☆画像はロイターより
[ロンドン 17日 ロイター] - 英国では17日、約4カ月間にわたり実施されていた新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するロックダウン(都市封鎖)措置が緩和される。友人とのハグが解禁されるほか、パブの屋内営業も認められるなど経済の大部分が再開される。
ハグ文化が染みついたイギリス人にはこんなに嬉しい事は無いだろう。
きっと、自分達の文化を取り戻すんだという崇高な目標が都市封鎖という厳しい抑制の中、市民を律して来たのだろう。
希望の光を取り戻す市民社会の空気感と行政の厳しい施策が噛み合った成果なのだろうと推察する。
日本の行政か打ち出した方向性は?
これまでの日常で培われてきた生活文化を顧みず、お先の見えない『新しい生活様式』の押し付けばかり。
誰が三密回避、ソーシャルディスタンス、マスクの日常化などを今後の新しい生活様式として定着させたいか?
できればそんな垣根を意識せず暮らしたいのが人情というもの。
コロナ禍の今、従来の生活文化を取り戻す為の一時的な辛抱だから、我慢できること。
一年前のブログに書いた事。
安易で無責任な行政の手柄を意識したキャッチフレーズはセンスの問題だけでは無く、根深い問題が潜んでいる。
それは、イメージの擦り込み教育。
または、その結末。
新しい=リベラル=良い
古い=保守的=悪い
さらには
新しい=グローバル=良い
古い=日本的=悪い
などと、知らず知らず、自虐的な思想を擦り込む教育界の歪みと無関係では無い。
自分達の文化を大切に思い、それを取り戻した英国が逞しく羨ましく見える。
日本人が培ってきた文化を大切に、明るい未来予想図を示せる教育を先ずは取り戻さねばとつくづく思う。
☆昨年の緊急事態宣言解除に向けたブログ。
こんだ直人教育研究所