NHKで話題のドラマ
しあわせは食べて寝て待て第一話より

桜井ユキさん演じる主人公がスープを飲んでホット
癒される場面があります。


そのさとこさんが出会ったスープのレシピがNHKの
HPに掲載されていたので補足解説してみます。


4月29日の祭日はイヌイ薬局宮長店の
第四回健康マルシェ


そのマルシェのイブニングセミナーで
しあわせは食べて寝て待て第1話~3話
まで補足解説します。


さとさんが出会ったスープ
ご賞味いただきながらお楽しみください。


*さとこが出会ったスープレシピ
「肉団子と野菜のスープ」
◆材料
キャベツ 1/6個
しめじ   1/2パック
れんこん 150グラム
粗塩    小さじ1
【肉団子】
鶏ひき肉 200g
みそ    小さじ1
酒     大さじ1
水     大さじ1
薄力粉  大さじ2
しょうがみじん切り  小さじ1/2
玉ねぎみじん切り   大さじ2

◆つくり方
①キャベツは1口大に切り、しめじは食べやすくほぐし、れんこんは
すりおろしておく。
②ボールに鶏ひき肉、酒、しょうがのみじん切りを加えて混ぜる。
玉ねぎのみじん切りに薄力粉をまぶし、ひき肉に混ぜる。
③鍋に水600mlを入れて沸かし、鶏団子を一口大に丸めて加え、
しめじ、キャベツも加える。鶏団子に火が通ったら粗塩を加える。
④③の鍋にれんこんを加え、2 $301C3分加熱し味を見て薄ければ
粗塩(分量外)を加える。


ここから先は、
さとこさんがであったスープ
材料一つ一つの薬膳的な意味を
お伝えします。

A鶏肉の薬膳的効能

 

 

鶏肉は、気と血を補う作用があるので
疲労回復、スタミナ不足、めまい
などの症状の改善に。

脾と胃をあたため消化を助け腎を補う作用もあるので
産後の体力回復(麻油鶏)、育ち盛り、体力回復
などにお勧めできます。

オススメのレシピは
養生湯(ようじょうとう)

 


があります。

キャベツの薬膳的効能

 

 

 キャベツはキャベジンという胃腸薬になる程
胃腸を支える有名な食材。

また、五臓を調和、回復させると言われています。
育ち盛りのお子さんにも、アチエイジングにも
季節や体質を選ばず食べていただきたい食材です。


C、しめじの薬膳的効能



しめじは、薬膳的に
1. 気を補う(補気)
しめじは、身体のエネルギー源である「気」を補う作用
があるとされ、疲れやすい人、体力がない人におすすめ。

2. 脾を健やかにする(健脾)
脾(消化吸収を司る臓器)を助け、消化力を高めるとされ
胃腸が弱い人に

3. 湿を取り除く(利湿)
しめじは利尿作用があり、体内にたまった余分な水分の
「湿邪(しつじゃ)」を排出を促進して
むくみや重だるさを改善します。

4. 免疫力UP
薬膳的に免疫アップとされますが、現代栄養学的な視点
でも、βグルカンが豊富で
免疫力を高め風邪予防にもよいとされます。

また薬膳的な組み合わせとして
鶏肉+しめじ:補気効果倍増、疲労回復に良いとされ

そのほか、薬膳的な組み合わせで
生姜+しめじ:体を温め、湿を取り除き痛みにも
小豆+しめじ:湿の排泄促進で利尿&デトックス
にんじん+しめじ:脾を助けて、元気をチャージ
などおすすめ


D、れんこん

 


