ネットでの辛辣なバッシングが目につく事が多い昨今。東京オリンピック開催の是非に絡め、選手に向けたものなど、例をあげればキリが無い。
その大半がSNSでの匿名での投稿。
匿名性の中に日本人らしい奥ゆかしさは感じ得ず、身を隠し口撃する卑怯な誹謗中傷に眉を顰めるばかり。
令和の新元号に沸いた二年前。元号の出典となり、人々の耳目も集まりちょっとしたブームになった万葉集には多くの“読み人知らず”、言わば匿名の歌がある。名もなき読み手であるが故、日本人の染み入る情感を感じとることができる。
コロナ禍で殺伐とした今の日本。匿名のSNSが人の心を掻きむしる。日本文化の荒廃と無関係でもあるまいに。
英語教育も大切だが、母国の文化の奥ゆかしさを知る国語教育があってこそ。
新しい生活などとの謳い文句に流されず、今一度日本人としての感性を取り戻したいもの。
まずは二年前のブログに学び直し。
こんだ直人教育研究所
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