カシトン海を渡る!日本の構造的社会問題に一石を投じる。 | 世に棲む日々。(教育講演、研修、相談)

世に棲む日々。(教育講演、研修、相談)

おもしろきこともなき世をおもしろく
すみなしものは心なりけり

柏原東高校(通称カシトン)同窓会総会と懇親会が行われました。
来年度の春に閉校とあって今年は参加者も増え懇親会会場の食堂も満席。

総会、懇親会にてベトナムの小学校建設支援プロジェクトの進捗状況を報告させていただきました。


オープニングタイトルは

柏原東高校が海を渡る〜日本・ベトナムの友好の証〜』


エンディングタイトルは

『カシトンは海を越え帰ってくる。〜 cảm ơn.ありがとう〜


柏原東高校同窓会が支援して建設される小学校、その名もキムソン・カシトン小学校が3月20日に開校式を迎えます。


校名・校歌・校章を継承


日本で初めての取り組み。

閉校廃校となる学校が資金援助し海外に学校を建設します。校名、校歌、校章が継承され何より心が繋がります!


社会的な意義

社会的意義も大きいこの取り組み。

少子化の流れで、これから日本のあちこちで起こる学校の統廃合。廃校となった学校の卒業生達のアイデンティティを受け継ぐ学校をベトナムの教育環境が恵まれない子ども達の為に建設します。


一方で少子化問題は労働力の不足問題でもあります。今や日本は海外からの労働力に頼るところも大きく、増え続ける外国人労働者が日本の社会文化に馴染めないなど問題も多く見られます。


雇用者側も「安い労働力」と言った感覚しか持たず、不当な労働環境、賃金などを外国人労働者に課すなどの残念な問題も多発しています。


少子化と言う日本の構造的問題に一石を投じる柏原東高校同窓会のこの取り組み。


世界の恵まれ無い子ども達の教育環境を整える一助となる事でカシトンの未来は引き継がれていくのだが、目指す処は更にその先。より日本理解と日本愛に満ちたベトナムの子ども達を後輩として支援し、日本のカシトンの先輩達はそんな海外の後輩たちを愛情を持って受け入れる。

心が繋がれば問題は解決できる。


この春の開校するキムソン・カシトン小学校。

海を渡った柏原東。

何年か後、必ず海を越え日本に帰ってくるカシトン生。


この友好のスパイラルこそが永遠のカシトンの真骨頂、柏原東高校同窓生の心意気。


大阪府では定員が割れた学校は魅力のない学校と認定され廃校となる。柏原東は魅力的な学校。卒業生達も魅力的。ただでは転けない柏原東高校。

真価が問われるのはこれからです。


久しぶりに会った卒業生達。

みんなの応援に背筋も伸びます。


卒業生一人一人がプロジェクトの推進者。

みんなそんなカシトンの卒業生である事に胸を張ってくれてます。


皆さんこの活動へのご支援を何とぞ宜しくお願いいたします!


この活動を知られない卒業生の方もおられるやも、まずはネット上の拡散にてご協力宜しくお願いいたします!




追伸


2020.3月20日の開校式、現地のTVベトナム放送でも取り上げていただけます。

日本のネットラジオRadiCroも同行取材していただきます。

昨年の毎日新聞でも大きく取り上げて頂いたこのプロジェクト。皆様の更なる拡散により日本の学校の統廃合問題、外国人労働者問題の一助となればと考えております。まずは拡散によりこのプロジェクトの認知が広がり支援の輪が広がる事を期しております。








こんだ直人教育研究所