浮気、不倫問題専門カウンセラー河野です。
ひとつのネガティブな経験によって、
これまでのポジティブな経験が帳消しになる。
夫婦関係もこうなってしまうもので、
妻との楽しい時間はたくさんあったのに、
忘れたかのような夫たちもいます。
例えは悪いですが、
毒のあるきのこを間違って一度食べた経験が、
毒のないきのこより、
毒のあるきのこを覚えておかせるものです。
私たちの遺伝子は、良いことより、悪いことを強く意識し、
長く覚えておくようにプログラムされているようです。
夫は表面上、
妻とはやっていけない。
妻とは無理かもしれない。
と言うけれど、
妻とは終わりにしたい、
離婚を決断しているのではありません。
夫の記憶のなかに、
ネガテイブな経験だけが大きく占めている状態だからです。
それが不倫相手との新鮮で、ポジティブな経験により、
妻への思い(妻との記憶)はさらにネガテイブに。
不倫相手への思いはもっとポジティブに錯覚してくる。
だから妻が何を言っても、
夫が言い返すことは変わりませんよね。
もう無理だと夫の脳に刷り込まされたようになっている。
皆様の中にも認めている方が多い
<夫婦関係がよくなかった>こと。
夫のネガテイブな態度、言葉の数々は、
それに対しての副作用です。
夫の様々な欲求及び、承認欲求を刺激する妻になっても、
すぐに信じられるわけがないし、
とにかく女との今の関係がポジティブ過ぎて、
妻とよくなかった頃の関係と比べているから、
「妻とは無理!」
そんな意識になるに決まっています。
ここからはケースバイケースですが、
妻に対して悪態をとり続けている夫でしょうか?
いい感じのときも見受けられる夫もいます。
今まで自分(妻)のほうを向いてくれていた。
私(妻)を思ってくれている、愛していると感じていた。
私(妻)のやりたいように合わせてくれていた。
そんな不倫夫なら、副作用はより大きいはずですよ。
でも、あくまでも副作用です。
副作用を抑える努力はもちろん必要ですが、
副作用はきっとおさまります。
諦めないでください。