サッシ搬入 & 荒土壁のお化粧(中込塗り/大直し塗り) | 伝統構法の家づくり…大阪の街中で!石場建て/木組み/土壁のマイホーム新築

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五十代も後半、自宅を新築…新建材は怖い!
行き着いたのは地元の工務店。
で、棟梁がつぶやいた。
「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」
「石場建てってなんですのん?!」・・・

壁土の荒壁裏返し塗りが先週終わって、

一昨日5/25(月)には窓サッシが搬入されてきました。

 

裏返し塗りは1週間たち、ちょうど貫伏せのところ、壁土の薄い部分が乾いてきました。

外壁に陽射しの当たってる左側の方が、早く乾いてきているようです。

 

日伸建設​の棟梁がサッシを据え付ける窓枠の造作を始めています。

並行して建てている在来工法ボード壁の現場より、なんか心持ち涼しい気がするとのこと。

といってもこの日は薄曇りで最高気温約26.5℃。伝統構法の真価はまだ分かりません。


ご当地サイト「​枚方つーしん​」によると、

昨年の5/25は33℃で光化学スモッグ注意報も出ていたとのこと。

今年は新型コロナウィルス禍で経済活動が停滞していて、風は爽やかです。
 

真夏には最高気温が全国一と報道されることもある枚方ということもあり、

南側のウッドデッキに出る掃き出し窓だけでも本当は木製サッシにしたかったんですが、

石場建て伝統構法に変更して予算がかさんでしまい、

他のサッシも全て樹脂サッシさえ諦めて、アルミ樹脂複合サッシになったのでした。
 

夏場は軒が深いので、アルミがアッチッチ!になることはないと思いますが、

冬場は南側の隣家の影で直射日光は当たらないので、どうなんでしょう?
 

それでも、アルミサッシ単板ガラス窓にしか住んだことないので、

Low-E複層ガラスというだけでも未知の世界!

数値的にはアルミ樹脂複合サッシでは将来的に見て劣るのは分かっていますが、

正味の伝統工法(サッシ以外)がその数値を補って余りあると期待して・・・。

それにしても、この掃出し窓のサッシ、デカ過ぎ!!

1間幅全開放のサッシなんですが、こんなにゴツくなるとは・・・。

サッシ屋さんも受注したのは初めて、棟梁も「設計数値で想像してた以上や!」と、

この日はやっとのことで枠を付けたところで時間切れ。

 

さて一日あけて今日5/27(水)には、

6/3に搬入されるユニットバスを浴室に組込む前に、

先に浴室の内側だけ荒壁裏返しの上から左官屋さんがチュウゴメ塗りです。

 

荒壁は壁土の粒子も荒く藁スサも荒く乾くと収縮でヒビだらけで隙間も開くので、

細かい壁土でヒビや隙間を埋めて不陸(凸凹)を直しておきます。

すごくいい感じの塗壁になりました。

ヒビあかぎれのお肌(左半分)が、こんなにみずみずしく(右半分)!

 

ん? 伝統構法にユニットバス?

・・・それのいきさつについては、また据付の折りにでも。