安城市のアマチュア交響楽団の演奏 | kon-collineのブログ

もう一週間前になるが7月23日に演奏会を聴きに行ってきました。
チケットを購入したわけではなく無償にてある筋からもらったので聴きにいったのであるが。
もっとも同行者用に一枚は購入したが。

いろいろ盛りだくさんの演奏会であったが目玉は弱冠17歳のヴァイオリニストによるシベリウスのヴァイオリン協奏曲であろう。オーケストラも弦楽器陣はなかなか良かった。

安城市民なので好意的な評を本来は書きたいのであるが・・

カルメンの組曲は本来のオペラではなく、主要歌手の部分をトランペットで演奏していたが、これは音楽的にトランペットが目立ちすぎで耳障り、私には受け入れ難いものであった。やはりカルメンはオペラ形式は無理にせよ、コンサート形式でせめてカルメン役のメゾソプラノとエスカミーリョ役のバリトンくらいはいたらと思った。

50年以上前に出来た音楽専用ではない響きの良くない安城市民会館ホールなのでオーケストラもピアニッシモの表現ができない感じ。金管群も音色が吹奏楽の延長のような演奏であった。

一階席の最後列に座っていたのだが、気になったのが、複数の大型ビデオカメラで演奏を記録していたのであるが、一人のビデオカメラマンのヘッドホンから指令の話し声がダダ洩れあったこと。いつまでたっても静かにならないので演奏曲の合間に注意した後は静かになったが。

しかし、複数台のショルダータイプの大型ビデオカメラで撮影する必要があったのかな。団員の記念ビデオで凝った編集でもするのであろうか。

集客は5割にも満たなかったか?客層はおそらくほとんどが楽団員の親族や関係者であろう。

これからどんどん成長をしていってほしい楽団ではあるが、演奏会のプログラムは今後一考を要する。

年末に第九をやるとのことだが、もうそろそろ日本のオーケストラは年末の第九から解放されてはどうだろうか。

そんなに第九って聴きたいものなのか?ヨーロッパでは巨匠と呼ばれる指揮者しか第九は振らせてもらえないなんてことを聞いたことがあるが、年末は日本全国津々浦々で第九の演奏会が催されるが。