月曜日に血液検査の結果とレントゲンの専門医による診断が出て、ガブの腎臓の機能低下が著しく進行していることと、左足の関節の腫れが関節炎だけではないかもしれない可能性が判明しました。
火曜日は今後について獣医さんとのお話しをし、現在のところガブが痛みや不快感を覚えているようには見えず、相変わらずのご機嫌な猫振りから、尿路ケアから腎臓ケアの療法食に切り替えて様子を見ることになりました。
食べたがるのに「これ、あまり好きじゃないもん。」の頻出で、尿路ケアの缶詰は複数のメーカーの様々なフレーバーもあまり食べず、尿路ケアのドライフードと併せても食事の量が目に見えて減っていたこともあり、腎臓病の療法食の缶詰を食べてくれるかどうかがとても不安でした。ガブはすっかり痩せてしまい、現在13パウンド。10年前は24パウンドもあり、頑張ってダイエットで減量させて18パウンドまで落としたことが嘘のような、特に腰のあたりと背中が骨ばった骨格丸わかりの身体になってしまっていますのでね。
こちらの療法食ですが、私の懸念をよそにここ数ヶ月で一番の食べっぷりを見せてくれています。このサイズの1/3以上を一度の食事でしっかり完食。食べて体力をつけることも大切なので、ひとまずはほっとしています。
1月にはそれほどではなかった腎機能の低下。腎不全が急激にかなり進んでいる上に、左足の関節の大きな腫れ。腎不全に関しては療法食への切り替えで様子見ですが、全身麻酔のリスクや予測のつかない術後経過とその後の "Quality of life" を考えると、左後ろ足の関節の手術がもしも必要になった場合についてはかなり微妙な気持ちです。獣医さんは「今はまだわからないことなので、もしもその時が来たなら、その時にガブにとってのベストを一緒に考えましょう。」と仰ってくださいました。
ガブにとってのベスト。
ただただ一緒にいて欲しいと願っている私には客観的に冷静に考えられる自信はなく、明るいものには感じられないこの先が悲しくて仕方がなく、ここ数日はほぼ機能不全を起こしておりました。
でも、ご機嫌で甘えん坊のガブを見ていると、今はまだ来ていない "その時" に怯えたりあらゆる懸念事項に心を乱したり沈ませたりせず、ガブとの時間を大切に過ごすことに心を向けようと思えるようにもなってきました。
ガブも小夏も16歳。
命の長さにお約束はなく、明日が当たり前にあると思っていてはいけませんが、心配と不安や悲しみに縛られたり囚われたりして今目の前にある共に過ごせる大切な時間を慈しめないのはもっと残念なことですものね。
父のことも然りですが、考えてもどうすることもできないことから上手に心を切り離す努力をしながら、今できることをして毎日を過ごしていこうと思います。
ガブが変わらずにご機嫌な甘えん坊でいてくれることが、今の私にはとても大きな救いです。