子どもの頃から好きな春のお花のひとつ。
ラナンキュラス、こんなにもたくさんの色があるのですね。薔薇やチューリップもそうですが、品種改良や工夫が重ねられ、お花の世界も面見張るほどにカラフルになりました。
ひゅるんと伸びた長い茎に薄い花びらが幾重にもあるラナンキュラス。自由でしなやかなその姿と繊細な中にも確固としてある自己主張のようなものを感じるところが好きかしら。優しいだけの春のお花ではないイメージなのですよね、私には。
心配事に心を縛られてしまわないように、大好きな春のお花を飾って目に映るものから明るくしてみました。嬉しい時にはお花を買う。悲しい時にもお花を買う。視覚から癒されたり慰められたりもしますものね。どれもが美しい色のラナンキュラス、それぞれのお花に目をやっても花瓶に生けた全てを眺めても、ふわりと目元がゆるみます。
こう見ると、小夏も歳をとりました。
あと2週間半で15歳。それぞれのシェルターを回って引き取って、我が家へとお迎えした日からそんなにも月日が経っているなんて…オトナふたりがシニアになるわけですよね。
猫たちとの時間も、家族との時間も、自分の時間も、もっともっと "意識して" 大切にしないといけないわぁ…と考えてほろり。蔑ろにしているつもりは毛頭ありませんが、あって当たり前の時間として大したこともせずに過ごしていることのほうが圧倒的に多いですもん。
フロリダ南端、朝から命や尊厳、人生というものを考えずにはいられない、心が不安と心配に覆い尽くされてしまいそうな月曜日でございます。