平戸城 長崎県平戸市 100名城 2 | 細川竜太郎(旧くろかん)のブログ

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松浦史料博物館の敷地内に茶室閑雲亭がありました。
ここでお茶をいただきました。



この黄色いお菓子カステラに砂糖をまぶしたカスドースという南蛮渡来のものです。平戸にしかない珍しいものなんでお土産に買いました。



松浦鎮信公像
この博物館を下って少し歩いていくと
幕末に吉田松陰が平戸留学中に宿舎としたところがありました。松陰はこの地に山鹿流の兵術の書籍を写しに来たということでした。松陰は長州藩で殿様相手に兵学師範をしていました。なぜかアンパンマンが座っていたので次男が遊んでました。

その後、父と次男とで平戸城に行きました。松浦家26代鎮信が徳川家康の猜疑心をかわすため自ら日の岳城に火をかけた。がその後30代棟の時代に幕府自社奉行になり、城の再築が認められ山鹿流にて平戸城が完成した。版籍奉還により城は破却されるが、1962に模擬復元された。

北虎口門 裏



北虎口門 表


天守閣



城の全域の図
亀岡山に築かれている。



松浦34代清の第11女愛子は京都の中山大納言家に嫁いだ。その姫慶子は明治天皇の御生母となる。


松浦氏は嵯峨源氏を祖とする元々この辺りを領する水軍でした。足利尊氏が北畠顕家にやぶれて京都からこの九州まで落ちてきた時に、多々良浜の戦いの時に足利軍に味方しました。そのための感状と所領安堵の書状を尊氏からいただたいています。



天守最上階からの町を見渡す風景

本当に天気が最高でした。またこの平戸では台湾の英雄鄭成功が生まれたとこです。彼の記念館があったんですが時間がなく行けなかったのが残念でした。

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この旅行を終えて、親父から借りて読んでみました。なるほどな~思うところが多くありました。その土地の歴史を知った上で旅するのって本当に楽しいですね。