れんこんは、生は寒性、加熱は温性といって
 

生の蓮根は寒性の性質を持つので身体をとても冷まし
体液成分を補って、血流を促進します。

加熱すると、温性に変わり、身体を穏やかにに温めます
ので消化器系を調えてエネルギーを益して、血液を補って
肌を調えます。

蓮根ひとつで、調理方法を変えると、様々な体質体調に
対応できる便利な食材です。

味は甘味で、心・脾・胃経に働きかけます。
 

消化器系の脾を補って、胃を開活動させ、エネルギーを

益します。
下痢を止め、血液を養って肌を調えます。

生で多食するとお腹が脹ったり、泡状の唾液や痰が出て
しまいますが温かい酢を少量飲むと緩和できます。

れんこんには、ビタミンやミネラルなど豊富に含まれ
れんこんに含まれるビタミンCは、みかんの約1.5倍
疲労回復や免疫力向上の効果が期待できるのもポイントです。

また、ビタミンCは熱に弱い栄養成分ですが、れんこん
に含まれるでんぷん質がビタミンCを守るため、加熱調理
してもビタミンCの残存率が高いといわれています。

ただ、れんこんには不溶性食物繊維が豊富に含まれ食べ
すぎるとおなかが張って便秘がひどくなるので注意が必要

タンパク質、ビタミンB1、B2、C、ニコチン酸と少量の
カルシウム、リン酸、鉄などを含みます。

喉の痛みに れんこんすり下ろし汁
お味噌汁を作る感じで、鍋にお湯を入れて、すりおろして
流し入れるだけです。
火を入れ過ぎず1分ほどの加熱で大丈夫.なるべく生に
近い状態が効果的


今回は、すりおろしたれんこんを温めているので
とろみがついてスープは冷めにくく、胃の負担もやわら
ぎます。


蓮根は、泥の中から美しい花を咲かせ私たちを励まして
くれますが

蓮根は身体のなかから、私たちを支えてくれるといえる食材
といえます。

薬膳的にひとつ一つの食材をみておくと、
体質体調や気候季節の変化に合わせて、その他の場面
でも薬膳の知識が役に立ちそうですネ。


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4月の調理実習は13日の満月。身体の吸収力が最高になる

今日の、メインの料理は はと麦と南蛮毛の薬膳アクアパッツァ

 

*満月に最適な鱈(たら)の秘密

 

メインの鱈(たら)は

「タラふく」と言われるように、なんでも食べて消化して

しまう、生命力あふれる食材です。

 

特に、アミノ酸スコア100とアミノ酸バランスが良く

卵や蕎麦と並んで良質のタンパク・アミノ酸源なので

これからの夏バテ予防に最高です。

 

また、コレステロールが低いのもおすすめできます。

鍋物だけではなく、イタリアンでも食べていただきたい

優秀な食材です。

 

始めにレシピをご説明して、早速調理にとりかかります。

 

鱈(たら)薬膳アクアパッツァ

材料(二人分)  
鯛   1尾(200g/一人)  
塩   小さじ1/2
アサリ (計170g)10個
しめじ 1パック
ミニトマト 6個
水 400ml
EVオリーブオイル (焼く用) 大さじ1
仕上げ EVオリーブオイル 50ml
イタリアンパセリ (生) 適量

レシピ
準備
あさりは砂抜きし、貝同士を擦り合わせて洗って

イタリアンパセリはみじん切りに、ミニトマトは

ヘタを取っておきます。

1、ミニトマトは横半分に切ります。

2、鯛は両面に1本ずつ切りこみを入れ、塩を全体にふり

  まんべんなくまぶします。

今回は、鱈の切り身を用意しました。


3、フライパンを強火で熱しEVオリーブオイルをひいたら

  2を入れます。
 

4、弱火で焼き色がつくまで3分ほど焼きます。
 

 

5、焼き色がついたら裏返して反対面を弱火で2分ほど

 焼きます。
6、両面に焼き色が付いたら強火にして水を加え、鯛に煮汁を

 かけながら2分ほど加熱し、石鎚を取ったしめじ、陳皮

 南蛮毛、アサリを加えます。

 

 


 

7、煮汁を鯛にかけながら強火で3分ほど煮込み、鯛に火が通り

 アサリの殻が開いたら1を加えます。
8、全体がなじむまで1分ほど煮込んだら、EVオリーブオイルを

  加え、煮汁を全体にかけながら乳化するまで30秒ほど強火で

 煮込みます。
9、弱火にしてイタリアンパセリを加えたら火から下ろし、お皿に

  盛り付けてできあがり。

*塩加減は、お好みで調整してください。
*煮汁が少なくなった場合は、水を加えて調整ください。

 

何故か、カメラ目線で調理する生徒さん達

 

 

あまった鱈とシジミと茸のエッセンスがたっぷり含んだ

スープで最後はリゾットに

 

 

 

 

なにはともあれ、おいしくいただいて

しっかりレシピも学んでいただきました。

 

ご参加の皆様、ありがとうございました。

 

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薬膳をテーマに話題のNHKドラマ
しあわせは食べて寝て待て
について、薬膳的に補足しています。

放映済みのテーマは
しあわせは食べて寝て待て 薬膳解説ブログ
https://ameblo.jp/konankanpo/entry-12892372887.html
参考ください。

*カレーは薬膳?

