浮気、不倫問題専門カウンセラー河野です。
何も知らない妻を演じているなか、
浮気、不倫してとち狂ったかのように浮かれている夫たち。
もうやっていけない、もう無理、気持ちがない。
そんな酷い言葉を吐く夫もいるし、
離婚を迫ったり、家を出てしまった夫たちもいます。
でも、夫婦の絆を大切にしたい。
こんな不倫で離婚なんてしたくない。
それは自分(妻)の気持ちであります。
浮気夫であれば、今の夫は妻が知っている夫ではありません。
浮気妻であれば、今の妻は夫が知っている妻ではありません。
だからネガティブなことは考え過ぎないようにしてください。
不倫という行動は夫(妻)がやらかしたことです。
その結果、今の状態の夫が出来上がっているわけです。
しかし、こんな状態で夫婦、家族は元通りになるのだろうか。
たとえ離婚しなくても(阻止できても)、
いずれ離婚にならないか。
もう夫婦は破たんしており、夫が戻ってくることはないのでは。
それに自分の気持ちだって信じられない。
いずれ離婚でいい、もう離婚したいに傾くかもしれない。
ほんとどうしてこんなことになったのか。
こんな状況がこれから何か月、いや何年続くのか!?
さんざん言い合った、議論した。
調停を何回やったのか。
不倫相手にも話をしてくぎを刺した。
親や兄弟まで巻き込んだ。
出て行ったり、帰ってきたり、
勢いで動いているかのようだった。
修羅場も幾度となく味わった。
出てけだ、大っ嫌いだ、死ねとか、そんな暴言の数々もあった。
こんなにまで憎しみ合えるのか!って驚いた。
まさかこんなことになるとは夢にも思わなかったはずです。
でも、数々の事例に携わってきて言えることですが、
自分の問題はどう対処するべきかを理解したら、
信念をもって一貫として取り組んでいけば、
ずっとこんな状態が続くことはありません。
そうです、こんな不倫はいずれ結末がくる。
「いやいや、あの二人の絆は強いから無理でしょう。」
「絶対に別れないつもりです。
行動と態度はまったく変わりませんし、期待もできないって」
「この女と別れても、またやるって、きっと。」
などと、諦めも聞こえてきます。
でも離婚しなかった。
離婚の危機があったけど乗り越えた。
いっとき出て行ったけど、結局帰ってきた。
少しづつ夫婦関係がよくなっていった。
そんな方々はごまんと存在します。
どんな状況でも落ち着いて、感情的にならずに向き合った。
妻(夫)の強い覚悟で夫婦を家族を守るを貫き、
自分と夫(妻)の問題として意識し、取り組んでいった。
不倫相手への行動もタイミングとやり方を間違えず行った。
折れるところは折れて、引かないところは毅然とした。
結局、果ての姿は、不倫の崩壊。
神も不倫の二人をしゃあしゃあと延命させるわけがありません。
正しくない行いはいずれ終わりがくるものです。
そしてその先、月日の消化は必要ですが、
不倫者たちはきっと身に染みてこうわかるものです。
「なんであんなことに夢中になっていたのだろうか」と。
後になれば、「たいした女でもなかった」
「たいした男じゃなかった」と思ったりする。
あのとき、まったくわからなかったことが、今となってわかってくる。
これも”まさか”でしょうか。
まさか浮気して後々こんなふうに感じるなんて。
バカなことをやっていたとわかるときが来るものです。
結局、あのとき満たされていなかったものを
ただ満たしたかったからしていたわけで、
それがどう転んで、ぐっちゃぐちゃになったのか。
で、こんな有様、あんな始末となったわけです。
俺にもわからん、私にもわからんか。
終わって月日が経たねばわからないことは多々あります。
歳を重ねてわかることもあります。
妻や家族をあんなに追い込んで、
今思えばたいしたことがない女(男)を追っていたこと(受け入れていたこと)に、
「なんでだったんだろう」と人ごとみたいですが、
あれはもう一人のとち狂っていた自分でもあり、
今となっては理解できない出来事にまでなっている。
さて、やっと身に染みたとき、
夫の傍らには妻(夫)はいるのでしょうか。