ドライブベルトテンショナー交換
10万キロを超えて走っているのでそろそろエンジン回りの手入れが必要になってきました。今のところオルタネーターもウォーターポンプも能力の異常や異音はありません。しかしヘッドカバー周りのオイルにじみが気になります。詳しく見ていきましょう。エンジンのフロント側にオイルのようなものが付着しています。ヘッドカバー周囲にはオイルの漏れはありませんし、垂れた形跡もありません。何回か下にもぐってオイル交換もしていますが、オイルパンも漏れはありません。なぜかエンジンの中腹だけがオイルで汚れています。そう、ドライブベルトテンショナーからのオイル漏れでした。エンジンのオイル汚れは、垂れたオイルがクランクプーリーに付着し、ウォーターポンプベルトに運ばれて飛び散ったからでした。マツダ車は割と古くからこういったオートテンショナーが用いられ、CX-5のSHエンジンから写真のような油圧シリンダータイプが使われています。純正ベルトの製造元から、おそらくバンドー化学製だと思われます。オートテンショナーはおおよそ5万キロを寿命に製造されており、次第に張力が劣化してきます。うちのアクセラは、テンショナーに刻印されているインジケーターの交換目安目盛りは半分を超えています。購入時にベルトを交換しており、現在でおよそ3万キロですからベルトの劣化ではないわけです。一瞬ベルトの劣化があまりにも早いように見えますね。ベルト周りを触る際は、リフトアップして右前タイヤを外し、スプラッシュガードをめくって作業しますが、慣れればオートテンショナーはリフトアップせずとも交換できます。ただしコツとすてきな工具が必要です。17mmのフレックスロングギアレンチがあると、オートテンショナーを緩めるときエンジン上部からアクセスできるので作業性が格段に上がります。下はこのようになっています。オートテンショナーには固定するボルトのほかに、縮めるためにレンチをかける六角が用意されています。PE・P5・P3エンジンだとインジケーターの指針も兼ねています。フレックス形状だと周囲の突起やボディとの隙間で干渉せず、長いので力もかけやすくベルトをかけている間の保持も容易になします。持つべきものは工具だ!!次に上下のボルトナットを外します。上のナットが12角、下のボルトが14角で外れます。落とすとめんどくさいので慎重に、ボルトはボディに干渉して抜けないので、テンショナーごと外します。ここの締付トルクは上下とも30N・mですが、ボルト側にトルクレンチは入りません。オフセットアダプターがあれば正確に締め付けられますが、最初にマーカーで印をつけておいて同じように締め付ければトルクレンチがなくても大丈夫です。マーキングのコツは、交換する対象物をまたいで一直線にマーキングしておくと、交換してもマーキングがエンジン側に残るのでどこまで締め付ければいいか分からなくなることを防げます。テンショナーが外れました、裏側は盛大にオイル漏れしています。時期に聴力が不足し、高負荷時にベルトが滑りベルトとプーリをさらに消耗させる危険がありました。さて交換するテンショナーですが、純正だと16000円ほどします。安くはないですね。なので適当な社外品を探して見つけたのがアリエクのテンショナーです。PEとPYに対応しており、たったの4000円で送料無料です。大丈夫かどうかはもはや論外として、これが使い物になればかなりの節約になります。同時にマツダとバンドー化学の危機でもあります。こんなコピー品が出回ったらたまったものではありません。ご丁寧にメーカー名は潰してあります。ただしキャスティングした後から削っているようで、金型をコピーしたわけではなさそうです。おそらく本来はちゃんとメーカーに納入する品で、表面のキズなど品質面で検品で落とされた規格外品をどうにかして売ろうと頑張った形跡だと思います。ほな能力には価格ほどの違いはないかもしれません。製造番号が全然違うところが気になります。果たしてアクセラにつくでしょうか・・・?先ほどと逆の手順で組み立てていくと問題なく取り付けできましたが、やはり規格外なりの注意点がありました。純正品と微妙に形状が異なるからか、テンショナーを緩めるときの幅が少し狭いような気がします。純正であればベルトはかなりダルダルに緩みますが、アリエクテンショナーだとベルトがそこまで緩まず、プーリーにかけるのがきつかったです。本来であれな、先に溝のあるプーリーにベルトをひっかけて、滑りやすいベルトの背中側をテンショナープーリにかけるのですが、アリエクテンショナーでそれをすると引っ張られてクランクプーリーから外れてしまいます。なので、一番手前で手が入りやすいオルタネーターを最後にし、ミチミチミチと入れて何とか手術は成功しました。もちろんすべてのプーリーにベルトの山がちゃんとかかってないとそもそもオルタのプーリーに乗り上げることすらできませんので。比較として交換前と交換後の動画をアップしておきます。この記事を保存してから後でアプリで追加するので、不備があったらすみません。自分の車で試してください。交換後は結構走って暖気が終わっているので、回転数が落ちて比較しにくいですが、プーリーの細かな振れや、プーリーの押し付け度合いに違いが見て取れると思います。200kmも走ったので、この後すぐに壊れることもないでしょう。同じようにゆっくり劣化していくことを期待します。そうそう、油圧タイプのオートテンショナーは、ベルトをかける前に3回ほど緩める・戻すを繰り返してダンパーのエア抜きをしないとだめですよ。テンショナーを交換してから時間があり、久しぶりの土曜休みということで高速割引で福井まで走ってきました。300km走ってもテンショナーに異常はなかったので当たりでしょう。アリエクテンショナー、恐るべし!恐るべしーーーーーーッ!!!