第三話ではカレーについて、主人公がスパイスについて

いくつか話題になります。

カレーはそもそも薬膳といったほうが良いくらいカレーに使われる

スパイスは、漢方などでもよく使われる薬草からできています。

今日は、カレーでよく使われるスパイスとスパイス
カレーのレシピについてお伝えします。



*ターメリック(ウコン)
和名はウコンなので、日本でも二日酔い予防のドリンク
として有名かもしれません。

主用な成分のクルクミンは
強い抗酸化性・抗炎症・消化促進、肝機能促進
関節炎の痛みの軽減、解毒作用などが知られ

薬草としてのターメリック(ウコン)は
血行を良くして
生理痛や胸痛、黄疸(おうだん)などの

肝臓の諸症状などに処方されます。

効能は広いのですが、味はとても苦いのでスパイス
としては少量づつの使用をおすすめします。


*カイエン
赤唐辛子の粉末で
鉄分、カルシウム、リン、ビタミンB群、ビタミンCなど
豊富な栄養分を含有しているので

食欲増進(消化不良・食欲不振の改善)、新陳代謝促進
筋肉痛や神経痛などの疼痛の緩和。
などにオススメです。

唐辛子は、味はとても辛いので少量づつ加えて
ゆきましょう。



 

 

 

*クミンシード
シードという名前からして種のイメージがありますが
実際は果実でパウダーで使われることも多く

健胃薬として消化促進、 食欲増進、免疫アップ
貧血予防などが期待されています。


セリ科の植物ですが、中世ヨーロッパでは恋人の心変わり
を防ぐものと信じられ、結婚式の際にはポケットの中に
クミンを忍ばせて臨む風習があったといわれています。

とても、かぐわしい臭いなので心変わりが心配なときは
多量に仕込んでみましょう。




*コリアンダー
カレーのスパイスとしては種がつかわれますが
コリアンダーの葉はパクチー、香菜(シャンツアイ)
とも呼ばれカレー以外にもエスニック料理などに良く
使われ最近は日本でも親しまれているようです。

コリアンダー は、強い香で胃腸の機能を整えるので
芳香性健胃薬
といわれています。

薬草としては、「胡?(コスイ)」と呼ばれ
リラックス効果、消化促進、デットクス効果、鎮静
などがあるとされています。 

また、果実は肉や魚の臭い消しによく使われています





*カルダモン
カルダモンは「小豆蒄(ショウズク)」といわれ香の強い
胃腸薬とされ、 その爽やかな香は
「スパイスの女王」「香の王様」「高貴な香」
といわれています。

ニンニクや肉料理の臭い消しとして調理にも良く
使われます。 

また、コーヒーの害を防ぐので、カルダモンの精油を
加えたカルダモンコーヒーは、中近東で人気だそうです。 

薬草としては
香りの良い健胃作用
ストレス緩和作用。
があるとされています。



*クローブ
クローブは、蕾が釘に似ているので「丁字(ちょうじ)」
とも呼ばれます。

薬草としては、日本でも胃腸薬として使われます。
が、独特の香はゴキブリが嫌うと言われています
ので、キッチンの四隅においておくと、不要な殺生を行
わなくて済みます。

含有成分のオイゲノールは、抗菌防腐作用があるので
インドでは殺菌防腐剤としてつかわれていました。

温める作用が強いので
冷え症の方
生理痛をはじめ冷えによる様々な痛みに
おすすめ出来ます。


*ブラックペッパー
ブラックペッパーは日本では調味料の井めーりですが
薬草としても
食欲を増して消化不良の改善、栄養の吸収を促進
血行を促進して冷えや生理痛
に使われます。

スパイスの種類は、まだまだたくさんありますが
そのほとんどが、薬草としても処方されています。

 

 

それぞれの薬草の働きを理解しておくと、一人ひとりの
体質体調に合わせたカレーがを施膳出来ます。

薬膳は、難しい焼く臓を使った料理ではなく、一人一人
体質体調似合わせた料理を薬膳と言います。

簡単な説明ですが、
スパイスも、もっと身近になること願っています。



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