いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
学びのコンサルタントCAB代表の橋本雄大です。
現在、発達特性(グレーゾーン)や境界知能、不登校傾向を持つお子さま・ご家庭を、学習指導・生活支援・進学サポートを通してお手伝いしております。
元教員という立場から、「その子らしさ」を大切にしつつ、親・学校とも協力しながら伴走するスタイルを心がけています。
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この間、チョコレートプラネットのネタで「宿題をやらない小学生をインタビューする」というものがありました。
その中の小学生のセリフが「今の子どもたち」をよく表しているな〜と思い・・・。
こんなセリフがありました。
「なんか、めんどくさいし、よくわかんないから、やりたくないって思って」
「怒られる。嫌。で、もうやらない」
「学校で怒られるだけで、家に帰ったら別に怒られないから」
「やりたくないと思ってるから、やってない」
「その“なんで”って、何に対しての“なんで”?」
「なんかめんどくさいし、よくわかんないからなんかやりたくないって思って」
「そういう風に思って、やりたくないっていう風になってるから、それはやってない」
「その“なんで”っていうのは何に対しての“なんで”っていう」
こんなことを言われると、通じてるようで通じてなくて
イラッとしますよね笑
■「それ」「これ」「そう」ばかりの子は、何も考えていないのか
よく大人は、
「結局、何が言いたいの?」
「ちゃんと話して」
「意味がわからない」
と言います。
結構いますよね。
「それ」「これ」「そう」「なんか」「だって」「で」ばかりで話す子。
たとえば、
「そう思ってやってるから、そうなる」
みたいな言い方です。
聞いている大人からすると、
「いや、その“そう”って何?」
となる。
当然です。
でも、ここで
「この子は何も考えていない」(テキトーに話している)
と切ってしまうのは、少し違います。
■中身がないのではなく、言葉にできていない
こういう子は、
頭の中が空っぽなわけではありません。
テキトーに思いついたことを喋ってるわけでもありません。
むしろ逆です。
本人の中には、
一応、考えがあります。
感情もあります。
言いたいこともあります。
ただ、それを
相手に伝わる形に並べ替える力が弱いんです。
だから、
本人の中ではつながっているのに、
外に出した瞬間に
「それ」「これ」「そう」
ばかりになる。
つまり、
“何も考えていない”のではなく、
「考えはあるけど、出力が雑」
という状態です。
■これは、もう少しで喋れるサインでもある
こういう話し方をする子は、
話すのが苦手な子ではありません。
もう少しで喋れる。
あと少しで、ちゃんと説明できる。
しっかり喋れる手前にいることが多いです。
だから、
「意味わからない」
で終わるのはもったいないです。
本当は、
「それって何?」
「誰が?」
「何が嫌だったの?」
「最初に何があったの?」
「一言で言うとどういうこと?」
と、具体化を手伝ってあげると、
少しずつ言葉が増えていきます。
「そうなる」
しか言えなかった子が、
「やっても意味がないと思ったから、やらなくなった」
まで言えるようになります。
これは大きな違いです。
■ただし、放っておいても伸びるわけではない
ここは勘違いしてはいけません。
「もう少しで喋れる」
は事実です。
でも、
放っておけば自然に整う
わけではありません。
この段階で、
大人がずっと
「何言ってるかわからない」
「ちゃんと喋れ」
だけを繰り返すと、
子どもは
説明をやめます。
あるいは、
雑な言葉のまま固定されます。
つまり、
これは希望のサインでもあるけれど、
同時に危険なサインでもあるんです。
ここで、
曖昧な言葉を具体的な言葉に変える練習をしないと、
中学生になっても、
高校生になっても、
社会に出ても、
「なんか」「それ」「いや、そういうこと」
で止まる人になります。
■大人が見るべきなのは「未熟さ」ではなく「途中段階」
私は、こういう子を見るときに大事なのは、
「この子は話せない」
と決めることではなく、
「この子は、まだ翻訳できていない」
と見ることだと思っています。
頭の中にあるものを、
相手に伝わる日本語に変える力。
それは、
最初からあるものではありません。
だからこそ、
途中段階の子に対して、
「意味不明」で切り捨てるのではなく、
具体化の手伝いをすることが大事です。
「ちゃんと話せない子」は、
もう少しで言葉になる子です。
だからこそ、
その“もう少し”を
雑に扱わないことです。
ここは「お母様お父様の関わり方」の差が出ると思っています。
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