例年5月20日ころ、2026年は5月21日に、二十四節気の
小満(しょうまん)を迎えます。


小満の頃には、陽の気が上昇し万物の生長が加速し、天地に満ち始めます。

雨が多くなり気温が上昇し炎暑に向かいます。
自然界の陽気も強くなリ、桑などの植物が茂リ、その葉を蚕が食べはじめ

夏の穀物も収穫に向かって熟しそら豆や枇杷が出回り始める時期。

これからの気温の上昇に備えて、身体を潤し、気力も養う
ことで、これから暑くなってゆく初夏の暑気から心(臓)に
余分な熱がこもらないように整えておきましょう。

 

【小満の薬膳】
昔は邪気を払い病気を予防するため、5月に菖蒲のお酒(しょうぶしゅ)
などを飲んで邪気悪霊を払うという風習があリました。
 

だんだん暑くなってくるため
苦菜(敗醤草)、蒲公英(たんぽぽ)、トマト、きゅうリなど
涼性の野菜、食材を食べるとよい時節です。

 

また、酸味は毛穴・汗腺をひきしめ、甘酸っぱい食材は身体を

潤してくれます。

600年伝わる明の時代の夏バテ防止の薬膳茶

酸梅湯(さんめいた)のご紹介します。

作り方は簡単なので参考下さい。

 

熱中症・汗におすすめレシピ・酸梅湯(さんめいたん)

酸梅湯(サンメイタン)

材料

山査子(さんざし) 50g

ラカンカ      20g

氷砂糖       30g

梅干し(あれば烏梅)  60g

水          1200cc

 

レシピ

1、山査子、ラカンカ、梅干し、を水に入れ沸騰させないように

中火で一時間程度煮ます。

 

2、1/3まで煮つめたら、冷まして出来上がりです。

 

レシピは簡単ですが

酸梅湯は、甘酸っぱく口当たりが良く、酸甘化陰
(さんかんかいん:甘酸っぱい)といって、甘酸っぱい
食材は身体を潤してくれます。

 

夏バテ、熱中症予防の煎じ薬のような役目をしてくれる飲み物で

600年前の明の時代の宮廷内のみで飲まれていた宮廷薬膳

 

一般の庶民が飲むことはかなわなかったようです。

豊かになった現代は、中国の殆んどの売店で購入

することができます。

 

山査子(さんざし)

日本ではあまり使われませんが、

・脂肪分解する酵素を多く含むので、夏バテしやすい時期の食欲を

 増進に

・明の時代は、魚類の解毒の為にも食していました。

 また、肉類と一緒に煮込むと脂肪分解酵素の働きで

 さっぱりとしていながら柔らかいお肉料理になります。

 

•生薬としての主な効能には、

•消化を促進・胃腸の機能を高める

 「消食化積(しょうしょくかせき)」作用

 

•停滞した血液の流れを促進する

「活血散オ(かっけつさんお)」作用

•などがあります。

 

•特に、肉類など動物性の脂質を分解して消化・吸収力を高める作用がある

•ので、

食べ過ぎや胃のもたれ、消化不良、慢性の下痢、胃拡張などの

胃腸の症状によく使•用されます。

 

羅漢果(ラカンカ)

・古来、「長寿の神果」といわれ

・炎症を抑え、咳止め、のどの痛みなどに

・白糖の300倍の甘さでほぼ0kcalに限りなく近い甘味。

・ビタミン、ミネラルが豊富

 

梅干し

酸味が強いため、

汗穴を引き締め、不要な発汗を予防してくれ

強い酸味のおかげで感染性胃腸炎の予防などに役立ち

ムメフラールによる血流改善、豊富なクエン酸による

疲労回復などの効果があり

夏には摂取しておきたい食材です。

 

 

 

山査子のお求めは

 

 

 

 

 

 

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こんな女性の大敵な症状 ・しつこいニキビを繰り返す ・体毛がこいくなってきた ・口の周りの髭が気になる ・声が低くなってきた ・生理が来たり来なかったり ・流産を繰り返す ・急に体重が増えた もしかするとPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)かもしれません 妊活の方に限らず、解消しておきたいですね 

 

 

PCOSの方は卵の質が良くないので 「加齢」 が原因と思われがちですが 不妊周期療法では、代謝の異常が原因と考えます。

なので、身体の代謝を向上させることが大切で 体質を改善しながら、妊活の治療を並行するのが おすすめ

 

全身の代謝の改善には 1、脾胃=消化器系を守り補う薬膳や漢方、ハーブ 2、蛋白質、ミネラル、食物繊維を意識した  薬膳的な代謝アップ・体温維持の食事 3、毎朝の快便 4、適切な運動 などが大切。 

 

詳しくは 読む妊活薬膳 PCOS

 

  ameblo.jp/konan… 

 

 

参考ください 

 

 

不妊の原因:高プロラクチン血症とは

 

最近、「高プロラクチン血症」のご相談を良くいただきます。が、

まずは、プロラクチンというホルモンについて

 

 

プロラクチンは別名を催乳(さいにゅう)ホルモンといわれ

母乳の分泌を促すホルモンです

 

基本的には出産後の授乳中に分泌されるホルモンなのですが、

母乳の分泌を促すだけなら、妊娠を希望される方にも問題はない

のですが、同時に

 

