)

 

これって、学校の先生にはなかなか聞けませんよね?

そもそも

そこまでの関係性でもないし・・・

そもそも信用できないし・・・

どうせ、模範解答的なものしか返ってこないし・・・

というのもありますよね。

 

これらの問題にもひとつひとつ丁寧に対応/解決します。

ラインでも、家庭教師のときにでも、定期面談のときにでも、いつでも対応しています。

 

さらに・・・

必要があれば、⑥学校や病院、事業所との連携もしています。

 

たとえば、いじめの加害者/被害者になってしまったときに

私からもお家での様子や状態、そしてお家としての考えをまとめて、学校に伝えることもできます。

 

たとえば、発達障害かも・・・とは思っているけど、どこの病院にいけばいいのかわからないときは、ハシモトが病院をピックアップします。そして、その子に関する資料を用意します。

この資料とは「その子の状態、困っているところ、生活の状況、学習の状況」などです。

なんでそんなものを?と思うかもしれませんが、病院にいってすぐに検査ができることはほとんどありません。

まずは「その子がどんな子なのか。どんなことで困っているのか」などを知るところから始まります。

ここでかなり時間がかかります(経験上3ヶ月ぐらいはかかる)。

 

たまに病院によっては、その日のうちに検査を受けれるところがありますが、「その子の実態に合ってなかったり、ズレがあったり」します。

この子どもの情報を正確に伝える/検査までの期間を短くする目的があります。

 

たとえば、発達障害かも・・・と病院にいって診断が出たあと、どう学校に伝えたらいいかわからないですよね?

そんなとき、私からもその子の特性と対応策をレポートにして、学校と共有することもできます。

もちろん、学校に行き、保護者と担任とハシモトで面談・・・というのも可能です。

 

実はこのパターンは、今まで何度もありました。

学校も「診断名」が出たところでなにもわからない/対応できない/対応できたとしても「診断名に対してのみ」です。

つまり、その子に合った支援を一から考えるので、診断が出てすぐには、その子に適した支援ができません。

そこで、ハシモトが「この子の困っているところはここです。このように対応するとうまくいきます」的なお話をすることできます。

というより、今までしてきました。

 

このように「その子の先生」でもあり、そのお家の「担任」という役割もあります。

 

⑦学校や教育関係者、事業所、企業のサポートに関して

 

実はこの⑦は、以前の記事(リライト前)にはちらっとしか載せていませんでした。

ただこの1年で、「お家」だけでなく、「お家以外」からの問い合わせがかなりありました。

 

たとえば・・・

 

某高等学校から「発達障害について、研修会をしてくれないか」だったり・・・

教員組合から「全道の教育研究会で、どう発達障害にアプローチをするのか話をしてくれないか」だったり・・・

大学教員の方から「教員志望の学生に発達障害のアプローチ方法を授業してくれないか」とお願いされたり・・・

他にも、企業に務めている方で、部下や同僚が発達障害、障害者雇用枠での採用で、「どう接していいかわからない」「どう指示を出していいかわからない」などの相談を多く受けていました。

 

ほかにも事業所の職員の方からの相談なんかもあり・・・

お家以外でも「困っている」ことがわかり、事業を拡大しました。

 

そして、しれっと「発達障害」という言葉を出しましたが・・・

 

実は「やれない」「できない」の裏には「発達障害」などが絡んでいることが多く、明確に発達障害!でなくても、グレーゾーンや境界知能と言われる「診断はつかない」けど、ある場面で困ることがあったり(かもしれない)ということがあります。

 

では、なにをしているかですが、一言で言えば

 

当事者や担当者への面談/支援、部署全体への研修会

 

です。

 

たとえば・・・

 

会社(部署/チーム)の中で、「障害者雇用」の方がいるんだけど、接し方がよくわからない。診断名を調べて、書いてあるとおりにしても上手くいかない。このままだと休職する恐れがある・・・。

 

ということありませんか?

どこの企業でも抱える問題だと思います。

 

こんなときに、私がその当事者(や上司、チーム)と面談や研修会を行うことで、「当事者は、より働きやすい環境に、周りの人の負担はぐっと減らす」ことができます。

 

本当はもう少し具体的に書きたいところですが、企業様によって関わり方が違っており

こんなプランがあります!がなかなか出せずにいます。

ここらへんは近々、改めて出そうかと思っていますm(_ _)m

 

 

 

ってなわけで・・・

 

これで私のお仕事「家庭担任」とは・・・という紹介が終わりました。

こんなことができる家庭教師は、北海道にいません。

この次元は「学校の先生」と同じ(むしろちょっと上)です。

 

なにか教育でお困りの際は、一度問い合わせいただければと思いますm(_ _)m

 

 

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