教員評価制度のつまらなさ。人徳のピラミッドが評価の土台。 | 世に棲む日々。(教育講演、研修、相談)

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おもしろきこともなき世をおもしろく
すみなしものは心なりけり

昨日も若手教員からの相談。

評価制度についての不満。

この若手は管理職にどう評価されようが

生徒としっかり向き合う努力は惜しまない。

しかし、

評価制度そのものにはガッカリさせられる事ばかりらしい。

大阪公立高校の評価制度は簡単に言うと

生徒の授業アンケートと管理職の評価を加味し、

最終的には管理職が評価を下す。

生徒の授業アンケートが教師の評価、処遇の大きな物差しとなるのです。

もう一方で校長、教頭の判断が評価を左右するのも現実です。

生徒の授業のアンケートで教師が評価される事の是非もあるのですが

この若手は生徒からのアンケートの結果はすこぶる優秀。

校長による判断に不満を持つ若手。

結果では無くその理由がこの若手を落胆させる。

校長との評価面談で言われた事は

アンケートは良いが評価を下げた理由は

情熱的な言動にあるらしい。

ものは言いよう、

要は、

生徒の為、学校の為に忌憚の無い意見を言う若手がダメらしい。

忌憚の無い反対意見を言える若手。

イエスマンで無い事が評価を下げた理由。

今の大阪の教育界の空気を象徴している。

校長の評価の判断が

イエスマンかどうかなど言語道断。

知らず、知らず大阪を蝕む評価制度。

この人に評価されたのなら仕方ないと

思わせてくれるトップの存在が

この評価制度の絶対条件。

根本が欠落している大阪の評価制度。

この校長、

改革を!との声は大きいが、

日頃の言動を見るに

その先に生徒や学校の為にと言う誠実さが感じられないらしい。

逆に

己の栄達の為だけに躍起になっているとしか職員からは見えない悲しいトップ。

その上に今回のこの評価の理由。

トップとしての度量の無さを露呈した残念な校長。

こうなれば評価制度が、

職員の育成の大きな障壁となる。

根本的な制度の崩壊が見て取れる。

評価制度にかかわらず、

人徳のピラミッドを築けるリーダーの存在が学校を救う。

ガッカリする気持ちを必死で抑え

誠実に仕事に取り組むこの若手。

それで良い。

生徒の未来が君達の評価。

だから一生付き合うつもりで生徒に向き合う、

本当に一生の付き合いの中から

少しでも多くの評価のサンプルを拾い上げ

自分にベクトルを向ける。

その評価を自己研鑽につなげて行かねばならないのです。

若手、ベテランを問わず

こんな話を学校でしてあげねばならぬのです。

いずれ皆、評価者として校長になる可能性があるのですから、

負のスパイラルはもう始まっています。

ベテランに限らず

校長に擦り寄る要領の良い若手も多い。

イエスマンしか評価しない人徳の無い校長が

研修で私を学校に招いてくれる事もありませんね。

人徳のピラミッドを築ける
校長やリーダーからの

講演や研修依頼を待ってみたい。

少なくとも

私学さんからのオファーは多い。

この若手には

拗ねずに頑張る元気を与えてあげたことは言うまでも無い。

教師のなんたるかもしっかり話聞かせてあげました。

民間から来たらしいこの校長さん。

あんたの仕事、

代わりにしてあげたからね。

こんだ直人教育研究所
近田直人