ジャズ・ハーモニカ奏者のトゥーツ・シールマンスは1922年生まれのベルギーはブリュッセル出身。

幼少の頃にアコーディオンを演奏し趣味でハーモニカの演奏を始めました。
後にジャズの虜となりギタリストとして活動を開始、そのステージングスタイルはリッケンバッカーのギターを弾きながら肩から掛けたハーモニカ・ホルダーのハーモニカを吹くというスタイルだったそうです。

この演奏はビートルズでデビューする以前のジョン・レノンに深く影響を与え、ジョンもデビュー当初はリッケンバッカーのギターにハーモニカがトレードマークになっていました。

シールマンスの演奏はジャズに止まらず様々なポップスのミュージシャンとの共演などがありますが、映画「真夜中のカウボーイ」のテーマ曲は大変印象に残るものでした。



また、ブラジル音楽にも傾倒し、とても明るい雰囲気のセッションで楽しませてくれます。



このスティーヴィー・ワンダーとの共演は本当にわくわくします。



シールマンスは30歳でジャズの本場アメリカに移住しますが、クインシー・ジョーンズやビル・エヴァンス等とのセッション、若きベーシスト、ジャコ・パストリアスとの共演、他にもビリー・ジョエルのステージやレコーディングなどポップスのアーティストからも引っ張りだこで、日本のアーティストではレベッカのレコーディングにも参加したそうです。
でも、彼の演奏を聴いていると、ほんとにどんな演奏でも楽しめる気がします。
心に響いた曲を紹介して行けたらいいなと思いつつ回を重ねて来てはいるものの、その心に響いた瞬間を再現するにはやはり限界があるものです。

でも、別の捉え方をすれば、あの時あのように感じた曲が、今別の感覚で新鮮に感じられることもあります。

今から9年前に初めて聴いたプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番、そのスリリングな演奏とそれを弾き切るバイタリティーに感動を覚えた名作です。
どんな困難にも立ち向かって行けそうな勇気を与えてもらった曲でもありました。

今、あらためてこの曲を聴くと大変なる自由を感じるのも面白いものです。

きっと聴き手のそれぞれの思いの中に染み込んでくるのが音楽なのだと思いますし、時にその思いをも突き抜けたところに感覚を持っていかれる快さがあったりします。

秋の気配を感じつつこのプロコを聴いていて、ふと「生きている」ということを感じ紹介したくなりました。

全曲聴きたいところですが、第一楽章のみにて。



音楽好きと言うのは欲張りなもんで、ビートルズにぞっこんであったその頃(十代前半だったなあ)、日本の歌謡曲やポップスには全然興味がなく、もう朝から晩まで(大袈裟な!^^)ビートルズ聴いてれば満足であったわけですが、今現在どれほどのミュージシャンとどれほどの曲を知っているかと言えば、もう数え切れません。

それくらい欲張って聴いて来ている筈なのに、いまだにCDショップへ行くと、このお店のCD全部聴いてみたいと思うんですから・・・(笑)

今も新しい曲、新しい演奏がどんどんCD化されているので、どんなに聴きたいと思っても時間の制限がありますから、きっと無理でしょうね^^

ビートルズが活躍していたその同時期に色んなバンドが活躍していたわけですが、その頃の私の時間はビートルズに捧げられてしまっていて(笑)、結果的に最近まで同時代の他のバンドの演奏を聴く機会がありませんでした。
一部のファンには熱狂的な支持を受けながらも、ビートルズの影に埋もれてしまったとても良いバンドが幾つもあったのだということを知って、ますます欲張り心に火が付いてしまう今日この頃です(笑)

今日、ご紹介する「スモール・フェイセズ」は一部のファンどころか「ザ・フー」と肩を並べるほど本国イギリスでは有名なバンドなんだそうですが、悲しいかな最近までちっとも知りませんでした^^;

それが、聴いてみると、勿論一般受けするキャッチーな曲もあるんですが、アルバム作りがとても上手く、中でもコンセプト・アルバム「Ogden's Nut Gone Flake」は秀作です。

また、リード・ボーカルのスティーヴ・マリオットの声は大変印象的、一部の話ではレッド・ツェッペリンのボーカル、ロバート・プラントがスモール・フェイセズの追っかけでスティーヴの歌声を一生懸命練習していたとか・・・

まずは初期のヒット曲 Sha La La La Lee



二曲目は先程紹介したアルバム「Ogden's Nut Gone Flake」に収録されている曲で
Afterglow Of Your Love 彼らの曲の中で一番のお気に入りです。



彼らの音楽はその時代の匂いを感じさせてくれる音楽です。