・排卵を抑制

・子宮内膜の増殖を抑制

 

してしまいます。ので

 

・排卵障害

・着床障害

 

の直接的な原因になってしまいます。

 

妊娠のためには、

スムーズな排卵と

柔らかくてフカフカな子宮内膜が必要

 

ですからプロラクチンが分泌されてしまうと妊娠しにくくなり

不妊の原因にます。

 

授乳中に妊娠すると、母体は自身と乳児と新しい命の三人分の栄養

を補給せねばならず負担が大きいので、母体を守るための神さまの

気づかいのホルモンの様に感じます。

 

 

最近は、出産の後はなるべく長く授乳されることが多いのですが

授乳中は当然プロラクチンが分泌されて排卵と内膜の肥厚を抑制

する可能性が高いので、お二人目を希望される場合には妊娠を

妨げる要因になってしまいます。

 

このことが、近年のいわゆる「二人目不妊」の原因と考えられます。

お二人目を希望される場合は、9~12カ月くらいを目安に計画的に

断乳しておくことをお勧めします。

 

特に、母乳は初乳はラクトフェリンなどの免疫成分が母乳中に分泌され

赤ちゃんの免疫を向上させます。が、9カ月も過ぎる頃には、これらの

成分の分泌は激減し炭水化物、糖質が多い母乳に変化して行きます。

 

ですから、9か月頃には脳や骨が形成される大切な時期の赤ちゃんの発育

にとっても

タンパク質やミネラル豊富で消化のよい豆類、卵類、野菜類、果物類などの

離乳食に向かう方が成長を促進すると言えます。

 

 

ところで、授乳中に高プロラクチンになるのは当然ですが、授乳中以外に

何故プロラクチンが分泌されてしまうのでしょう。

 

妊活の大敵:高プロラクチン血症の原因

 

プロラクチンは、本来授乳時に分泌されるホルモンですが

以下の場合にも分泌されてしまいます。

1、ストレスがかかると誤って分泌されてしまいます。

2、母性本能の刺激による分泌

3、脳に腫瘍などがあると分泌されてしまいます。

 

1、のストレスが原因による高プロラクチン血症は、よく店頭でも見受けられます。子育てのストレスも大きく「二人目不妊」の原因となっている場合も多く見受けられます。脳の中で物理的にストレス中枢とプロラクチンを分泌する中枢が近いために、ストレスを受けてイラついたりすると誤ってプロラクチンが分泌され高プロラクチンによる不妊症となってしまいます。

子育て中の方以外にも、ストレスの多い、看護師さん、教職員さんなどのご職業の方にも多いのが特徴です。いづれにしても、妊娠をご希望される場合は、日々こころおだやかに過ごしていただきたいものです。

 

2、の母性本脳が原因の高プロラクチン血症についても、店頭で良く見受けられます。また、古来から伝わる諺で

「結婚しても、妊娠するまでは犬を飼ってはいけません。」

などといわれていて、祖母の口癖でもありました。やはり、女性は「かわいい!」とおもった瞬間に本能的にプロラクチンが上昇してしまうの仕方がない反面、保母さんなどに高プロラクチン症が多いのも職業病と一口に片づけられない悩ましい問題と言えます。また、2才くらいのお子さんたちは本当にかわらしいので、親ばかも二人目不妊の原因になりやすいと言えます。

 

3、の脳に腫瘍が原因で高プロラクチンの方は本当にまれです。ただ、カバサールなどの高プロラクチン血症のお薬や漢方処方で、高プロラクチンに対しても全く効果が無かったり、頭痛、眩暈、吐き気などを伴う場合は是非一度受診ください。

 

4、お薬の副作用の場合、抗うつ剤、ピル、降圧剤などの長期服用による副作用としてプロラクチンが分泌されてしまうことがあります。

 

高プロラクチン血症の治療・西洋医学

高プロラクチン血症の治療について。

前述の3、の脳腫瘍による場合にはまず受診をおすすめします。

私の店頭でも、漢方のお薬やサプリメントで脳の腫瘍が縮小したこと

は有りますが、その場合でも医療機関で腫瘍の状態などを検査しながら

良い結果がでました。

 

1、2、の場合には、不妊治療の医療機関では前述のとおり

製品名パーロデル(成分名プリモクリプチン)

製品名カバサール(成分名カベルゴリン)

製品名テルロン(成分名テルグリド)

などのお薬がよく処方されます。

 

 

 

高プロラクチン血症の漢方中医学

 

また、中医学では

ストレス、イライラをやわらげる加味逍遥散(カミショウヨウサン)

芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)

などの漢方のお薬や

炒麦芽(イリバクガ)などのサプリメント

が良く使われています。

 

高プロラクチン血症まとめ

 

以上、高プロラクチン血症について長々と書きましたが、最初にお伝えしたとおりズ頭痛や眩暈などの症状や治療薬での改善が見られない場合は、脳腫瘍などの可能性もありますので、医療機関での検査をおすすめしています。

 

また、高プロラクチン血症について詳しくは拙著の電子書籍

あなたの卵巣年齢何歳ですか?

漢方で考えるプロラクチンと二人目不妊の改善: 

すみません!かわいいワンちゃんが原因かもしれません。 

漢方と薬膳で考える不妊症シリーズ

乾 康彦 著

参照下さい。