一時帰国でまたも救急搬送されるの巻 ⓸ 〜 衝撃のお支払い編 | フロリダ南端、ネイプルズな日々 〜 Days in Naples

フロリダ南端、ネイプルズな日々 〜 Days in Naples

アメリカ生活26年目。
18年以上のカリフォルニア暮らしから1年にも満たないポートランドを経てフロリダ南端へ。フロリダで始めたズンバと猫x2とアメリカ人の配偶者との、パラダイスリビング、ネイプルズでの日々の記録です。

前回の救急搬送、先程まで気が付かなかったのですがアメトピに掲載していただいてありました。実はその少し前に高コレステロールでうわぁっとなった時のこともアメトピに掲載されていたようで、短期間に続けての、しかもこのような話題でお目に止めていただいたことへの嬉し恥ずかし…もしも次回があるのなら、今度は明るく楽しい話題でありたいかしら。笑い泣き

さて、救急搬送。
今回が締めのお支払い記録です。

そうでなくても時間外診療の夜間搬送。診察が終わったのは日付けが変わる頃で、会計窓口は当然クローズ。医療費のお支払いは打ち金5000円をお支払いし、ケースナンバーとお支払いに関する事項を記した領収書を兼ねた書類をいただいての帰宅となりました。
短期の記憶と認知能力に問題のある父と3時間以上を自宅で心配しながら私たちを待っていてくれた配偶者には感謝しかなく、母とふたり安堵がゆえに一気に疲労困憊。手洗いうがい、お着替えも早々に済ませての倒れ込むような就寝。長い長い夜は漸く終わりとなりました。

不安だったのでしょうね。疲れてすぐに眠りに落ちはしたものの、何度か目を覚まし、そのたびに手足の感覚を確かめたり指を動かしたり頭痛はあるかしら…と闇の中でじっと意識を集中させて確かめてみたり。CTでは大事はなかったとわかってはいても、内出血部や頭部の腫れを目にしただけに「私の頭、本当に大丈夫なままかしら…。」と考えたり。10日以上経った今は、不安も消えて常に意識することもなくなりました。どんなことでもそうですが、自分の身に起きてみないと当事者の気持ちはわかりませんよね。何をどう感じるのかも十人十色、100人いれば100通り。近い経験をしても、思うことや感じることは違いますもん。"想像して思い遣る"、これが如何に大切なことなのかも、再認識した次第です。

翌朝は、母も私もぐったり。
朝からお支払いを気にする母に、母を心配した配偶者が「お支払いは僕が行きますから。」幸い、病院は歩いても20分は掛からない距離でしたが、「病院がどこかも知らないのに大丈夫なの?」「携帯のマップがあるから大丈夫。何かあれば連絡するから。」と朝食後に出掛けて行きました。

小一時間ほどして、「現金のみでのお支払いだったからATMを探さなければならなかったけれど、問題なく終わったよ。今から帰るね。」と連絡があり、彼が帰宅。
寒さに頬を真っ赤にしている彼に、恐る恐る「…で、医療費はお幾らだった?」と訊くと…

¥2,7700びっくりびっくりびっくり
「えっ、本当⁉️それだけ⁉️」

アメリカの医療費慣れしている私たちにとっては、何度経験しても信じられない額です。

健康保険なし
100%自己負担
救急搬送
夜間診療
CT検査

…の、合計額ですのよ。

ちなみにアメリカ、カリフォルニアでもフロリダでも、多少の違いはあっても救急車を呼ぶだけで$1500くらいだったりいたします。今の為替レートだと、それだけで22万弱。ここに様々な診療費にCT検査費用と加えられたなら…健康保険なしの全額自己負担、考えるのも怖い総額になることは間違いなし。

前回のMRIの時もそうでしたが、アメリカでの暮らしが四半世紀以上になった私には、日本の医療保険制度は "素晴らしい" のひと言に尽きるかしら。自己負担100%での医療費でさえアメリカのそれと比べたら嘘のような額なんですもの。
どのような制度にも一長一短があることは理解できているつもりですが、保険制度と医療費に関しては、アメリカという国で暮らしてみるまで知ることのなかった日本のそれらのありがたさがとても身に沁みます。"日本の当たり前"、かなり素晴らしかったりいたしますもん。



2023年、年の瀬での救急搬送。

しばらくは要経過観察なのですが、今のところは転倒の怪我に関しては大事なく暮らせております。帰米早々、新年早々、これまたまさかのインフルエンザで呆気なくダウンしましたが、こちらもゆるりと回復中。高コレステロール値に始まっての一連の怒涛の健康問題、身体を大切にしなさいねの間違いようのないサインだと思い、2024年に臨みます。