1月30日に、
学芸員と歴史研究家が来られ、
我が集落の、
伝統行事や伝承料理などに付いて、
聴き取りを行なう会を、
開催した。
すると、
男性が8名、女性が4名、計12名が、
集まってくれて、
賑やかに、情報交換を行なうことが、
出来た。
最初は、
担当の学芸員から、私、個人に、
色々と聴きたいとの
依頼が有った。
だが、
区長さんに頼んで、
区の行事にしてもらい、
結果、みんなの協力が得られて、
本当に良かった、
と思っているところだ。
で、
聞き流しで終わるのは、勿体無いので、
私が、まとめをして、紙に印刷し、
区内に、配布することにした。
こんな形で、
今までも、
集落の歴史などをまとめて、
区内に、配っている。
中には、
ろくろく読みもせず、
捨てる者も居るかも知れない。
だが、
”いつも、交々さんが、
分かり易く、区のことを教えてくれ、
有り難いと、思っている。”
などと、
わざわざ、声掛けてくださる方が、おられ、
それだけでも、頑張る甲斐が有る、
と言うものだ。
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で、
面白い話を、幾つか書いておくと。
1)我が集落には、古墳が5基有るが、
と言うことは、
・我が集落に、古墳を造らせる実力者、
・古墳を造るだけの労働力となる人数、
が居た、ことになる。
因みに、古墳時代は、
西暦540年頃まで、と言われてる。
2)我が集落は、
鎌倉時代に作られた歴史書「吾妻鏡」に、
或る権力者の「荘園」の一部であったと、
書かれているそうな。
3)我が集落から、隣町に通じる、峠道が有るが、
・昔は、牛を連れて、その峠を越えて、
隣町の田んぼの農作業を請け負ってた。
・昔は、学校にプールが無かったので、
中学生は、この峠道を超えて、
隣町の海水浴場で、水泳訓練をした。
・平成20年に、私が区長の時、
この峠道に、
スーツ姿で、スーツケースを持った
身元不明の男性が入り、
自殺した、と言うことが有った。
事件性が無い、と言うことで、
集落内の身墓(埋葬地)に、埋められた。
4)我が集落では、1月30日に、
「御祈祷」と言う行事を行なっている。
・が、「御祈祷」とは、
神官に祝詞を貰うものなのに、
神官も呼ばず、区民だけで、
般若心経を唱える、
だけの「御祈祷」である。
・で、何でそうなったかだが、
神官の都合で、日があちこちし、
調整が大変だったので、
区民だけで行なうことに。
・また、日も、1月28日に固定した。
そうな。
5)集落の、中心となる町道横に、
お地蔵様が安置されている。
・その謂れなどは不明だが、
語る会の中で、
”あのお地蔵様は、安産の神様。”
との情報提供が有った。
その割には、区内での信仰が無いのは、
ちょっと気になるが。
以下、省略。
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取り敢えず、
A4サイズの紙面の、
裏表に、ぎっちりと書いて、印刷し、
区内の26軒に、配って歩いた。
まだ、
続きを書かなきゃならないので、
頑張らねば。
ただ、
プリンターのインクが、
どんどん減って行くのは、
ちょっと辛いかも?
まあ、
自分が好きでやっているので、
仕方が無いんだけどね。
やれやれ。