日本の家の話題 | 現在中国雑貨店長の運営ブログ

現在中国雑貨店長の運営ブログ

コロナ禍も終わり、最近は余暇として月最大4着ぐらい限定で、オーダーメイドを受け付けております。

日本の家の話題

外壁が壊された話はどうなったのか?

 2軒隣の空き家の屋根が飛んできて、両親が住んでいる家の小屋(母屋ではない)の外壁に穴が開いた話を書きましたが、これは兄が対応しております。
 
 空き家は、1年前はお爺さんが住んでいて今はボケてしまい老人ホームに住んでいて、息子が松戸にいるらしいのですが(たぶん都会っ子で一度もこちらには住んだことがない)、支払いは拒否しているみたいです。
 
 屋根が飛んでいて、いろんなものが散乱はしていたのですが、基本的にうちが全部始末をしたみたいです。持ち主は一度も地元に帰ってきたことはありません。
 
 現在自費で直しております。当初70万円ぐらいかかるという話だったのですが、直す場所とか、減らせば安くなると思うので、実際いくら払ったのかは知りません。母は50万円用意しておりました。壊されたのは今月の話です。
 
 これは火災保険の補償範囲内のようなのですが、母屋ではなく、しかも車庫でもなく、ただの古い小屋だったので入っていなかったのです。もし家具とか家電や機械等なら出たのかもしれません。外壁は保険がでないのです。
 
 あと隣の自動車修理工場の車も3、4台凹んだそうです。全部顧客の車なのだそうです。
 
 飛ばされた屋根はトタンでした。
 トタンはた昭和時代に流行したもので、多くの家でとっくに耐久年数を超えてしまっております。
 
 私は専門家ではないので分かりませんが、トタンの下は木材です。その木材は、日本の気候だと耐久年数は40年とか50年ぐらいなので、それ以上だと釘の部分が緩くなるのです。釘がちゃんとはまっていないので、風で飛ばされてしまうのです。そう考えると、空き家の近所はもう家を建てられないと思います。
 
 WINWINの反対語は何か分かりませんが、逆のみんなが不幸せになるパターンです。
 

日本の空き家問題

 現状で4軒に1軒が空き家だと言われておりますが、状態が悪い半分ぐらいの空き家は5年以内に撤去する政策をとることを勧めたいです。
 
 理由はいろいろあります。
  • 今は普通の強風でも瓦礫が吹っ飛んでくる。人や運転中のドライバーに当たったら大事故になる。
  • 日本中が鬼怒川温泉の廃墟街みたいな風景になってしまう。
  • 解体する人が高齢化しており、10年後解体する人材がいなくなる。
  • 一部の空き家では、勝手に人が住み始め治安が悪くなっていきます。ひとけのない空き家で犯罪をする人がいます。外国では空き家に知らない人が住んでいるというのは日常茶飯事なのだそうです。
 
 それではどうやって撤去させるか?例えば2026年の1年間に限り、更地にする費用を7割負担するみたいな政策をするとよいです。実際2026年に仕事をせず予約待ちでもいいのです。人材育成の準備をして27年でもよいです。
 
 そうでもしない限り、ほったらかしになることは目に見えています。屋根や壁のトタンみたいなものが飛んできて、意識不明の人が続出するのは、別の意味で治安が相当悪いと思うのです。
 
 ちなみに中国では15年経つと、新しい建物に造り変えられるという話があります。それぐらい頻繁に建物を造り壊しているのです。
 
 政府が支出するのは違うのではという意見もあると思いますが、中国でも不動産立ち退きで毎年巨額のお金を使っています。知人で4千万円ぐらいもらった人がたくさんいます。たぶん空き家の解体が、数年後の日本の道路工事みたいになると思います。

日本の家はまだ安い

 3週間ぐらい前のニュースで東京のマンションの平均価格が8-9千万円ぐらいだと聞いた気がします。
最近田舎の新築住宅で4千万円ぐらいになっているそうです。
 
 これは円の価値が暴落しており、紙幣の額面では4千万円でも、買えるものはコロナ前の2700万円分ぐらいになっているからです。
 
 日銀が利子をあげると、ローンの金額が跳ね上がり大変だと言われているのですが、事実を言えば、少し高くなった現在の価格でも日本の家は、他のアジア諸国と比べても半額ぐらいです。
 
 ソウルは2億円ぐらい、上海も2億円ぐらい、香港はさらに高いです。
 
 仮に上海から車で1時間のところに、日本みたいな1軒屋を買っても1億円ぐらいします。それと比べ日本の物件は格安なため、仮にローンが3%ぐらいになっても、理論上はまだ安いです。
 
 たまに上海のマンションが暴落しているというニュースを聞くのですが、よりハイスピードで円の価値が暴落しているため、結局のところ、円で見れば上がっているのです。
 
 それと恐らく人口の第二位のボリューム層(46-53歳。一位は78歳前後)が60歳になれば、家を作る人材が全くいなくなり、15年後新築の家の価格は、平均7千万円ぐらいになることが予想されます。
 
 日本の人口は減りますが、世界中では100億人に向かっているらしく、資源が足りなく、安くなる要素がないのです。魚や肉とか世界中で奪い合いがおきます。
 
 それを避けるためには、インド人かベトナム人に建ててもらうしかありません。見た所、日本の5分の1はすでに外国人なので、理論的には可能だと思います。ちなみに、アメリカの建設現場はメキシコ人が非常に多いそうです。
 
 空き家の問題も新築の家の問題も10年以内に解決しないと大変なことになります。
 

日本の家はなぜ安い?

 もう1つ、多くの日本人が知らないことがあります。
 
 海外では家を買わないと住所がもらえないのです。住所がなければ、無保険状態になり、子供が学校に行けないのです。例えば上海籍なら、上海市内の大学に低点数でも行けるのです。
 
 逆に言えば、日本のように賃貸アパートでも問題ないのは、非常に親切な制度なのです。
 
 海外では都市によって家の値段が全く違います。
 
 また都市の中でも、この地区は素行のよい子が多い。この地区は不良が多いとかあります。
 東京は足立区が治安が悪いと、ひろゆき氏が言っていましたが、例えば世田谷区だと2億円、足立区だと4千万円とか、そういう部分でも決まってきます。