特性があるお子さんの保護者へかける言葉
もし身近な人や親しい人が発達障害や特性のあるお子さんをそだてている場合どのような声掛けが良いでしょうか?(*発達障害児の子育て経験がなく 障害に関する知識がない方の場合を想定しています)私の経験や参考資料をもとに考えてみました。保護者を追い詰める声かけをしない「もっと、あなたががんばらないと」「あなたがリハビリをしてあげないと子どもは将来だめになってしまう」「あなたがそんなことでどうするの?」「母親(または父親)なんだから」「障害をのりこえるようにがんばって」・・・等つい、励ましのつもりでかけてしまう言葉があるかもしれません。保護者は、ある日突然子どもに障害がある、と告げられます。もしくは「発達の遅れがあるから様子をみましょう」と将来を不安にされる無責任なことを言われます。お子さんの年齢に関わらず、障害宣告を受け入れることはできません。保護者は、子どものリハビリをするための「機能」でもなく子どもの介護をする「役割」でもありません。*1なにより、保護者さん自身が人生を楽しみ、幸せになる権利があります。まずは、保護者さんが困っている時に助けを求めやすい環境を作ってあげて下さい。適切な援助ができる場所や情報を教えてあげる、または、一緒に探してあげて下さい。「あなたが1人でがんばれ」というメッセージを送らないようにしてください。今回、参考にした資料はこちらです。重症心身障害児をそだてていらっしゃる児玉真美さんの著書「殺す親 殺させる親ー重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死・意思決定・地域移行」 殺す親 殺させられる親――重い障害のある人の親の立場で考える尊厳死・意思決定・地域移行 2,530円 Amazon *1P.312第4章 親をケアラーとして支援するという視点より抜粋しました児玉真美さんの著書は「海のいる風景」もおすすめです 海のいる風景―重症心身障害のある子どもの親であるということ 1,760円 Amazon 児玉さんは一般社団法人日本ケアラー連盟の理事をされています。ケアラーとは、「家族や身近な人に介護やケアを無償で行う人」のことです。障害児を育てる保護者も含まれます。こんぺいとうKIDSでは保護者さん同士で情報交換や日常生活の心配ごとなども話し合っています。弱音や愚痴をお話しすることもできます。次回の活動は12/15(日)クリスマス会&リズムあそび2名の講師の方と手作りの楽器で歌やダンスを楽しみますサンタさんからのプレゼントもあります参加申し込みは、こちらのメールにご連絡下さいkonnpeitoukids@gmail.com