吉祥寺で映画のはしご。「プラン75」と「ベイビー・ブローカー」ゆりかごから墓場まで | 鉄子さんぽ♫〜人生は旅こころ〜

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先日観てきた映画の余韻がまだ冷めやらず、なので、久しぶりにブログ更新❣️

この日に観たい二本の映画を、ゆっくりしたお昼を挟んで梯子できる時間帯の上映館を探した結果、アップリンク吉祥寺と吉祥寺オデオンが浮上。

最初に観たのは、少し重め内容と予想される「プラン75」。


こういう映画を観た後は、ゆっくり目のランチを挟んで、感想を言い合ったり余韻を味わう余裕が欲しいですよね。

その辺の感覚が合う、元職場の美人後輩ちゃんのSさんが、時間と場所を色々考えてくれて、ありがたやありがたや❤️でしたー。


と、いうことで、、、




こちらの、、、







「まめ蔵」のスペシャルカレーをいただきました!ルーも具も野菜たっぷり、食物繊維とタンパク質しっかり取れた感じで、もちろんお味も美味しかったです〜。






次の映画は2時間後くらいなので、ゆっくりご飯できました照れ🍛❤️


次の映画は、是枝監督の韓国映画

「ベイビー・ブローカー」




「プラン75」は高齢化社会の中での命の問題をテーマに取り上げた作品なのに対して、こちらの「ベイビー・ブローカー」は、親に望まれなかったり、親の事情により育てられない赤ちゃんを預ける「赤ちゃんポスト」の存在から端を発した物語です。

まさにゆりかごから墓場までDAY。

どちらも、命の価値に関わる話題作なので、ちょっと気合を入れて観ました。

ちなみに私は閉所暗所恐怖症なので、本来映画館は苦手なので、「怖くても頑張って映画館で観たい!」と思える映画しか観ません。

気合の程が、伝わりましたでしょうか笑

結論から言うと、どちらの映画も映画館で観て良かったですびっくりマーク

やはり映画って、スクリーンで観る事を前提に、最高に美しく撮っている芸術作品だと思うので、本気でメッセージを受け取りたい時は、映画館で観るのが良いですね。

まだ上映中なので、ネタバレ無しで感想だけですが、、、

🎬感想🎬

「プラン75」

75歳以上の国民は、自分の生死を選ぶことができるという、安楽死をポジティブに位置する制度が国会で可決された、という仮の設定から始まる話です。
このプランに対する行政側及び施行業者側と、選択の権利を与えられて、プランを受ける事を検討する利用者側の、温度差の違いに注目。
その温度差が、演技からでも映像からでも、自然に伝わってくるような演出でした。

あと、
とにかく余韻がすごい。

観た人それぞれが感じること違うだろうな、とか、他の人の感想も聞いてみたいけど、聞くのも少し怖いな、とか考えてしまうような、そんな作品でしたよ。


でも、恐れていたような、そんなに直接的にショッキングなシーンとかは少な目でした。なので、ホラー映画やきつめの暴力シーンが苦手な私でも、最後まで落ち着いて観ることができました。
(あ、でも最初に一瞬だけ目を伏せたシーンはありました。私は超ビビリなので、実際見たら大丈夫だったかもですが、結局どんなシーンだったのか観てないからわかりません😅)

主演の倍賞千恵子さんが、流石の演技力で、観ているうちに倍賞さんだと忘れてしまう、真の俳優さんだなーって、観終わってから感じています。(観てる時は忘れてるから笑)

寅さんのさくらの頃から好きな俳優さんですが、この役もすごく好き!
倍賞さんだから観たっていうのもありますね。ポスターひとつとっても、存在の仕方と表情がすごい。主人公の一生分の人生を感じさせてしまうんですよね〜。

これからもファンでいたいと思いました。

磯村くんも良かったです!あの爽やかなイケメンくんが、繰り出す市役所の職員トークが、もう、、、。
内容と話し方のギャップに頭がついていかなくなりました。そこがよりリアルでしたねー。


