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「分からなことは人に聞きなさい。」と
よく言います。
だから子供たちも
「分からないことは聞けばいい。」と
安直に考えてしまいます。
それで
少しでもわからないことがあれば、
すぐに「ここ分かりません。」や
「教えてください。」と
質問したりします。
質問すること自体は
決して悪くはないです。
分からないところを
うやむやにして、
放っておく方がよくないです。
そこに勉強になることは
一つもないですから。
でも、ちょっと問題かなと思うのは、
あまりにも簡単に
質問するということです。
あまり考えずに
「ここ分かりません。」や、
問題を見ただけで、難しそうと思って
１㎜も考えることなく
「分かりません。教えて下さい。」と。
これはちょっと違うかなと感じます。
質問するのも、その仕方があります。
まずはよく考えてみること。
分からなければ、調べてみること。
それでも分からなければ、解説を参照してみる。
そこまでやっても
理解できないところがあるなら、質問する。
ここまでやらないといけません。
時間はかかります。
言ってしまえば面倒臭いです。
だから、
面倒くさいから、質問するんですよね。
「ここ分かりません。」の一言で
すべて解決しますから、
質問する方がよほど楽です。
楽ですが、その分記憶に残りません。
また、考えることをしない人に
なってしまいます。
考える努力を諦めてしまう人に
なってしまいます。
すぐに人に頼って、
解決する力が乏しい人に
なってしまいます。
これでは社会で活躍するのは
難しいでしょうね。
やはり時間をかけて考える分には
それだけの利点があります。
質問の仕方一つでも、子供たちを
大きく成長させることができます。
簡単に質問の答えを教える前に、
しっかり考える時間を
与えることが大事ですね。
ただし、塾の授業では時間的制約が
ありますので、ある程度考えて
分からないところは
質問に応じています。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。