少しでも気になっている方は、映画館へGO🏃‍♂️💨 お勧めだと思います。


「ベイビー・ブローカー」

こちらも重いテーマではありましたが、テイストは少し軽めで(なのでこちらを後に観ることにした)、コメディ要素も多々あり、安心して観ることができました(コノハナ的に、ここ重要笑)。

命の選択というよりも、生まれてきた子どもの幸せとは?という方に思考や気持ちが行きましたので、テーマはそこかなと。


韓国の映画ですが、繊細な映像表現で全体的にとても美しく、随所に日本的な感覚があるなあ、と感じました。あとから是枝監督が日本人だから当然だわ、と気付きました笑。


印象的だったのは、韓国の街中や商店街、道路、鉄道や駅風景などの日常の風景が、日本とそんなに変わらないんだなーということでした!

初めて観た韓国映画だったので、鉄さんぽラーとしては、韓国のそれらに興味津々でした。隣の国の同じアジアの民として、この映画を通じて、韓国と韓国の方達に対して、身近さと親しみを感じましたよ。


もしかしたら、これも是枝監督の狙いだったのかな?思いかえせば、チマチョゴリや韓国の観光名称などは全く出てこなくて、日本と同じような風景が多く使われていた気がします。

日韓のメンタル的なイメージの壁の橋渡しにもなる作品かもしれません。

俳優陣はみなさん個性的で、主人公のソンさんは味がある中年男性、カンさんはイケメンだし、ぺさんは刑事役で味がある女性、イさんは絶対的に可愛い、子役の子も好きでした。刑事側の脇役もいい感じ。

少し関係図がわかりにくいところがあり、観終わってからSちゃんと答え合わせをして、やっと納得という場面もありました。

コノハナ的に、初めて観る韓国映画としては、正解だったと思います!

そして、日韓問わず、子どもたちがせっかく生まれてきてくれたのに、幸せを感じにくい環境しか与えられないとしたら、これは大人や社会の仕組みの問題だな、と感じましたよ。

ここでも命の選択がテーマの一つにもなっていましたね。

個人的には、どんなに不利な状況に生まれてこなければいけなかった子どもだとしても、成人するまでの保護や生活の保証や応援のしくみなど、社会の受け皿がしっかりしていれば、とにかく生まれてきて生きてほしい!いつか幸せを自分の手で掴む事を選べる日がくるから、それまでは、大人が少しずつ知恵と想いを寄せ合ってみんなで育てようよ!っていう社会でありたい、そんな社会の一員として生きたい、って思いましたよ。

というのも、私自身も、父母の離婚騒動の渦中で生まれた子どもなので、実父には望まれなかったと聞いています。

色々あっただろうけど、それでも、なんとか産んでくれてありがとう!と母親にはホントに思っています。命あっての物種です。本当のところ。

子どもだって強いんですよ。成人してしまえば、自分の力でなんとかやっていきます。だからこそ、それまでの間、曲がらないで生きていけるよう、保護や社会や仕組みのサポートがもっともっと手厚く必要だとも思います。

ちょっと熱く語ってしまいましたが、命の重さは、老若男女問わず、地球より重いもの。

高齢化社会って言うけど、たまたま生まれてくる子どもが今の時代は少ないだけで、たまたま多数になった方を悪く言うな。
って言葉が聞こえてきそうです。

子どもも大人も、健全に元気に暮らせるように、私個人としては、元気と健康の秘訣に、超開運✴️鉄さんぽを推奨して終わりたいと思いますウインクびっくりマーク

政策としての少子化対策についての考察は、また別の機会に。



ベイビーブローカーを観た後の、ティータイムにいただいた、オリーブハウスのアップルパイのセットをどうぞピンクハート








地下の端っこにあるお店で、空いているので穴場と思われますウインク音符

中村屋のお店なので、中村屋のカレーも食べられるからランチにも良いですよピンクハート


この日は雨が降り出しそうだったので、お茶は駅ビル内を選びましたびっくりマークウインク中村屋好きだしピンクハート良いお店発見できてよかったでーすラブラブラブラブ




あー書いた書いた。やっと書けてスッキリしましたよ笑。




デハデハ、またねん。

気温差に体調など気をつけながら、
イイチョウシデお過ごしくださいね。